球団拡張と沖縄USJ、その雑感

石破地方創生担当相プロ野球16球団拡大「政府で検討する」

球団拡張案が国会で議論されているようです。

球団拡張自体の是非はおいときまして(プレーオフ前提で考えた場合、球団拡張した方が良いとは思っています)、

メリットが経済再生、地方創生でしか語られてなく、どうにも気分が悪くなります。

そもそも、野球サイド側からの動きが全く感じられません。(あるのかもしれませんが私は知らない)

政府主導で行った沖縄USJ構想が、頓挫仕掛けていますが、同じ末路の可能性を覚えます。

安倍政権誕生以降、政府は球界に秋波を送っていますが、その是非を話し合っている空気が伝わって来ていません。

球団拡張に関しては、話し合わなければいけないハードル、多々あります。

前途多難ですが、

球団拡張をしましょうで意志統一しませんと、改革が進まない気がします。

人財面での指摘もありますが、資金面。

業種、企業規模にもよりますが、球団買収=ネガティブな場合もあり、

DeNAの場合、時価総額が6000億→3000億円(買収の動きを始めてから半年間で)と、企業価値を半減させています。

南場さん、当時、大反対したそうですが、春田さんに説得されたそうです。

買収当時、DeNAに食いつぶされる的な意見もありましたが、一番血を流したのはDeNAでした。

DeNA時価総額は、現在、2638億円。

株価を構成する理由は様々ありますので、球団買収の影響だけとは言えませんが、苦戦しています。

いつか、どこかで、その買収効果がDeNAに還元される事をファンとして望みますが、大きな労力を払って球団経営しています。

その大本を考えると、球団を運営するのに大変資金が必要であり、その赤字補てんが膨大だからと考えています。

これ球団拡張時にも発生する問題です。

この面を、どうにかしようとすると、

大リーグのように、

球界主導で運営し、経営が軌道にのるまで資金を出す方式が良いのかもしれませんが、

結局は、

球界が、何処まで本気になれるか?

そこに掛かっているのだとは思います。

ですが、

その本気を覚えない。

どういう未来像を、球界は描いているのでしょう?(良くいう所のグランドデザイン)

気になります。

DeNAが語る未来像。

横浜市ボールパーク化、帽子の無料配布等々、熱意と夢を強く感じますが、そういう未来像を、球団拡張だけではないですが、

残念ながら、そう言った未来構想、熱を、今のNPBから私は感じません。