去年までは、割合、すんなり順位予想が出来たのですが、今年は本当に難しいです。
過去の傾向を基に、こういうチームが強い、苦戦でするで予想するのですが(結果、広島のBクラスと、ヤクルトのAクラスを予測しています。)、
今年は、強みと弱みが混在し、本当に読みにくいです。
ある側面でみますと、
ヤクルトが優位に立ち、ある側面でみますとリーグ最下位。
これは下馬評の高い阪神さんや、他のチームにも言え、予想の難しさにつながっています。
開幕が今日ですが、
暫く開幕そっちのけで、
各指標で順位付けしつつ、各チームの弱みと強みを確認して行きたいと思います。
今回は投手の実力別に層別した勝率でを基にチーム特徴を捉えて行きたいです。(課題と強み)
去年のチーム別対エース級投手の割合と勝率
というのを、横浜ファンプログさんが、まとめてくださってまして、
そのデータを基に寸評させて下さい。
勝手に使ってしまったので、ダメな場合は、ご連絡下さい。
以下、
巷の下馬評の高い順に個別寸評です。
長いので記事分割しました。
今回は阪神さん。
下馬評位 阪神
対エース勝利率 0.32 (割合 53%)
その他 0.67 ( 47%)
対エースに大変弱かったです。
昨季、ペナントレース終盤に大失速しましたが、それは各チームが主力級投手を、中4、5日で回した影響と思われます。
その時期に対エース戦で阪神さんは勝率0.18しか記録できず(同時期、対エース外勝率0.75)、大きく勝敗を悪くしています。
阪神さんの場合、通年に渡りエース対決に弱かったですが、同時期、極端に悪化していますね(終盤まで首位でしたから各チームの主力投手を優先的にぶつけられています)。
どうしてエース対決に弱いかですが、
単純に打力不足です。
そして、得点を奪えても、その得点を守れるだけの守備力が阪神さんにはありませんでした。
主軸の打力が抑えられた上に、主軸以外の選手が無抵抗になり易く、また、長打力がチームとしてありませんでした。
エース級の場合、長打を絡めないと得点奪い難く(一、二点は奪えますが)、その一、二点を守れるだけの力がないといけないのですが、
横浜と阪神さんに共通するのは守りが破たんしていた事です。
ヤクルトさんのように大きな得点を奪い難く、守備が破たんしていたのではエース対決に勝てません。
メッセンジャーとか、t-防御率でみますとリーグ一位(1点台)だったのですが、野手陣が足を引っ張っていた可能性が高いです。
今年、この部分で改善されたかと言いますと、
守備力は?
マートンから横田ですので改善された部分も覚えますが、内野は。。。鳥谷の膝(ゾーンで大きなマイナスを記録しています)の状態次第、かつ、ヘイグを三塁で起用した場合、かなりアウトな予感です。
長打力は?
今のところ×です。
オープン戦でも長打が少なかったですが、
長打の少なさそうなオープンスタンスだらけですので、これはシーズン通して変わらなそうです。(代わりに打率が良い)
打者によっては筒香のようにオープンスタンスでも長打を期待できるのですが、そういうフォームではないです。
主軸以外の部分として
横田に関して打撃フォーム(当てるバッティング、かつ頭が動くので選球眼も悪そう)を見る限り苦戦しそうですが、高山は○。
新人離れしているように感じました。
スタミナ、相手に研究されて等、様々、プロ一年目というモノに対する懸念もありますが打率.280ぐらいは期待できるかもです。
なので、全体にはプラス評価でしょうか?
一方でヘイグ。
現在、不調ですが、使い続ければ、適応できるような部分を覚えます。
一方で、インハイ(右の)に穴がありますので、そこを突ける投手には苦労しそうです。
右を打てないかもしれません。
今の若干物足りない成績は、右を打ててないからじゃないでしょうか?
メジャーでも左右で打撃成績(左4割、右1割台)が違っていましたが、広島のジョンソンのようなタイプとは相性が良さそうです。
個人的には、鍛えて良くなる部分を覚える打者なので、上手く指導して欲しいと思います。
横田は技術をみますとどうかと思いますが
今を、必死に食らいついている感じでしょうか?
その必死さが将来、横田の成長に寄与するモノと思っています。
打撃側トータル寸評
長打力がチームとして改善されていませんので、打線で点をとる必要があります。
そう考えると、もう何人か、打ってくれないと難しそうですし、昨年と同様、各チームの主力投手級に苦戦するかもですね。
ドラ1の高山は、結構打ちそうなので(外れるかもですが予感として)、
後は、
ヘイグ次第な感じです。
一番、伸び代あるかもです。
ダメな場合は右に、お手上げになりかねないです。
現時点の情報をみますと、
昨年同様、シーズン終盤苦戦しそうです。
カギはヘイグでしょうか?
個人的には長打力のある江越(和田前監督チルドレン、大和を内野に追いやっています)がっと思いますが悩ましい状況です。
投手側トータル寸評
高橋インで強化された部分を覚えます。
一方、新守護神候補のマテオ。
怪我なく、たくさん投げれそうな投球フォームですが(リベラを思い出します)、横回転主体で、左を、何処まで抑えられるか?若干の懸念があります。
投球動作も大きいのでランナーでたら、どうなるのだろうもありますが、
あのクセ球は嫌らしいです。
マテオも良いのですが、
外国人枠で出れないかもしれないドリスも良さげな感触です。
この人、横浜に欲しいです。
阪神さんの場合、
ヘイグを諦めたがっている節を覚えますが、守備力を考えると(外野で横田や江越らを起用したい。また、三塁も候補が多い)、気持ちわかりますし、それを後押ししているのは、
ドリスの状態が良いから何でしょうね。
メッセは、守備力さえ良ければやるものとみています。
藤浪は三塁方向に倒れる癖がありますし、体が万全でないんですかね。
藤浪の球のスピードがでてない場合は、三塁側に倒れている時が多いです。
今年は、そう言った場面が多いかもですね。(今のところ)
因みに、
阪神さんがチームとして強く感じるのは、
他の先発投手の調子が良さそうに感じる事でしょうか?
能見、岩田、藤川(他多数、オープ戦成績をみると良好、実際に目にしていないので確定まで言い切りませんが)と、まずまず試合を作ってくれそうな投手が揃っていますし、これは大きなプラスと感じています。
昨年の場合、
メッセ、藤浪、能見、岩田以外の投手が先発すると、極端に点をとられ、かつオスファン、福原、安藤以外の中継ぎが登板しますと、防御率が5点台と言う主軸と、それ以外で差がある状況でしたが、
ドリス、藤川、高橋インで、より多く試合を作れそうですし、去年より確実に強くなっています。
セイバー上(RSWINとRCWINの合算)で、
去年はリーグ五位と借金10程度の実力でしたが(得失点見ての通りです)、今年はかなり上積みが期待できそうです。
問題は、
優勝に届くかですが、
打線のキーマンにヘイグを挙げる一方で、投手でドリスと、その運用次第な部分を覚え、複雑です。
より確実性の高いのは、ドリスをインさせて、守備力の懸念されるヘイグを二軍へ。
ドリスをインさせた場合は、二遊間の守備とレフトの打力(三塁は西岡、上本、今成、北條といるので代替が効きやすく感じます)でしょうか?
ヘイグを使い切った場合は、投手に厚みを(それでも厚い方ですけど)感じなくなりますので、現有戦力の、さらなる頑張りが期待される感じです。
くどいようですが、高山は、もう打つものとして計算しました。
最近(長野以来?)の新人野手の中では私的に好印象です。
後は、捕手でしょう。
この部分が万全なら、私も優勝と予想する陣容と感じ始めています。
ここを、どうみるかは、また、別記事へ(予定)。
戦力間格差が少なく、予想が難しいですが、戦力をみますと上位と感じます。
不安もありますが、それでもです。
それ故に、高山の存在、大きいです(高橋や藤川も)。
昨年との比較で、確実に戦力をアップ出来たと言えるチームが実は阪神さん意外(ファン贔屓目で横浜)に見当たらず、その多くが現状維持予想です(マイナスとプラスが交差しており読みにくい)。
FA宣言していた高橋を広島が獲得して居れば、広島を優勝候補と予測するほど接戦状態ですが、何で広島さん、補強しなかったですかね。
不思議です。