6/16交流戦 ソフトバンク戦におけるバントについて

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6/16の対ソフトバンク戦におけるバントの是非を巡りイロイロ物議を醸していますがラミレスのバント基準明確でして、それ前提に考えますとわかりやすいです。

 

初回バントを命じる場合と今回のように命じなかった場合で基準が違うわけです。

 

以下、ラミレスのバント基準ですが

 

①、足の遅いランナーを二塁に送るバントを嫌う

理由は失敗し易く、かつ二塁から本塁に還り難いからです

因みに全データで2015年の広島さん(足の早いチームです)で単打での本塁帰還率は53%ほどでしたから、足が遅いと単打ではまず還って来れないです。

高校野球では外野に抜けますと高い可能性還って来れますがプロですと難しいです。

犠打で送るべきと主張している方々の多くが高校野球ファンで昔のプロ野球ファンと感じていますが今の野球と昔ではズレが生じています

これは野球解説者、実況についても言えます。

盛んにバントをしない事に関して指摘、流れを失う、失うと連呼していましたが・・・

あの実況と解説を聞いていますとラミレスがぁにはなり易いでしょうか?

 

②、①に関連しますが次打者の打力、長打力なども考慮にいれる

浅い回ですと意味がないですが一点が重いと外野が前進守備してくる時があります。

外野の間を抜けるような打力を持つ打者が次打者に控えている(代打でも)と命じてくる場合があります。

 

 

③、犠打成功率の低い打者に命じない

過去、倉本や柴田などが度々失敗することで途中から命じなくなりましたが今は昔との比較で犠打が難しいです。

技術のある選手でないと命じるのが難しくなってきています。

強調しておきたいですが今の環境はチーム打撃も含め難易度高いでしょうか?

参考記事 

aaakkkaaa.hatenablog.com

 

④、左打者には引っ張りで進塁打を求める

バント技術に課題がありそうな左打者には割合自由に打たせます。

カナロコに強要したと批判された指示です。

常に強要しているわけではないのですが乙坂のシーンは乙坂の選択に任せた感はあります。

 

上記前提条件を基に昨日のシーンを振り返ってみましょう。

 

1つめ

アウトカウント考えるとほぼないです。

ツーアウトにしてまで行う采配ではなく横浜だけなく他のチームでも見かけないです。

打撃を期待しにくい投手なら命じる場合もあります野手ではほとんどないでしょうか?

リスクとリターン(足の遅いソトを二塁に送る意味)が釣り合わず、戸柱のバント技術に走者ソトも含め疑問が強いです。

バントを命じたとしても成功率自体が低く、かつその後の展開も描きにくいバントでした。

 

2つめ

5回に先頭打者のソトが四球出塁、戸柱が併殺を打ちます。

これは試合展開を考えますと送っても良いかもしれませんが同じく足が早いとは言えないソトにバント技術に課題のある戸柱です。

リスクが高いです。

そして後ろが中井、柴田。

昨日は対戦していた仁保と中井、柴田のタイミングがあってなく戸柱の長打に賭けて中井、柴田で何かの方がという判断とみています。

送っても点が入り難くは感じました。

 

3つめ

8回に先頭打者戸柱が出塁しますが・・・

この回から登板の武田。

戸柱に四球を出し中井に対してもボール2先行して、アップアップの状態に見えたわけで、そこで相手を助けるようなバントってどうなんですかね。

因みに同じ文面で、

相手のタケダPが先頭に4ボールをだし中井に対してもボール2先行して、アップアップの状態に見えたのに対し特に8回は同点の場面で、相手のタケダPが先頭に4ボールをだし中井に対してもボール2先行して、アップアップの状態に見えたのに対し3球目をWプレー!

バントして相手を助けたとか言われそうな事を指摘しつつ監督への批判材料にしてまして。

相手投手への状態判断は同じくするのですが、それでもバントすべきと言っているわけですね。

そして最後はご自分が理解できないからと選手も理解できないに違いないと懸念の表明をしています。

このラミ采配をファンはともかく選手達が一番、違和感を感じているのではないでしょうか?仮にあそこで送れていれば次の打者が倒れても、やるべき役割を果たしての結果となる。と、なると一番問題なのは選手達がベンチに信頼をもてなく、モチベーションも下がってしまいそうな気がします。

この手の批判が皆さん好きですね。

いや、良いんですよ、あなた方が○○すべきと思うまでは。

私なら、こうする。

だから監督はアホとか、そこから発展してファンはともかく選手が一番違和感を覚えるに違いないってよく見る論法で違和感を覚えています。

 

神里に回りますので賭けても良いのですが昨日、神里ノーヒットでした。

そして走者は戸柱。

送っても点入ったかわかりませんでしたし失敗リスクもありますがどちらでも良い場面と感じました。

解釈の差も覚えますがバントも強行もどっちもありな場面でしょうか? 

尚、チーム打撃を意識した中井はお約束の4-6-3を打っています。

アップ、アップになった武田のど真ん中のボールを無理に流そうとして悲しい結末でしたが。

左なら上手く強いボールを打てて間を抜けていたかもっと感じたシーンでした。

 

 

4つめ

9回に神里が四球で出塁。

乙坂がセフティー気味にバントしますが失敗。

神里は牽制死。

この場面もしても良いかもですが当たっている乙坂ですし併殺し難い左打者で横浜では比較で足が早い選手。

足の早い神里を得点圏に送りたくなく相手も二塁に送らせづらいボールを投げてきます。

ここで知性を感じる打撃を乙坂、並びに走者神里にはして欲しいのですが方や走塁死。

方や自主的なバント。

非常に配球を読みやすい状況でバタついていた甲斐(この観点が抜けている?次打者の宮崎には死球を与えるは力んだ投球してました)を助けるプレーをしています。

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引用。

投手に打ちごろの球を投げさせることが、優れた打者になるカギだと僕は強く信じている。ボール球を振らされたり、上下左右、色々な場所に投げられたりしてしまうと、打ちやすいカウントに持っていきづらくなる。

だから積極的な姿勢はいいけど、そこに知性があってほしい。

ケガをしたベテランの代わりに若い選手が上がってきているけど、彼らにはスイングだけじゃなくて、バッターボックスでどんな判断をするかを重視していると繰り返し言っている

 に近い野球観をラミレスも持ってまして9回のような場面、打者によってはフリーハンドを与える場合があります。

走者足の早い神里で石川や大和ならバントであった可能性が高いシチュエーションです。

乙坂だからあえて打たせたのに、あのプレーで乙坂、2番で使い難くなったかもですね。

 

栗山監督が2番にバントを命じる理由に選手によってはランナー一塁にいると進塁打を意識するあまり打てなくなるそうで命じるそうなんですが

乙坂2番はバントありきの選手ではないと思うんですよ。

あそこでバッテリーが盗塁、バント警戒を意識してわけで配球を読みやすく、それに沿った打撃ができれば良かったのですが。

 

何より甲斐がバタついてまして。

ただでさえバントの難しい投手(速球が早く回転数の早いボールとか難しいです。かつ鋭く落ちるフォークのようなボールも。)がコントロール乱していたわけですから勿体なぁとは感じました。

 

桑もランナーが一塁にいますとチーム打撃しようとするあまりに結果を出せていませんが似た特性あるのかなぁ。

同シチュエーションで乙坂自主的にバントしていきます。

 

私、あの場面のバントは反対派です。

反対する理由は乙坂の知性を感じる打撃が見たかった派でしょうか?

尚、意図分かりますのでバント自体は否定しません。

石川クラスの技術ある打者なら命じたかもです。

どちらでも良いです。

 

ラミレスの場合、打者に知性を期待するような打撃を求めてましてフリーハンドを与える場合が多いです。

特に当落線上の打者には多いですかね。

性格、特性のようなものを見極めるのにも使っている感じです。

 

それと昔と違いバント難度が高い投手が増えています。

速球速度があがり、変化球も鋭く変化する。

出来て当たり前でなく、大変技術の要る戦術選択となっています。

チーム打撃が出来ない若手が横浜だけでなく他でも多い理由と思いますが今は本当に難しくなっていますかね。

 

150キロ超える球で進塁打、バント打つの難しいんですよ。

想像して欲しいです。

高校野球のイメージが強いのかなぁ。

高校野球ですと盗塁であったりランナー二塁からの本塁突入であったり彼らが○○すべきという野球が正解である可能性が高いかもです。

かつ昔のプロ野球ですかね。

 

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