セ、各球団の交流戦最後の3連戦を予測してみた 横浜対阪神戦

来来週から、いよいよ交流戦

昨年までとは違い、3連戦ですので、

各チームのエース対決から、チーム全体の力が試される戦いになります。

個人的には、例年より、セ・パの勝敗が拮抗するのではないかと予想し、それなりに期待しています。

一方、

セのペナントは、横浜が粘り強く戦う事で、接戦をものにして首位に立っていますが、他のチームも、状況を良くして来ています。

地力上位のチームが状態を戻す事で、全体的に混戦気味です。

そんな中、

交流戦に向けて、各チームの状況分析をかねて、各チームの3連戦勝敗を予測したいと思います。

横浜対阪神

ホーム横浜。

ここまで、ホーム横浜で圧倒的な勝率を誇る横浜ですが、

この3連戦、苦戦すると思います。

というのは、阪神さんの状態が大分、戻って来ていまして、投打ともに一時期の不調を脱しつつあるように感じるからです。

阪神近況分析

鶴岡起用で、状況が大分、良くなって来ました。

自軍投手、相手打線、etc、回りの状況を確認し、結果を出すのに、もう少し時間かかるのではないかと思ったのですが、存外早く、適応して来ましたね。

近年、試合をみていますと、捕手が投手陣のチューニングをするような部分もあり、その存在が非常に大きく感じます。

シューマッハが優秀だったのは、その車の特性を、問題を技術者に伝えられる点にありましたが、

今の捕手は、そんな感じでしょうか?

梅野に関しては、打撃に関して、鶴岡、藤井より上ですし、また、鶴岡達が一年を通して守り切れるかと言うと、スタミナ面に問題を抱えていますから、何処かで出てくると思います。

その事を見越しての起用だったと思いますので、今は、その起用が、後で活きてくる場面を期待したい所です。

先ずは、鶴岡らに、投手陣の調整(チューニング)をして貰い、その情報を互いに共有し合えば、かなりいけるかと。

(巨人が、捕手阿部を中心に、そんな運用をしているように感じます。結果、過去実績上、捕手防御率に顕著な差が出ないです。小林が去年、それなりに守れた理由。)

捕手の起用が変わった結果、阪神の型。

CSで広島、巨人を圧倒した守りが一部、回復しつつあります。

歴史的低水準であったチームDER(DER65%を切っていました)も底を打った感じですし、投手を中心とした守りにおける混乱から抜け出しつつあります。

また、打線は、マートンが復調気味。

福留も地味に調子良く、XR27でリーグ7位5.8(阪神打線で最上位、西岡の1.5倍弱の打撃貢献度)。

ボールも良く見えているようです。

大和の打撃成績が、とんでもなく調子が悪く、BABIP.200切るような成績で、ボールが前に飛ばない以外は、概ね、上向き傾向に感じます。

判断が難しいのは、鳥谷でしょうか?

横浜近況分析

筒香の調子は良いのですが、リーグ3位の得点創出力があった梶谷が離脱している関係で、得点力が低下しています。

また、

石川も一時期ほどの勢いがなく、

BABIPが.400を超え確変状態でしたが、通年の.300前後に向けて数字が低下して来ているような感じです。

石川のように長打力が低く巧打者的な打者は、片岡、荒木等に近い分類をされるとは思いますが、

彼らと比較しますと、かなり三振が多いです(ホームラン打者に近いペース)。

規定打席をクリアしている打者の中ではワースト2位の三振率(PA/K=4.39)です。

昨年、実績で見ますと、これより下の三振率を記録した打者はエルドレッド、ゴメスぐらいです。

空振りが多く、ボールが当たらないので、BABIPの係数であるインプレイの打球が他の打者より少ないです。

インプレイの打球が少ないのでBABIPの数値低下が、他の選手以上に影響を与えるよう状態です。

調子が落ち気味とは言え、未だ破格の.375のBABIPを記録していますが、打球が少ないので、思ったより打率が良くないです。

疲れているのかもしれませんね。

監督も認めていますように、チーム全体がコンディションが原因で、元気がなくなりかけています。

特に、石川。

適度に休ませた方が良いかと。(疲労が原因で成績が低下しているかはわかりませんが)

チーム構成的(試合経験、年齢的なモノも含め)に、内野から石川抜けますと、あまり面白くない状況なのですが、可能なら山崎を上げて、コンディション維持に気を掛けた方が良いかもです。

彼(石川)が居ないと、本当に困ります。

一応、白崎が二塁を守れると言う事で、内野を構成していますが、

内野で要(3000打席以上経験している替えの効かない野手が石川)になれるような人が居ないと、崩れやすい印象です。

現在、起用されている捕手も試合経験、少ないですし、何とか、石川には踏ん張って欲しい。

また、

相手投手次第、自軍投手次第で、倉本、嶺井が下位打線を構成すると、

得点力が、さらに落ちますので、

あまり、よくばりな得点が期待できない状態です。

勿論、代り得る選手が居れば良いのですが、

現状の選手構成を考えますと、併用が妥当と感じます。

この辺の得点力低下は我慢になるかと。

先発投手、後ろはマズマズですので、少ない得点を、チーム全体、一丸となって守り切るような形で戦う事になりそうです。

最も、

監督就任以来、

数年に渡り、そんな戦い方を横浜は志向して来ていますので、チーム方針にブレがなく、その辺は期待したいです。

2015年05月18日

横浜首位の一つの要因、スモールベースボールと合致した戦力状況について

全体総論

互いに決めてなくロースコア必死です。

ロースコアになりますと、犠打、盗塁等の小技が活きて来そうですが、その面で横浜は阪神より優位とは感じます。

あまり、差がないので、ちょっとした歯車のズレで3連敗、連勝しそうですが、

横浜の2勝1敗と、予想だけはします。

しかし、ホント、差がなくなりました。