気持ちの整理が付かずに書くと記事荒れます。
表層だけでみると今回のトレードはロッテ有利に感じます。
横浜の失敗トレードと言うと藤田と内村のトレードがありますが
内村は走れた野手でした。
藤田の守備は間違いないですが走れず中畑構想から外れています。
スモールベースボールをしたいで藤田は放出され内村は6月24日のシーズン途中加入にも関わらずチーム2位の18盗塁を決め編成と中畑監督の期待通りの活躍を見せています。
盗塁という意味ではですが。。。
問題は盗塁でなく内村が打てなかった事。
一時期の三浦采配にも通じますが
参考記事
初回得点が少なすぎる横浜について思う 2021.05.09 - 所持雑感
幾ら足が早く細かな野球が出来ても最低限の打撃力が必要です。
その打撃力を内村は有してませんでした。
転がせ時代の選手です。
強いボールと評される野球に対応できず元巨人藤村同様埋没していきました。
内野安打(多いシーズンで32%)の多い選手でしたが時代とマッチしていませんでした。
横浜の首脳陣が時代を一部読み違えていた証左でもあります。
完全に読み違えていたわけなく強く振れも指導していましたから完全否定はしませんがスモールベースボールへの憧憬が強かったのは確かです。
高田GMと中畑監督は横浜を立て直した功労者ですが総て上手く行ったわけではないです。
このスモールベースボールへの憧憬が強すぎた事で横浜ファームは一部グタグタになるのですが
強いボールとスモールベースボールの相性が良くないのは走り打ち打者が活躍し難くなった事でわかって貰えると思います。
出来なくはないのですがかなり難しいです。
その技術難度が急速に変化していた時期でしょうか?
最近、めっきり見かけなくなりました。
一時期の桑、梶谷、関根ら俊足系がそんな打撃でした。
広島野間が苦労するだろうと言っていた理由でもあります。
そして、一番対応が遅かったのが関根でしたが・・・
参考記事
(2ページ目)走れ、カジ。俺の夢を乗せて〜ベイスターズ・梶谷隆幸に同期として伝えたいこと | 文春オンライン
引用
自分が何者であるかを、「ホームランバッターである」と再定義した時、梶谷のバッティングフォームは明らかに変質した。
梶谷が成績を出し始めたのも強い打撃を自らの意志でし始めて以降。
桑原が成績出したのも梶谷同様、期待された枠組みから外れファームでブンブン振り回し始めた2015年からですが時代を覚えます。
さて、有吉です。
一部で藤田と内村の交換トレードを思い出させているようです。
スペック的に活躍し難く感じるのは
私が記事で書いている通りで
日本有数のバッターズパーク横浜で奪三振力の乏しいフライボールピッチャーが活躍するのは至難に感じます。
時代と言うキーワードで言うと難しいと感じる上に環境も悪化する。
ホームの地の利を得難い特性があります。
藤田、内村の交換トレード以上においおいと感じる部分です。
っと思うのですが
この危惧は誰もが抱く部分でありプロが認知してないわけがなく
大活躍しそうな国吉について ロッテファンのみなさんへ期待して下さい - 所持雑感
でも書いていますが
奪三振能力の乏しい打たせてとるフライボール型投手が先発で活躍するのは至難です。
あの横浜球場です。
っと批判するのは簡単ですが違和感感じる状況でしょうか?
冒頭の内容だと
型通りに捉え過ぎており別の思惑があると感じます。
国吉、有吉単体のトレードと言うよりもっと大きな視点があるのではないか?
これは
に書いている通りで
あえて空けたように感じる部分あり別記事でのコメント返しをそのまま流用しますと
>先発陣以上に高齢化が深刻で、かつ枚数も十分とは言えない中継ぎ陣
という共通認識の元
近い将来の優勝を目指し既存戦力の掘り起こしするかもしれませんね。
その結果、居ないならトレード、ドラフト、外国人などで秋に動くと思います。
ソト、オースティン残している以上優勝を意識しているのは間違いないですから。
彼らが残っている来年が勝負です。
を強く感じています。
若い選手の掘り起こしが急務となっている横浜です。
優勝を目指すには若い戦力が必要です。
ファームが機能しているとは言い難い横浜の場合再編必須です。
高齢化が進んでいるとは言え勝負できると踏んでいる節を編成と三浦采配から感じます。
したいだけで野球やってないのは明白で折衷案を作っています。
タナケンを育成から選手登録しましたがタナケンの目途が立ったからというより
タナケン含む現状の選手を再点検して秋のドラフトと、その後の補強につなげたいという意図を感じます。
中継ぎの状態を考えると京山らを待ってられません。
一般論でいうと高卒5年目までに先発で芽がでない選手は大成した例は少ないです。
野手と違い投手は仕上がりが早いです。(最近は野手も仕上がり早くなりましたが)
中継ぎは藤川など多数成功例がありイニングを短くすることで良さを出せるかもしれない場合があります。
即戦力補強が先発との比較で弱く高齢化が進み細り続ける横浜中継ぎ陣の状況をみると既存戦力の中継ぎ適性を試したい思うのは自然です。
先発として獲得した新外国人も来期の事も考えて中継ぎで試されるかもしれません。
棚卸。
来期優勝を目指すなら再点検必須です。
その流れの中でタナケンも一軍で試されそうです。
そんな視点が一つともう一点。
有吉への評価。
かなり特異な投手なのは間違いなく、その特性を理解した上で獲得した可能性があります。
2020年に二軍監督だった三浦はファームで有吉見ていますからね。
三浦だけでなく他の関係者もですが三浦がリクエスト出していた可能性あります。
報道によると
球団は環境の変化による「復活」を見越し、シーズン開幕当初からチェックを続けていた。
現役時代の三浦と有吉が重なる部分あり三浦が有吉をケアしてくれる可能性があります。
三浦の投手への見立ては勝ちに徹している先発の見切りをみる限り的確です。
そんな三浦の見立て。
何かの可能性を有吉に覚えたのでは?ないかと感じます。
制服組主導のトレードと言うより三浦の見立てもあったのでは?ないかと感じるトレードでしょうか?
その見立て(監督が希望出していたかも?進藤、三浦ラインは強固ですので)に編成が乗っかり中継ぎ再編のトリガーとする。
そんな感じでしょうか?
カタログスペックだけ言いますと難しそうに感じますが彼らはプロです。
内田と藤田のトレードと同様、内村の打力に課題ありつつも盗塁できる等の見立て根拠があると見ています。
個人的には
先発で奪三振能力乏しい投手は上から目線の作戦で球数稼がれ易く長い回投げれないのが今の野球のトレンドです。
三振を喫し難いのでゾーンを狭めて待てるですよね。
逆説的に奪三振能力が高い投手と対戦すると早打ちが多い理由ですが
しかし中継ぎですと球数気になりません。
国吉も先発と中継ぎの両にらみでロッテ獲得したと見ていますが横浜も同じかもです。
先発、中継ぎとスクランブル状態のロッテで一軍昇格できなかった有吉に関しては不安も多いのですが別のプロの見立て。
三浦の見立てを信じたいです。
知恵を感じさせる投球に有吉はならざる終えないですから見てて面白かもですね。
マニアックな攻防になるかもです。
バッテリーの知恵が試されそうな感じです。
知恵と言う意味では中継ぎより先発で見たいですがどう?課題に克服するのか?
奪三振能力に劣る投手への攻略定石はゾーンを絞って待ち球です。
最近、阪神梅野が変な配球してそうですが伊藤も新境地を開くでしょうか?
どちらにしろ二段構えに感じます。
中継ぎ転向の候補として京山、中川らが考えられますが
その場合誰かが先発に回る必要があり、その意味での有吉とも考えられます。
国吉対有吉のトレードだけで見ると評価を難しくしますが
中継ぎ再編という大きな流れで見ると理に適いそうなトレードに感じます。