高城なみになったと評価された戸柱のリードについて雑感

良く、高城はダメだから、戸柱に変えろと聞きますが、

(特にニコ生)

言われているほど配球に違いはないです。

なくなってしまいました。

但し、今はです。

別の見方で言いますと戸柱が急成長したと言えるのかもしれませんが、

プロ一年目の選手のリードが、元々良かったなんて事はないです。

これは断言します。

プロは、そんなに甘くないです。

それが証拠に、石田と砂田は、4月の開幕月だけで2015年に記録した被本塁打に近い数を献上しています。

2016年05月03日

横浜、課題のあるインコース(高め)攻めについて雑感

その原因が経験不足です。

落球原因にもなった横浜の浜風を含め様々な情報が必要です。

球場特性、相手選手特性、自軍選手特性多々あります。

それらを総合し、最適解を、その場で柔軟に出す必要があるのですが、一年を通した実績をみますと高城に近いレベルに近づいたと高く評価しています。

これは戸柱を批判しているのでなく、

短期間にプロでは先輩であった高城に近いリードを実際の試合で出した事は本当に凄いと思っています。

当初、配球については差があったわけですが、一年を通した経験により、一見すると埋めたように感じるわけです。

埋めたように感じる。

これは後述しますが、戸柱単独で埋めたのでなく、プロでは先輩の高城が協力した可能性が高いです。

だから、二人のリードが似通ってしまったわけです。

その結果、ラミレス監督に「高城と戸柱のリードは同じ」っと言われ、リズムを変える意味でCSで嶺井を起用(理由は配球だけはないですが)されちゃったわけですね。

なぜラミレス監督は嶺井を使ったか。

DeNAと巨人の明暗は、捕手起用の差?

にて、

「高城は(先発した)戸柱と似たような配球になる。嶺井は2人とは全く違うリードをしてくれると思った」

 これがこの土壇場で嶺井を使った最大の根拠だったのだ。

っとラミレス監督が語っていますが、

その原因は、

高城が戸柱にアドバイスしつつ、二人で配球を考えているからだからなのですよね。

っと、

記事でも過去、何度も書いた事がありますし、他の記事媒体でも紹介されていますが、

“支え合い”のライバル関係 DeNA高城俊人の複雑な立ち位置

監督も、そう感じていたわけです。

二人で一人的な起用とも感じます。

結果、

シーズン通した結果、二人の球種の選択が似てきてしまうのは仕方がないのですが、

戸柱の配球が素晴らしいから高城は○○と暴言を吐くのは、ホント、止めて欲しいです。

高城がアドバイスしてくれたから戸柱が急成長している点を忘れて欲しくないです。

高城だけを過度に批判する事は、

「一緒になって戦っている感じ」

っと高城が語っている感覚を棄損させますし、二人の関係を壊す事になります。

ライバルですので蹴落としあう、ヤクルト野村監督のような野球観でも構いませんが、チームの為に様々アドバイスした高城を馬鹿にするような事だけは止めて欲しいです。

声を大に擁護します。

この手の記事を何度か書いたかわかりませんが、

そろそろ、折をみて配球論シリーズを再開したいと思います。

高城が過度に批判される原因に、

配球万能論がはびこり過ぎる事が原因かもしれません。

(勝負強さ云々にも通じる話ですが)

元野村ヤクルトのような野球観(総てがダメでなく一部がです)が今の野球と合わなくなって来ている事にファンは気づいて欲しいです。

配球の読みあいが占める割合が以前との比較で減って来ています。

プロ野球選手として成功するのに必要な技術の変化です。

従来のコーチ像と、これからのコーチの像では求められるモノが変化して来ていると思っています。

元広島監督の野村さんではないですが、

野球解説者の理論が現実に追いついて来てない感覚を覚える事が多くなってきました。

広島福井を二軍送りにした試合の解説など、今の野球と過去の違いを覚えざる終えない解説でしたが、

最近まで監督をしていた野村さんですら、そう言うレベルです。

過去の常識、非常識になりつつある時代の変化を覚えます。

野村さんの考え、それ自体は定石であり、今でも有効な常識でもあるののですが、

どうして、それをラミレス監督が無視したのか、非常識を行ったのか?

現場と野球解説者、さらには視聴者と情報の非対称が生まれ、現場が先行しているが故にズレを覚える事が多くなりましたが(結果、批判されます)、

なぜ?で語る必要が多くなって来ていますね。

戸柱について厳しめに書いてしまったので、次回、戸柱褒めの記事を。

一年を通してみた時、本当に成長しました。

2016年05月07日

こんな仕合せで良いんでしょうか? って思う私(横浜ファン)と、雑感 

っと、最下位独走の時期に書いた記事内容通りに戸柱は急速に成長しチームに貢献してくれました。

その辺を自分(主観です)なりに語りたく思っています。

この手の記事を書きますと、出場できる選手は一人だけと言う厳しい現実に、複雑な心境を覚えます。

高城が戸柱の成長に果たした役割を大きかったと思っていますが、結果を出せるのは一人だけ。

だからこそ、ファンは結果だけでなく、選手の努力も、合わせて応援して欲しいと思っています。

宜しく、お願いします。