グリエル契約解除の影響について雑感
グリエル契約解除の情報が飛び込んできた。
ファンは割合、冷静というか、
グリエルと競合する石川が(今)、調子が良いという事もあるかもしれない。
また、加入によるマイナス効果も熟知しているからだろう。
さて、
グリエルがチームに合流しない事による影響とはどんな事があるのであろう?
合流した際のメリット
打撃
RC27(グリエル9人並ぶと一試合で何点取れるかの指標)という数値でグリエルは6.85
6.59だったマートン程度の攻撃力をグリエルには期待できる。
参考に、
去年で言うならバレンティンが8.78、山田が8.08・・・筒香が7.16、和田が6.37。
競合選手である石川との比較で言うならRC27 3.56なので、価値≒2倍。
競争効果
グリエル加入により、内野における競争が激しくなる。
その効果は昨年、実証済み。
チーム全体での競争が激しくなる。
デメリット
内野手3人外国人(しかも3人とも右のプルヒッターで役割が被ってる)
コトバどおり、遊撃を守っている選手が新人というのもあり、なおさら。
エレラが外れる?
過去、実績上、ベイの中継ぎは、一年を通して耐えるのが難しい過酷な職場、その質低下を外国人に依存したいのだが、それが出来ない。
去年も、ソトが外れた際は痛かった。
勿論、ロペスを削って、エレラ、モスを残すと言う選択肢もあるのだが。
守備
連携の必要な2塁を守る点で、キャップに全く参加出来ないグリエルの加入はマイナスが大きい(未だ、三塁ならマシだが)。
内野の要とも言える2塁の成熟度が上がらないのは、ゴロ戦術を採用するベイにとっては大きなマイナス。
っと、
こんな感じだ。
能力の高さは認めるが(MLBでも活躍できる素材)、
その能力の高さを十二分に活用できるかと言うと、選手構成上(外国人枠の関係)、マイナス面が存在し、何とも言えない部分がある。
これは去年の場合にも言え、
では、なぜ?そんなマイナス面もあったグリエル加入が去年、効果的であったかと言うと、
横浜に元気がなかったからである。(層が薄かったとも言う)
グリエルが加入するまで、内野外野にピリッとした緊張感が走ったが、
選手層が薄かった横浜の場合、成績が悪くても、起用せざる終えない面があり、その面で弛緩した空気があったのだが、グリエル加入以降、その弛んだ空気が一掃され、以降、
実力本意で選手が起用され始めていく(され易い環境になった)
中畑監督の采配が変化したと、以前、記事にした事があるが、
2014年08月17日
データで見ない セ展望 ベイスターズ編
基礎戦力が乏しすぎた時と、今では状況が違っており、
その内実の充実度は、
広島を10年ぶりに三タテした事で実証されていると思う。
そうは言っても、TBSが残した爪痕は深く、再建中と言って良いステージなのは、ファンなら承知していると思う。
2014年11月09日
中畑ベイスターズ通信簿 負の連鎖からの脱却 課題編
今後、
TBS暗黒時代の悪しきデータが打破されて行くと思うが、
横浜がいるステージが去年とは違うわけである。
故に、
去年ほど、グリエル効果はないのかもしれない。
・・・
っと契約解除をポジティブに評して来たが、
実際の所、
その実力はNPBでも抜けており、外国人問題があることで、その影響が限定的になるが、
どうみても、
現在、横浜が契約している選手の中では、最優先でポジションが与えられるべき選手でもある。
ロペス(選球眼が悪いので成績が落ちる予感もあるが)、もしくわ、バルの調子が落ちてきた時、
グリエルがっという、話になるのかもしれないし、
そも、外野との比較(ツツカジ、荒波、関根、桑原、多村、松本、ゾノ・・・)で横浜の内野の層は薄く、今、出場している選手の成績が落ちると、その選択肢が少ない事で途端に打線が苦しくなるだろう現実もある。
まぁ、来年、居ない可能性が高かった選手だ。
その不在は、確かにイタイが、今年、限定とも言える選手でもあり、その影響力(グリエルが二塁を守ると、チームとして二遊間の成熟度を高められない可能性がある)を考えると、
大変でも、頑張った方が先があると感じる。
ここはポジティブに考えたい。