まず犠打が多い。
前年の2020年と比較し易くするために20年の年間試合数120試合換算でみると
2020年が65企図に対し21年は96企図。
そのイメージ程犠打企図増えていません。
増えていませんが犠打を命じるような場面が少ないとも言え・・・
企図盗塁数は前年より少ないです。
2020年が46企図に対し21年は120試合換算で36企図。
走れる選手の出塁率が低い事でチーム方針と違い増えていません。
関根、柴田らの出塁率が.300を切るなど牧が活かせなかった原因になっていますがバランス悪いです。
ベースランニング評価は前年より悪化。
20年が-7.5点→21年が120試合換算で-15点。
外国人不在だった状態でベースランニング評価が悪いのは不味いと思う・・・
結果は出ていません。
原因不明。
本来は分析したいですが他の人がやってください。(興味はあります)
課題ではありますが現在抱える問題では枝葉ですのでスルーします。
出塁してください。
もしくはホームラン打ってください。
横浜をホーム球場にしているのにも関わらずホームランが少ないです。
ここから本題です。
本稿は上記の補足記事です。
球数を投げせたい。
打てないなりの何かが主要テーマになっている横浜です。
その関連数字をさらに確認していきます。
球数を投げさせたいの結果、先日の記事では初球ヒッティングが減っているのでは?っと推論してましたが
その関連数字のストライクゾーンヒッティング自体も減っています。
ラミレス横浜というと積極打撃が持ち味であり
2016年におけるストライクゾーンのスイング率は71.9%。
これ他チームとの比較で傑出しています。
前年の2015年が66.2%(因みに2015年のセで一番積極的な数字。その逆が中日の61%。)でしたから大きく伸ばしている数字です。
ラミレス横浜の持ち味でもあり欠点と言われる部分ですが
欠点に目をつぶり長所を全面に。
積極的に行こうという打撃方針の元、追い込まれる前に打って行こうという姿勢が見えてきます。
それで成績を大きく伸ばしたのが宮崎。
ラミレスに監督が変わる事でより積極果敢(ゾーンで打つような指導を受けた)に打つようになり
前年の160打席から準レギュラーの足場を作り打率.291打ち335もの打席に立っています。
そんな宮崎も4月は全く打てずラミレスに怒られて二軍(4/9抹消、4/30に再登録)に落されています。
その後、戻ってきて打ち始めましたが
当時の宮崎は絶好球を見逃すような打ち方をしていました。
ラミレスというと倉本と言われる方多いですが私の場合宮崎もです。
ラミレスにより宮崎が完成したと思っています。
好球必打自体、前年の数字が示す通り中畑監督時代もやっていましたが
初球凡打のような形は嫌だったようで厳しめに目付を絞り打ちに行くような指導していたように推察しています。
それを打って良いよに変え積極性を導き出しています。
凡打する事で結果責任は問いますが(成績悪化すると倉本らが二軍に降格していた理由)、そのアプローチ自体は任せる。
積極性重視寄りにチームを導いています。
良く勘違いされる何でも打てではなかったのは監督の現役時代の打撃アプローチが何でも打てではなかった事でわかります。
参考記事
カウント球を積極的に狙い打て。
打者有利なカウントで勝負し行く。
その成績が有利なのは統計結果が教えてくれますしストライク先行になるほど打者は不利になっていきます。
配球とはカウントを双方で整え合う事が大きく如何に打者(投手)有利なカウントにするかです。
そしてラミレスがファーストストライクを強調していた理由ですが
引用
キミは打てないのだから打ちに行くな。
カットして粘れとなるのですが。
これ選手萎縮しませんかね。
実際、神里とか調子が悪くなった際に浅いカウントで打って出れなくなって出塁率下げてしまいましたが・・・
選手を委縮させない為と考えています。
ファーストストライクを打って凡打しても、それを理由に怒らないってだけです。
トータルで考えて何が出来るかを決めて良いよっという単純な話です。
そのためにも選手を萎縮させないプロセスとして初球打ち自体を認めているに過ぎません。
盗塁増やしたいチームが積極盗塁の結果、失敗を批判していたら本末転倒に感じまずが、そういう話です。
結果責任は問いますが手段であるプロセスを否定しない。
その積極性により横浜は他のチームとは違うカラーを出していたのは
初球ヒッティングやストライクゾーンのスイング率などに代表される積極性。
その積極性が阻害されるようなチーム目標を意図せず三浦横浜は掲げてしまっており
消化不良のような状態になっている部分あるように感じています。
その影響で直球に弱くなった?と前記事で推論立てています。
先述のストライクゾーンスイング率ですが
2016年 71.9%
2017年 69.4%
2018年 70.1%
2019年 69.0%
2020年 69.5%
2021年 65.9%
ラミレス時代の2016-2020年は全年代にわたりリーグ一番です。
それが効果的だったかはわかりませんが
一つのカラーとしてなっています。
その数字が2021年20試合終えてリーグ5位の数字となっています。
2021年
1位 巨人 68.8%
2位 阪神 67.5
3位 ヤクルト 67.1
4位 中日 66.9
5位 横浜 65.9
6位 広島 60.4←何かやっていそうな数字です。三振が多かった記憶が 得点も少なかったかな?
このストライクゾーンと合わせてみるべきはボールゾーンスイング率。
欠点としてラミレス時代はボールゾーンスイング率が高いです。
常にリーグで一番悪いわけではないですが良くても5位ぐらいです。(ほとんどが5位?)
2021年のボールスイング率は28.8%
横浜のボールスイング率が30%切ったのは・・・記録の残る範囲では2019年以来。
ボールスイング率
2014年 35%(リーグ最下位)
2015年 34.9%(リーグ最下位)
2016年 33.5%(リーグ最下位)
2017年 30.9%(リーグ5位)
2018年 30.5%(リーグ5位)
2019年 29.6%(リーグ5位)
2020年 31.6%(リーグ最下位)
2021年 28.8%(リーグ3位)
っとなっています。
尚、牧の数字は
ボールスイング率31.6%、ストライクゾーンスイング率74.4%。
他の打者が
桑原 ボールスイング率22.1% ストライクゾーン率64.2%
関根 ボールスイング率22.4% ストライクゾーン率63.0%
佐野 ボールスイング率25.1% ストライクゾーン率72.2%
宮崎 ボールスイング率26.5% ストライクゾーン率66.7%
牧だけ抜き取るとラミレス型の野球の方が数字出そうなイメージ抱きますが
そんなわけではないです。
数字だけみるとスラッガーよりの数字となっている牧。
SwStr%:
スイングストライク率=空振り率。全投球に対し、打者が空振りしストライクとなったケース割合
でみると10%超えています。
同数字で
桑原 8.4%
関根 7.4%
佐野 8.1%
宮崎 6.5%
牧 10.0%
牧、イメージと違い強い打撃していそうな数字です。
真面目に今期見てないので何とも評論し難いですが
打球ハードの割合が54.2%記録するなど桑原や関根らの31%程度とは差が出ている感じです。
尚、佐野で43.3%。宮崎は38.8%。
打球速度が速い打者はBABIPが高くなり易く牧が現在記録している打球のハード割合の高さはセで一番。
二番目の打者は塩見の48.8%。
去年の数字で言うと佐野が42.7%。
リーグトップが村上の43.5%。
40%超える打者の多くが(バットが当たった後の数字ですが)良績を残しておりシーズン終了成績で50%を超えるような打者は・・・
私の知る範囲では居なかったような
途中から牧の話になってしまっていますが
凄いですね。
牧。
主要打者が放つ打球速度は年々上がっており2014年の数字との差を覚えます。
打たせて取るのが難しくなってきています。
強い打撃に強い直球。
強いがキーワードの昨今です。
さて、適当に記事を書いてますので発散していますが
先の記事も含めスイング傾向でみてもラミレス時代と三浦では違いがありそうなのは見えて来ています。
まず、これが一番言いたいことで。
次に、その打撃アプローチの違いによって成績が低下しているかどうかです。
多少はあるのかもしれませんが
結局、技術不足でして。
その技術不足を補うための方法論がファーストストライクであった面があり
ラミレス時代に戻れと言っても不毛というか。
しっかり選球眼を指導して下さいという話になります。
空虚なんですよね。
方法論に焦点を当て過ぎると。
打てば良いだけです。
その技術不足にフォーカスを当てるべきですが
次項で目論見通り嫌らしい野球になってるか確認していきたいと思います。
たぶん来週? 週末?
数字は生ものなのでどうしますかね。
チーム投球数とは確認したいですが数字を追うのに時間がかかりそうで断念しています。
マイナス面として積極的アプローチ過ぎた状況が修正された結果直球対応が悪化しているかもしれない可能性。
打撃アプローチが変化した事で相手チームが積極的にストライクゾーンを投げて来ていると解釈できる部分。
もしくは警戒すべき打者が少ないから?
相手チームが横浜の打者に投げるストライクゾーン率はリーグ一番の46.6%。
初球におけるストライクゾーン率も49.4%と
待ち球したくてもさせてくれないような数字が出て来ています。
打てないとダメな感じでしょうか?