横浜DeNA泥沼7連敗のなぜ?を読んで感想
トピックを抜き出しますと
①、4番・筒香がブレーキ
13日の広島戦で床田に肘に死球を当てられて3試合欠場した。
まだ痛みは取れずに満足にバットを振れる状況にはないという。
②、5番の宮崎もブレーキだった
私の個人評。
開幕当初はここまで悪くないように見えたのですが・・・
寒かった影響で体調を崩したか(血行障害持ちです)、振りが悪くなりそうこうしている間にスランプへ。
焦っている感じです。
ここで宮崎を外すのも一案ですがチームがさらに動揺しそうで悩ましいです。
チーム力MAXを意識すると外し難いでしょうか?(ピーキーなチームでいうMAX)
ですが(その試合の前日まで9勝6敗の貯金3)、
元々、潜在的に落ちそうな様相でして開幕前から危惧していた通りです。
悪い意味でのシナリオ通りに進んでいます。
ただ、横浜の場合、再三指摘しています通りピーキーなチーム状態でして
ピーキー(peaky)とは自動車などのエンジン、ハンドリング、タイヤ特性を表現する形容詞の一つで、指し示す対象によって具体的な意味は異なるが、「挙動が神経質であり、ある限定的な範囲では非常に高い性能を発揮するが、その範囲外の場合は操縦性が低い」という点で共通する
文字通りの意味で使っています。
「熟練した者が扱えば非常に高い性能を発揮するが、熟練していない者にとっては使いこなすのが難しい」
これが良く言うラミレス采配と思っています。
9番野手がいい例ですかね。
今の打線バランスですと9番野手の方が得点力が増す可能性ありますし柴田の特性を考えますと9番で使いたくなりますが、
それを今の横浜はできません。
チグハグ感が様々な部分で出ていますが止む無しでしょうか?
そもそも論で言いますと、
「熟練した者が扱えば非常に高い性能を発揮するが、熟練していない者にとっては使いこなすのが難しい」
という状態が間違っているとも言え、しょうがないっすね。
野球は極めて個別性の高いスポーツです。
投手対打者という一対一の局面を打開する個が求められます。
采配には限界あります。
歩に香車や桂馬の動きはできません。
優勝チームのWAR総計は基本的にリーグトップです。
采配でなく編成(戦力を準備する)が上位概念に来きます。
Aクラスレベルですとラミレスがチーム力(WAR)に劣るにも関わらず2年連続Aクラス入りしたようにあるのですが優勝を意識しますとかなり難しいです。
間のスポーツ故に指揮官の能力(上意下達)が通用しそうなんですが・・・通じにくくなっている昨今です。
この辺が『頭の悪い野球』(反語で『頭の良い野球』)がNPBでもトレンドになりつつある原因なんでしょ。
選手個々に伝達する時間がある間のスポーツにも関わらず、どうして『頭の良い野球』が通じなくなりつつあるのか?
この機をとらえて思考するのも面白いかもですね。
打線の状態が悪いゆえに昔で言う打てないなりの何か?
昔と違い技術難度が極めて高くなった『頭の良い野球』を求めたい所です。
それが出来ると良いんですが。。。
中畑さん時代も含めてスモールベースボールを掲げて戦い続けている横浜にスモールベースボールが根差さないのはなぜ?なのか、なんです。
中畑さんの残してくれた選手はスモールベースボール向きじゃなかったですが。。。
これが『頭の良い野球』の難しさです。
育成に失敗したと断じても良いですが育成下手くそだけじゃ、あまりに世知辛いです。
底が浅い記事になっちゃいますね。
まぁ、カナロコのように、それでも良いのですがより深く理解するためにはwhyがないと。
どうしてがないとダメです。
どうして育成できなかったに関して記事連載してきていましたが横浜だけの話には感じませんしね。
というより難しいでしょ。
横浜DeNA泥沼7連敗のなぜ?(THE PAGE) - Yahoo!ニュース
より再度引用ですが、
才木の150キロ級のストレートに押し込まれた。
そんな状態で『頭の良い野球』をするのは難しいです。
優先順位は強いボールへの対応となります。
それが今のトレンド。
体幹トレーニングが進歩した影響で投打にわたり基礎性能が上がっています。
強いボール、強いスイングという『強い』が各種野球記事の評論にも出てくるようになりましたが、この『強い』に対応できて初めて『頭の良い野球』が実践できます。
その『強い』に横浜の育成が追い付ていないのは各種連載記事に書いている通りです。
個人的には不安定でピーキーなチームゆえに、そのMAXを信じたい所ですが勢いが総てに感じています。
4/25現在、野手のチームWARが-0.2と二軍以下という評価を横浜は受けています。
得点力はかなり低いです。
チーム批判するのもアリですし祈るのもありです。
私は祈る方です。
どん底も織り込んでいますがチームのMAXも信じています。
未だ筒香が肘を痛めてなかった時期の記事。
床田に死球を受ける広島三連戦前直前に書いた記事で、
勢いが総てです。
結果が求心力となります。
今の広島さんのような状態になったら横浜は広島さん以上にきついです。
2016年横浜は酷いスタートしましたが、あの時と今では空気が違うように感じています。
あの時は3,4月9勝18敗で最下位独走、セの借金を一人占めしていましたが、それでも行けそうなチーム状態でした。
今は本当に勢いが総てのように感じています。
今年、2016年のようにスタートダッシュに躓いたらズルズルいきそうな感じです。
っと書いていますが、
本当に脆く感じています。
ラミレス初年度の9勝18敗独走最下位時より悪く感じるチーム状態というも感慨深いです。
ラミレス体制4年間の集大成が、これというのもファンとしては寂しい話にもなります。
あの前向きな最下位とモガキ苦しむような今では違う感じです。
そのモガキ苦しんだ先を信じたいです。