初回得点が少なすぎる横浜について思う 2021.05.09

個人的に注目している数字として投手側はLOB率(疑似残塁率)あります。

監督、バッテリーコーチ、捕手で、その解釈を巡りドタバタしていた形跡があり効率よく失点を重ねていました。

統計から明らかに外れ過ぎており本来の力を出せていません。(過去形?)

経験ない捕手がリードしているような有様でした。

その辺は過去記事で書いていますが

 

現在のLOB率67.4%。

リーグで唯一の60%台。

 

期待通り徐々に改善しつつあります。

確かに横浜の投手陣は不安定でしたが

あんな状態になったのは今期が初めてでなく常態化してまして2019年オフに、その層の薄さを嘆いていた通りです。

そんな脆弱な投手陣を引っ張り続けた横浜捕手陣。

今永、平良らが不在でも試合を作れる程度の捕手インテリジェンスが横浜に過去あったから2020年に今永、平良がシーズン半ばで離脱してもAクラス争いが出来ています。

 

そのレベルを彼ら(捕手陣)に期待はできると思っています。

ラミレス時代との乖離が強いネガティブな数字が様々ありますがLOB率も乖離がある数字の一つです。

チームとして70%を切るとしたら中畑監督時代にまでさかのぼる事になります。

短期では経験不足だった戸柱が正捕手として頑張っていた2017年。

彼の教育の為に配球を戸柱に任せた時や2018年のセに不慣れな伊藤ショックなどありましたが

さて、結果はどうでしょ?

 

私個人は改善可能と思うので(三浦次第)早晩戻るとみています。

他の記事でも同種の事を書いていますが

 

今回は打撃面で注目している数字です。

これもイロイロネガティブな数字が並んでいます。

試行錯誤の過誤もあるかもですが柴田の四球率が例年の30%になったり宮崎の三振率が例年の3倍近くになるなどカウントを作るのに苦労している打者が多かったです。

 

過去との比較でカウントを作れなくなった打者の多くが球数を稼ぐ、潰れ役を期待されている1,2番でしたが

その影響か初回得点が極めて少ないです。

1,2番が出塁できていません。

出塁率軽視打線と揶揄されていた時代ありますが

参考記事

aaakkkaaa.hatenablog.com

三浦の方がより軽視しているとも感じる状況でしょうか?

勿論、三浦もラミレス同様出塁率を軽視しているわけではないのですが打順を考えると今の形になり初回得点が減るわけです。

選手構成上の問題です。

故にラミレスも同様な苦しみを与えられていましたがラミレス時代の初回得点は常に多く、その差を覚えます。

初回得点が増えなくても総量で増えていれば良いのですが初回得点が少ないチームで上位進出できたチームないので考えて欲しい部分ではあります。

 

今の所、打撃面に関し三浦監督になってポジティブに変化した数字はありません。

結局、カウントを作れるだけの技術が彼らにないからなんですがしたいと出来るの乖離を覚える状況にはなっています。 

 

バントできない打者にバントを命じたら負け易くなりますが似た状況でしょうか?

一部打者が委縮し積極性がなくなっています。

神里など三浦の求める1番像と自身の技術不足の間に嵌って苦しんでいる感じです。

昔の桑みたいな状況でしょうか?

その桑が成績的には十分ではないですが我関せず球数を稼いだり初球を狙い打ったり昔と違いケースで打撃し始めているのも苦しんだからですかね。

塞翁が馬

昨年、二軍で大村さんに鍛えれたからかもですが

山下同様、心を整えられている印象はあります。

 

初球打つなでなく、打って良いんですが(実際打ってる)球数も稼げ。

相反する命令を出している事でチームが混乱していた、している?横浜です。

 

初回得点が7点しかありません。

 

各チームの初回得点ですが

巨人 28得点(全体に対する割合19%)

阪神 26得点(15%)

広島 15得点(14%)

ヤクルト 12得点(9%)

中日 12得点(12%)

横浜 7得点(5%)

 

これ異常値でして一般的なチームは初回か5、6回に得点ピークが来る事が多いですが横浜の場合上位が潰れているので初回と5回イニング別で最も得点が少なくなっています

 

1、2、8,9の先発の打力に課題ありますので代打が重要になってきます。

そして打てない1,2、8,9が打つとかなり試合を楽にさせてくれていますが

8番捕手か1番中堅が打つと試合を決めている場合多いでしょうか?

 

チーム総得点は

1位阪神 165

2位巨人 147

3位ヤクルト 138

4位横浜 137

っと点を奪え始めていますが勿体ない状況には感じます。

現在のバランスは得点効率は良いようなのですが(集中打多い)

1,2番に関し積極的に動くか見どころでしょうか?

 

因みに別記事でも広島がヘンテコな数字を出していると書いていますが

本当に酷く、悲惨。

数字以下の得点しか奪えていません。

 

三浦が一部妥協して前任者の野球に近くなっている部分がありバントを命じない事(出来るシチュエーションでもないですが)で大量点奪っていますが

 

広島は何をしているんですかね。

細かくみたい題材ではありますが。

 

因みにラミレス時代の場合イニング別得点は初回が1、2番目に多かったです。

打線回り考えると、それが一番得点増えますからね。

 

リーグ得点王は阪神近本の27得点、次いで菊池の26、次に4番佐野の24得点。

一般的な4番打者としての働きを佐野は果たしていませんがチームを引っ張っています。

得点圏打率は概ね技術論で論じられると思っています。

佐野の低い得点圏打率(.270もありますが低いと思われている)も数で対応できる類の問題です。

横浜で最も確率の良い打者がチャンスメイクしている現状は何ともですが

 

改善して欲しいポイントでしょうか?

1番が平均的打者以上の打力を示せれば自然、改善するかもですが

起用法をみると桑原待ちのようです。

苦しんだ先に今の桑があるのかもしれません。

スタメン奪われる事に怯え自分と戦っていたような姿はないかもです。