ラミレス監督の目指す野球について 番外編 従来の考え方について

前記事のコメント返そうと思ったのですが、その前に。

最初に、

ラミレスさんの行ったエンドラン、従来言われてる考えで言いますと大変、良くないです。

野村前広島監督に、手厳しく批判されていたようですが、その通りと思います。

この辺、もう少し説明した方が良いと思い記事を起こします。

監督の采配に関し、野村前監督や、私達(私も)ファンも一部ハレーションを起こしているように感じますが、

それは、そうで、セオリー無視だからです。

そもそも、従来のセオリーで言いますと、横浜の打者で、エンドラン仕掛けられる選手、ほとんど居ません。

一番、その力が相応しいのは、石川なのですが、ご存じのとおり、バッティングが崩れています。

居ないわけです。

確か、盗塁も含め、作戦らしい作戦、一時何もしてなく、ネットで無策、無策と言われていた記憶もありますが、どうだったでしょうか?

打てないなら、機動力をって形です。

どちらにしろ、

はた目からみて、実力不足な選手に、何?難しい事をさせているの?とも思いますが、

(その一方で待球という難しい事はさせていません。)

素人目でもわかるような事を、プロが指示し、敢行しているわけです。

ちょっと、変なわけです。

ちょっとでなく、大いに変なわけです。

そこで、ただ、酷い采配(って私も思いますが)と見切って批判したくはなるわけです。

(私も、そう思う)

全面的に擁護できない部分もあるのですが、意図をもってやっていそうなのは感じますので、そこを見ることで、

ラミレス監督の目指す野球とは何かを、詳らかにしたく考えてシリーズを書く予定です。

どちらかと言いますと、ラミレスさん、戦術家というより、戦略家なのかもしれませんね。

組織人ぽいです。

ところで、今回のエンドランを、どうダメだしして良いのか・・・

従来の考えで言うなら、どうみてもアウトで、

ダメ、ダメの連呼になります。

選手批判も入ってしまいますが(経験不足なので仕方ないです)

ですが、してみますと、

空振りは絶対ダメです。三振の多い打者も嫌われます。

これは山下、そこまで酷くないです。

ゴロの打てる打者

そんな技術がある打者にみえない。実際、フライを打ち上げています。

選球眼のよい打者

横浜の選手の中でも実績上(ボール見極め率が50%、これかなり低いです)、最も悪い選手の一人です。

制球難の投手と相対して中で、シチュエーション的に最悪です。

山下に対し、福井はボール球しか投げれませんでしたが、エンドランを掛ける前にボールを打ちに行き、ファールになっています。

向きません。

そして、これ

制球の悪い投手にエンドラン指示はださない。

これ野球界の常識の一つと思います。

その大前提が、エンドランとはストライコースを打つ(ストライクに投げてくる)モノと定義されるかです。

ですが、制球が乱れていますと、そのストライクゾーンに投げて来ないわけです。

(投げたくても投げれない。)

中畑監督が仕掛けたエンドランは、割合、相手投手がストライクに投げてきそうなタイミングを狙った攻撃的(3ボールでなく2エンド1とか、そんな感じのシチュエーション)なモノだった記憶しています。

制球の悪い投手には仕掛けなかったと思います。

そして、

3ボールでのエンドランの最大のデメリットは、

(いろいろリスクあります。)

ボール球を、打つ必要はありませんが、ランナー走っていますので、ストライク(と思えるもの)は打つ必要があるわけです。

ランナー二塁で刺されちゃいますから、三振ゲッツーという最悪な結末が待ってます。

その結果、感覚的にツーストライクのような感じになります。

つまり、ストライクゾーンが普段より大きくなるわけで、

山下のような打者が、それやると、ボール球に手を出し易くなるわけですね。

で、実際手をだし、ゴロも打てず、フライアウト。

野村元広島監督からみたら、舌打ちしたなるような采配意図もわからない雑な攻撃に映ったと思います。

これはベイファンの多くが、そう思ったかもです。

前後関係みず、その単発だけ切り取れば、私も、そう思います。

こんな野球をしていたら、上位進出は覚束ない・・・

はい、その通りです。

ですが、

そんな野球人なら、誰もがわかる暴挙を、どうしてラミレス監督が敢行したかです。

そこにwhy?が生じるわけで、考察した次第です。

別に、ラミレス監督は、そんな常識もわからない低レベルの野球人であると定義しても良いのですが、

そんな選手に思えます?

やっていると事、かなり賢しいく感じています。

強かな経歴とも感じます。

異国のNPB2000本安打を打ったような方を、そんな常識も理解できない人であるとは思えないですよね。

柔軟な思考をもった方と感じます。(回りの意見を聞く)

で、こんなことしたら、回り止めますよね。

それに対し、信念を貫くって、論理説明できないような事を、押し通せるような球団に、今のDeNAはなってないです。

DeNA監督就任当たり、プレゼンをして、監督合格を貰った人です。

何の伝手もない、オリックスに評価され、打撃コーチを就任を打診されるような人です。

(将来の監督も視野に打診されたようです。形的には、田口さんか、ラミレスさんか的に二軍で、その素養を見極めるような形をとりたかったようですが)

常識を理解できないような、愚かな方が、2つの球団から評価を受けると思えず、斜め目でみている部分もあります。

で、捕手目線で考えますと、あれツラいです。

といより、テンパっています。

山下がミスって、助かったと思うのは事実なのですが、

マインドゲームで言いますと、苦しいです。

投手は、ストライクゾーンに投げ込まなくちゃいけないですが、投げ込めませんでした。

あの場面で、最もしてはいけないのは四球です。

私、捕手でしたら、助かったと思ったと伴に、どうしよって思います。

投手も投げ込めなかったわけで、苦しく感じる。

一方で、

球種、コースが限定され、厳しい所に投げなくてはいけないわけですから、そりゃ、外れます。

依然、制球定まり続けない。

ボール3になったら、また厳しい所投げざる終えなくなる。

要は相手の選択肢を奪うような形になるわけです。

ボール3にしたくない、カウント球は打たれた。

どうしよう。

その伏線として、桑原の第一打席です。

桑原、バントの構えをしましたが、私なら喜んでバントさせたくなります。

良く言う各チームの主戦捕手が喜ぶバントです。

バスター警戒しますが、まずは1アウトをって思いますから。

ですが、ボールが外れ続けます。

要は、メンタル的に追い込まれているというか、試合に入り切れてないと言いますか、

一点もやりたくないとでも思っているか、不安定には感じました。

ボール3以降、ラミレス、エンドランに切り替えていますが(本気でバントを考えていたかはわかりませんが)、

ここから揺さぶりが始まっているわけですね。

制球が定まってなく、バントさせるような投球も出来ず(バスターを警戒していた可能性もありますが)、ストレート投げ込み、エンドランで、ファールされ、その後、再度、エンドランを仕掛けられ四球。

これもダメなエンドランと定義されます。

まぁ、桑原の方が選球眼良い(数字的にも)ので、四球選び取れましたが、ランナーが走る以上、ストライクゾーンが広がります。

後は、もうボロボロと言いますか、

ロペスに打たれ、倉本に初球をたたかれ、ボールを置きにいけなくなり、山下には総てボール球。

捕手的には泣きたいです。

そして、

ストライクを絶対投げなくてはいけないシチュエーションでボール球です。

確かに、その場は助かりましたが、

ガックシというか、まぁ、投げ切れないシチューエーションに追い込んだわけですね。

ランナー走ることで、

守備陣形が乱れ、適当な所に投げれませんし、厳しい一手だったかと。

ここで余裕があるのなら、切り替えも出来たのでしょうが、メンタルに綻びがあるので、悪い方向に考えちゃうわけです。

ジエンドです。(っと感じました)

その後も、ベイ打線は、ガンガン打ちに行ってましたが、最後はアップ、アップと言いますか、

制球が乱れ続け、終えています。

野村さんの野球観は定石です。

ツーストライクまで我慢した方が良いのでは的に解説していましたが(甘い球は打つが、出来る限り投げさせ四球を誘発し、自信を喪失させる)、それ技術のある打者ですとできる選択で横浜の各打者のようにカット技術がない場合、意図的に四球を誘発させるよう事出来ないです。

井端とか、荒木とか、そんな嫌らしいことしますが、私達、今は出来ません。

今のスタメンで出来るのは、梶谷と、石川(調子悪くて出来ませんが)ぐらいですかね。

どちらかと言うと、喰らい続ける事で球数稼いでいる感じです。(必死)

どちらにしろ、

今の技術レベルですと、福井のような投手を攻略する意味で、非常に良かったとは思います。

結局、

どちらが優位に立つかというマインドゲームで終始、横浜は優位に立ち続けたわけですから。

甘いボールを投げると打たれる、ボール置きにいけない、厳しいボールを投げれば外れる、どうしよう・・・です。

この辺、ラミレス語録をみていますと、それぽいことを言っています。

メンタルコントロール(自分)というより、マインドコントロール的(他人を)な部分も感じます。

如何に優位に立つか?

その辺は、このシリーズで私の思う事をツラツラ、書きつられるとしまして、とりあえず、異質な野球をしている感触は受けます。

私も記事を書きながら、ラミレス監督の目指す野球を考察していきたいと考えてます。

こう経験不足のようなモノも感じ、総てを肯定的に書ききれない部分もありますが、

選手たちの振りが徐々に鋭くなってまして(ドンドン打ちなさい効果)、かつ、配球の読みも良くなって来ているとは思います。

山下とか、少々のボールも打ちに行っている気もしますが、その気持ちを大事にしている感じですね。

倉本なんて、初球打率、凄い事になっています。

ポジとネガが交差している部分もありますが、

その中で、ファンの皆さんの橋渡しになればと考えています。

どうみても、ハレーションを覚えますからね。

外れたらゴメンナサイ。

確かに、

解説者が批判する野球をみて、しかも、負けたら、そりゃ、悔しくて、ぼぉんです。

若いチームですし、批判する伴に、期待のエッセンスも宜しくです。