2018年野手WAR(守備、走塁含む総合指標)
1位 広島 +26.4
2位 中日 +19.8
3位 巨人 +17.1
4位 ヤクルト +11.2
5位 阪神 +9.6
6位 横浜 +6.1
2018年攻撃能力
1位 広島 +109.7
2位 中日 +14.9
3位 阪神 -0.3
4位 巨人 -9.9←坂本の守備力の影響もあって守備力でWARをプラスしています。
5位 ヤクルト -32.2
6位 横浜 -60.8
ヤクルトと横浜が低調な理由。
参考記事
両チームの課題が凝縮したような貧打合戦、そして負けたのは勝たなくてはいけない立場の横浜でした - 所持雑感
コーチが代わっても即効果出ません。
引き出しが多く技術の確かな打者には石井コーチの指示にも対応ができ効果があったと思います。
実際、ヤクルトの作戦にやられたと感じた試合もありましたが技術がないと笛吹けど踊らずです。
シーズン終盤、青木一人抜けただけで別物のチームになりましたがコーチの限界を覚えたろうシーズンでした。
ヤクルト打線にも課題がありました。
横浜より数字が良いのは参考記事より引用しますと、
ソト、宮崎、筒香、ロペスの4人と坂口、青木、山田、バレンティン、雄平の差とも言え、一人ヤクルトのさんの方が多く横浜との比較で打線になっているのが大きいです。
そんな差です。
コーチに対する過剰信仰の源泉を知りたいのですが時間かかります。
石井コーチ効果が出るにしても来季以降でしょうか?今年、運が良ければ2020年につながる何かが見えるかもです。
横浜とヤクルトの数字が悪いのは主軸以外の数字の低調さが原因です。
打線でなく各打者が孤立し易く貧打になり易い特性あります。
まぁ、ヤクルトと横浜の差は青木がいるか、いないかだったわけです。
その差は末尾にある通り見込みでは埋まるとみています。
余談終わり。
横浜の経年変化
攻撃能力推移
2014年-77.2 2015年-46.2 2016年-64.1 2017年-30.4 2018年-60.8
守備力推移
2014年+8.9 2015年-28.4 2016年+32.4 2017年+47.1 2018年-14.9
総合力(WAR)
2014年+7.6勝 2015年+4.4勝 2016年+9.3勝 2017年+14.7勝 2018年+6.1勝
中軸にタイトルホルダーがいることもあり野手のチームと言うイメージがありますが層が薄いため基本的に中畑さん時代からリーグ最低水準の数字を記録し続けています。
優勝するチームの場合、野手WARで+20勝以上が通例です。
前監督の中畑さんは今ある力というより、その先を意識する采配が多かったです。
ワクワク感重視の期待値で選手起用する監督さんでした。
代わりに毎年、0スタートでしたが。。。
参考記事
中畑ベイスターズ通信簿 負の連鎖からの脱却 課題編 - 所持雑感
そんな中畑さん故に集大成と位置付けられた2015年もフレッシュな顔ぶれが並ぶ野手陣でした。
個の弱さを覚えていたんでしょうね。
0スタートになっています。
あの年は守備に大穴が空きましてゴロを打たせてもダメでした。
2014年は通じていたんですがメンバーが刷新された事でチーム成熟度に劣ってしまっています。
2015年以降、ゴロPが横浜から淘汰されることになりました。
そんな監督さんでしたがワクワク感一杯の野球でDeNAを導いています。
ファンに愛された理由と推察しています。
分かり易い野球でもありました。
そんな中畑さん体制最終年の2015年をボトムとし以降、順調に数字を上げてきた横浜ですが2018年に強い失望を味わうに至っています。
関連記事
成長が止まったと錯覚するような横浜の野手陣について雑感 - 所持雑感
中畑さん時代の反省を基に選手を固定し経験値の蓄積を図った横浜でしたが最後は個の弱さにぶつかり壊すに至っています。
参考記事
チームワーク重視の2016,17年型ラミレス横浜好きでしたが個別性の強いスポーツ故に優勝を意識すると、あーなっちゃうんでしょうね。
そして、
2018年を2015年の横浜とするなら2016年のような数字の良化が期待できるはずです。
選手構成的に落ちていく一方というのは考えにくいです。
個は依然弱いと思いますが層、厚くなっていますし私、個人は何とかなるんじゃないの?っと思っています。
尚、守備を含まない純攻撃能力のみの数字で横浜は公開されている限りでは一度もプラスを記録した事がありません。
主軸以外の数字が本当に低調でした。
今後、おいおい改善していくとは思いますが・・・
まぁ、強くふるの指導に失敗していましたので苦労していますね。
私も、ここまで球速がジャンプアップするとは思いませんでした。
参考記事
中畑ベイスターズが育成に失敗した原因について雑感 - 所持雑感
横浜の課題は中畑さん時代から中軸以外です。
故に中軸が強力でも数字でみると低調でした。
全体の底上げが必要でしたが野手育成に失敗し層が厚くなりませんでした。
その問題も梶谷や2017年ドラ2神里が故障から復帰することで改善しそうです。
また、実力はレギュラー級の桑原。
練習試合で5番を任されるような中井。
手薄な右の代打が埋まりそうですし中井にはそれ以上も期待したいです。
2018年ドラ2の伊藤も楽しみです。
そして毎年大きなマイナスを記録し続けていた二塁にソトが入る事で懸案が解消されつつあります。
私が懸念する中継ぎよりは視界良好じゃないかと思っています。
外れたらすみません。
表題の一部となった課題は後発記事書きますが二塁ソトに代表されますようにパッチワーク的な部分があります。
結果、二遊間、捕手、中堅を試合開始から最後まで起用できた広島さんとは大きな差が生じています。
ベンチワーク大変です。
二遊間、捕手、中堅を前年実績上固定できてないチームで優勝するのは結構、難しいです。