リーグ一番の疑似防御率だが失点の多い横浜について 忘備録2022.04.24

昨年の4月ほど数字悪くないですが

チームWARほど勝てなくやや戦力持て余し気味になり始めてる横浜です。

 

これが短期で終わるか、昨年と同様尾を引くか注目していきたいですが

昨年は尾の引きそうな差配を三浦がしており

盛んに三浦次第と評していました。

 

さて、昨年の横浜と違いポジ面は何か?と言うと

 

まず投手力自体が上がっており疑似防御率でリーグで唯一の2.96という事。

去年は消化不良気味の理念先行のチーム方針もあり総てがダメでしたが

 

今期は随分良くなっており全体的に投手の素の力が上がってるようには感じます。

力の劣る先発が昨年投げていたのに対し今期は投げていませんし中継ぎの混乱も昨年ほどではないです。

 

昨年の3,4月の疑似防御率覚えていませんが3点を切ると言うような数字出してないハズです。

 

その源泉は与四球と被本塁打の少なさ。

21年3,4月の

与四球が112(269投球回数) BB/9:3.64(一試合に4弱の与四球)

58(176投球回数) BB/9:2.66

 

このBB(四球)/9は現在リーグ3位。

昨年記録していた3.64と比較すると大きく改善させています。

 

去年は、この時期、京山、阪口らが投げており坂口など与四球(BB/9=4.89で濱口より悪い与四球率)出しながら良く抑えてはいましたが

 

京山も阪口も根負けすると言いますか三振奪えないので攻めの投球していても最後まで行きつけずフルカウントになって四球が多かったです。

 

一般的にK/BB (SO/BB) で4程度あると優秀で濱口など四球多くても三振多かった事で新人時代に活躍できていますが

 

三振奪えないと一般的な待ち球対策で攻略され易くノックアウトされ易いです。

同指標で京山の数字が1.63。

阪口が0.95となっています。

 

京山、阪口ともに横浜期待の投手なのですが伸び悩んでます。

その二人が登板しないで済むぐらいに今期の横浜の先発候補豊富です。

 

今永も控えていますし順調でしょうか?

昨年、消化不良気味だった新方針(大貫とか苦しんでました)に今期の横浜投手陣は上手くアジャストしているようには見えます。

 

そして前述しているとおり与本塁打が減っていまして

21年の3、4月がHR/9:0.87→22年が0.56と減らしています。

 

この横浜が現在記録している被本塁打率はリーグで一番低いです。

 

チーム投手WAR、今は有料ですのでわかりませんが

おそらくダントツリーグトップじゃないかと。

投手不利な横浜をホーム球場にしているのに被本塁打少ないです。

関係者の努力もあり疑似防御率3点を切りリーグトップの横浜ですが

 

実際の数字は防御率3.94とリーグで最も悪いです。

 

なぜ?

ここだけ切り取ると昨年と同じです。

参考記事

aaakkkaaa.hatenablog.com

 

理由も同じでLOB率が悪い。

リーグで唯一70%切っています。

昨年、序盤と違い捕手と投手紐づけにしており去年ほど拙くは感じないのですが

最後の駆け引きでダメで。

菊池対 山本、上茶谷バッテリーの対決を評しがっかりしたを連呼していましたが

 

得点圏打率、リーグで阪神さんと並ぶ3割超えです。

 

4/24現在の被得点圏打率

1位 横浜 .316←得点圏で打たれ過ぎ

2位 阪神 .301

3位 中日 .267

4位 ヤクルト .247

5位 巨人 .206

6位 広島 .184 ←得点圏で打てないです。

 

昨年と違い特別バッテリーが悪いとは思わないのですが勝負弱いと言いますか

その原因を作ってるかもしれないのが二遊間の併殺失敗の多さ。

併殺数がリーグで最もとれてないです。

 

昨日も併殺とれていればの場面で取れずに致命的な失点をしていますが

守備力も関係してそうな様相でして。

大和使い過ぎでしょうか?

しかし大和を使わないと貧打になり過ぎる。

失策した大和を監督も庇うわけですが

現状、大和に代わりうる遊撃手が見当たりません。

 

柴田が昇格すれば打撃はともかく守備負荷を大和と分かち合う事できますから短期的には柴田待ち。

最終的には森待ちなるのですが

 

もう森使うしかない様相です。

柴田の遊撃守備、過去実績上平均以下ですから(守備は上手いけど遊撃守備範囲は狭く感じる。二塁守備は上手い年あります。)

森再昇格後に数字改善するかもです。

後はバッテリー攻め方、考えてね。

滅茶苦茶悪いとは言いませんが妙に甘いというか

 

この甘さの源泉なんなの?と考えると三浦野球に通じる武士道的精神。

逃げるな戦え。

前監督ラミレスが嫌らしいかわす野球していましたので余計に感じるのかもしれません。

ボール球を如何に振らせるか?に代表される嫌らしい配球で横浜は一時、リーグを席巻しましたが

 

ラミレス性格悪いと思っています。

おそらく自身がされて嫌だったんでしょう。

このボール球を如何に振らせるかにファーストストライクにおける攻防があるのですが

 

三浦横浜、闘争心の強い野球しています。

去年の3,4月は不慣れな野球というのもあって野手、投手がベンチみて野球していましたが

今年は新方針も浸透し始めておりベンチを見過ぎてはいません。

 

関根らに代表されるように昨年の4月と違い球数を稼げが目的になってなくトータルバランスで野球をしよう。

試行錯誤をしているのは伝わってきます。

結果、関根の四球数が大きく減りましたがチャレンジ大事です。

四球アリ気では、その先ないです。

打てない打者にボール球は投げません。

 

拙いなり未だみれており、その試行錯誤に期待していますが

このチーム投手WARと実際の防御率がどう推移するかも今期の注目点でしょうか?

 

個人的に昨年ほど長期にわたり異常値(昨年は五輪休み明け以降に急回復)を記録しないのではないかと見ていますが

どうなりますでしょうか?