前記事に続いて今回は投手力です。
2018年投手WAR
1位 ヤクルト +30.5←このチームは今期、読みにくいです。近藤とか大丈夫なんですかね。私基準でいいますとかなり過酷な起用頻度でした。
2位 横浜 +27.5
3位 巨人 +25.8
4位 阪神 +23.1
5位 広島 +20.5
6位 中日 +12.5
横浜の経年変化
2014年+25.4 2015年+22.4 2016年+23.7 2017年+20.8 2018年+27.5勝
一見成績悪いように思える横浜投手陣ですが可能性を強く感じる布陣になりつつあります。
メンタル面で課題ありますが傑出した投手であった山口という沢村賞級投手をFAで失っても(2017年数字下がっている原因の一つ)層が厚くなり続けた事で高い水準を維持し続けています。
個でなくチームで見た時、今の横浜投手陣はリーグNo.1かもですね。
不調投手が多く苦戦こそしましたが昨年の時点でも標準以上の先発投手が多かったです。
故障がなく順調ならDeNAになってはじめてWARでリーグトップの数字を記録できそうです。
参考記事
後は中継ぎだけです。
光山コーチ、高城が抜けた影響も懸念されますが記事で書いてます通り層に課題を覚えます。
WARは結果だけでなく可能性で数字を出しています。
一般的な成績と乖離が生じ易いです。
パークファクターも含むで計算され防御率と言う失点(結果)を基に計算されるような数字とは一線を画します。
結果で構成される数字(得失点)を基に計算されてない点は注意願います。
このプレーでもたらされると期待される利得(得失点期待値)。
予想値で計算された個人成績特化の指標です。
その数字で横浜の先発陣は編成的に伸びしろを強く覚えてます。
良い球投げる投手が本当に増えました。
一方、中継ぎ陣は円熟期に入りつつあり強い伸びしろを感じるような陣容ではなくなりつつあります。
そろそろ既存選手以外の加入が欲しい時期です。
2017年で言う三嶋のような存在が2018年確認できず今のところ未知数です。
2017年の記事ですが
戸柱、吠えたヤスアキ、そして、短く三嶋(素晴らしい)の雑感 - 所持雑感
2018年につながる片鱗を2017年の三嶋はみせています。
バラツキはありましたが素晴らしいパフォーマンスを時に見せてました。
当時は結果(防御率6点代)が出てなく三嶋が登板すると愚将などと怨嗟の的でしたが2018年につながる何かを三嶋は私に感じさせています。
昨年、そんな投手が中継ぎで居たかというと前記事に戻りますが居なかったように感じます。
国吉が期待こみでもしかしてって感じですが期待込みですかね。
三嶋のような何かを私に感じさせるまでは至りませんでした。
期待値となります。
三嶋のような既存選手の配置転換組はいますが2016年以降、外国人以外で定着した中継ぎ新戦力は0です。
ドラフトで補充されていません。
以前は三上なり、なんなり中位で補充していましたた。
その順位は素材型順位(高卒が多い)となっています。
豊富な先発候補から中継ぎに回しても良い時期ですが編成の動きに注目してあげてください。
しかし、未だに投打を含めた総合値。
チームWARでAクラスになった事がない横浜です。
広島さんと違い優勝候補とするに相応しい可能性を数字で見せたことは一度もないです。
せめて+45勝(個人成績の積み上げ)は欲しいです。
優勝を期待するのはファンとして理解できますが数字でみた横浜の強さとファンの想像する横浜で乖離が生じているようです。
特に野手は相当乖離しているかもです。
昨年、記録した横浜の数字は二軍級ですし育成に失敗していた横浜の数字は過去も含め数字的に低調です。
そんな戦力で勝った場合、当然でなく、おっ凄いとでも思って欲しいのです。
今期、優勝できたから凄いですよ。
展開次第でしちゃうかもと期待できるのが、また凄いですが。
過去実績上、横浜のようなチームは優勝した事はないです。
昨年、記事で書いている通りです。
それでも変な伸びしろ感じちゃうんですよね。