MASさん、よしかずさん、横浜ファンさんからコメント頂いた案件です。
まずは近々の先発投手の状況についてです。
は上記案件の派生記事で、中継ぎ不安だよなぁって事で書いてます。
ところで最近の先発投手は横浜だけなく球数100を超えると急速に球威が落ちる感じです。
横浜だけの問題ではなく全体的な課題です。
原因は、どの辺にあるんですかね。
自分なりに考察してみました。
①、体全体で投げる投手が減った
ピッチャー振りかぶってという言葉を聞かなくなりましたが窮屈なフォームで投げている投手が増えています。
ノーワインドアップなどの利点は動作が減る事で修正し易い点なんですが体全体で投げないので疲弊し易い印象あります。(そのくせ、球速が上がっている)
②、窮屈なフォーム
日本人先発大リーガーでは黒田投手だけなぜ怪我をしなかったのか?: 大リーグで主流の投球フォーム
今の投手は痛そうな投げ方をしている投手が多く・・・
引用
黒田投手のように、昔から行われているように肘が円を描くようなテイクバックでは肘にも、肩にも負荷がかかりにくく故障が少ないということが言えます。
が少ないです。
円を描かず急激に持ち上げるような窮屈なテイクバックが今の主流という見解です。
出所を見せにくくするとか打ちにくさを追求した結果とは思いますが負担大きそうです。
打ちにくいフォームと言うのが体に負担をかけている場合が多いです。
③、球速の向上
強いスイングをしますと体に負荷がかかりますが同様に強いボールを投げる際も同じです。
瞬発力も要求されるのでスイングの際、筒香とかが肉離れを起こしますが引退した須田も肉離れを起こしています。
以降、踏み込みが甘くなり球威が落ちましたが全体的に体に負荷をかける投げ方になっています。
全盛期の須田とか飛び上がっていたと思いますが(躍動感あふれる投球)。
あれが結構な衝撃を与えるわけで。
肉離れが起きる原因と対処法について | たまプラーザEIR接骨院|整体・ケガの治療・産前産後ケア・骨盤矯正・トレーニング
より引用しますと、
肉離れの原因は
ジャンプからの着地や寒い環境の中でいきなり動いたりすると筋肉がそれに対応できず肉離れを起こしてしまいます。”急に”というのがポイントで、ゆっくりな動作で同じことをしたら問題ない場合がほとんどです。
今の球速の高速化を考えますと故障し易いとしか言いようがないです。
ゆっくりな動作で振る、投げるが出来れば良いのですが・・・
須田の故障は肉離れですので筒香らと同じ現象です。
登板過多というより着地時の衝撃で引き起こされた故障なので、あの踏み込みを止めるのが怪我防止の最短となります。
なりますが球の勢いが失われやすいです。
これは筒香らに関しても同じです。
最短で最速で強いスイングをしようとすると負荷が大きいです。
そんなわけで球を投げると言う行為自体が昔との比較で過負荷になっている可能性を私は覚えています。
100球しか投げられないのでなく今は大変なんですよっとしか言いようがないです。
昔は、それこそ120~球以上は当たり前でした。
最近は先発投手でもシーズン3000球を超えると翌年、その多くがリタイヤします。
菅野とか一部投手は3000超えても毎年投げ続けていますが、そう言った先発投手が希少なのは3年連続規定投球回数クリアをしている投手数が何人いるのか?で想像してください。
参考記事
先発投手として毎年、出場して規定イニングを投げてくる投手の希少性を思い知る昨今です。
新人クラスですと2500超えるあたりから危険ラインという認識です。
三嶋は新人時代2700弱で翌年リタイヤ(球速がでず苦しんでいます。新人時代の球威が失われました)しています。
三嶋球数多かったです。
MAX140球以上が2回、130球~140球が5回。
タフなシーズンでしたが代償も大きかったかもです。
東が投げた2018年の投球数の最大が118球(三嶋は118球以上でみると12回ありました)ですから先発の使い方も随分変わりましたね。
そして、それでも東は故障しています。
この辺の聞き取り横浜はかなり注意しているハズなんですが、より厳しくなりそうです。
で、投げさせないと批判されるわけですが一応、理由ありますのでご配慮、本当にお願いします。
投球フォームなど個人差ありますが長い回を投げさせにくい環境とみています。
2013年は規定投球回数を投げた投手がセで16人。うち外国人は3人だけ。
2018年は8人。うち半分は外国人。
規定投球回数を投げれるというのが本当に大きいです。
参考記事
1975年ごろはリーグに25人ほど規定投球回数到達者がいましたが右肩下がりで人数が減って来ています。
分業制の影響もあるとは思いますが先発が継続して成績を維持できない面もありまして非常にタフな戦場になりつつあります。
中継ぎも過酷ですが先発も大変そうな現状が見えてきそうです。
そんな理由もあってラミレス、先発には投げさせすぎず早めの降板(余力をみつつ判断している)しています。
これは今期も変わらずですかね。
移籍した山口(菅野に近いスタミナを期待できます)のような凄い人がいれば投げさせても良いのですが。
あの人は凄かった。
先発の責任回が6、7回というのは昨季と変わらないと思います。
そうなると優秀な先発を活かす為に中継ぎが重要になってくるわけですが・・・
現状、層が薄いと感じる関係性となっています。
どうして中継ぎの層が薄くなったか?続きます。
これは他のチームも同じ事情でして先発が100球程度で降板し易いことを考えますと中継ぎ勝負にならざる終えない状況が見えてくると思います。
この部分で未整備ですと2015年の広島さんや2018年の巨人さんのように戦力上位でも勝てません。
横浜が昨年戦力の割に勝てたのは中継ぎ運用が上手くいったからです。
登板数は多いですが登板間隔、投球数、相手との相性など様々考慮して登板させた事で結果を出しています。
横浜の接戦勝率が高かった理由ですが(接戦に弱いと思われていますが現実は逆)、
この部分で不安がある横浜です。
まぁ、横浜だけじゃないですけどね。
今は本当に厳しい。
広島のセットアッパージャクソンが放出されましたが何処も獲得しませんでした。
結局、ジャクソンは2月15日に招待選手扱いでブルワーズと契約しています。(マイナー契約。メジャー契約ではないです)
防御率2.76でしたが中身が悪いと判断されており数年前通じていた投手が無理と判断されるような状況。
31歳で、そういう扱いを受けるほど今のNPBの競争も激しいです。
その日進月歩の競争に横浜の選手たちも対応して頑張っています。
出来て当然の世界ではない本当に厳しい世界です。
その頑張りを見守りたいです。