落合GM工程表によりますと、
来季、監督谷繁の真価を図る年でしたが、その谷繁は居ません。
2018年に、
その監督次第で上位進出と公約していましたが補強をみますと、一年前倒しにしたような補強を始めています。
中日の本気という意味で、
分かりやすいのが外国人補強と、FA流出です。
谷繁監督時代、
あれほど戦力がないのにFA流出させていますし、外国人補強もしませんでした。
中日 ヤル気のない編成について雑感
セイバー上(デルタで公開している数字)、中日投手陣の数字は、リーグで最も悪いです。
今年も最下位の水準でした。
名古屋ドーム補正で見かけは立派なのですが、中身は悪いです。
打線も貧弱でしたが、無理に小笠原、和田と引退させています。
結果、あの代打成功率。
ですが、今年は、
大島、平田と残留させましたし、
新外国人も1億5千万もかけて獲得しています。
中日 ゲレーロ獲得 森監督「もちろんクリーンアップ」
野手2人だけで3億を超えます。
ビシエドの来季契約は不明ですが、一時期、3000万均一契約が通例だった中日とは、とても思えません。
さらに弱点の先発補強に、リリーフと、北米ルートを中心に選手を探しているそうです。
【中日】新外国人投手は異例の北米ルート…現役メジャー選手中心に調査
その提示額で、
その本気度がわかるかもしれません。
上位進出を視野に入れた補強をし始めています。
二軍も、
2014年以降に行われた即戦力中心のドラフトもあり、
投打に渡り劇的に数字が改善しましたし(小笠原監督時代でなく、その前年の2015年以降)、底を抜けた感じです。
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助走期間的に、そろそろ一軍に戦力が供給され始めてもおかしくない時期でもあります。
横浜の宮崎を例にするなら大・社は3,4年。
高卒は5,6年程度で、一軍で活躍し始めます。(平田や、横浜梶谷は7年目以降)
今年、一軍で規定打席を初めてクリアした横浜の桑原が6年目でしたので、2014年(ファーム組織の立て直し、落合GM体制になってドラフト元年)を起点にしますと、未だ時が足りない可能性が高いのですが、
戦える戦力を編成として、整え始めているような状況です。
来季の状況次第でFA補強にも本気参戦するかもです。
後は、成績が好転した二軍から一軍に戦力が供給されるかです。
ここで足踏みが多いのですが1.5軍層が厚みを増す事で全体的なチーム力が増していきます。
その1.5軍層が中日さんの場合、壊滅してしまいましたので、怪我人が出ると戦力が一気に低下し易かったです。
キャンプ、オープン戦次第かもですが、戦力として厚みが出て来るかで展望が変わって来ます。
外国人補強を状態をみますと、底を抜けたと感じます。
もしくは方針転換があったかもしれません。
支出削減する方向から支出増に舵を切ったかもです。
支出を切り詰め続けた数年間でしたが、
いよいよという感触を覚えます。
落合GM自体は、
来年1月で退任しそうな予感も覚えますが、
例え、
退任したとしても、形を作っての退任になりそうです。