ラミレスさんらしい、采配でした。
昨年もありましたが、いつかどこかでみた敗戦です。
デジャブー。
最も、これ修正無理な気もしますので、そう言うモノなんですかね。
良い負け方、嫌な負け方というのがありますが、試合の帰趨が決まった7回の攻防は嫌な失点だったとは思います。
須田が悪いというより、須田を起用した監督が悪いです。(最終的には投手コーチ)
昨年のフル回転、怪我の影響もあってか、キレが今の所、良くないです。
調整すべきとも思いますが、
ここは実績重視という事で理解します。
昨年も、梶谷、ロペス・・・っと特別な選手には、そういう対応をしましたが、須田にも、そう言う対応をするようですね。
特別な選手の多くは、調整しつつ、真剣勝負で試合に出ながら状態を上げて行きます。
だからこそ、連続して試合に出れるわけですし、複数年に渡り実績を出し続けます。
であるからこそ、実績は大事です。(修正実績)
問題は、
またかぁっと思った進藤の、あの酷な場面での投入です。
これ、
昨年もやっていますので、驚くに値しないのですが、実績もない選手を、緊張する、あの場面で起用しています。
ラミレス采配の基本は序列です。
序列(どの場面で起用するか説明しています)を重視する事で、選手にも準備させ易くしています。
ですが、
打者側と違い、良く状態を把握できてない投手側は選手側の事情(メンタル、パーソナルティ)を、あまり斟酌してくれません。
投手側の把握は、投手コーチ情報に依存します。
これが時折、チグハグになります。
投手側の能力、特性関係なく、決められた序列に従い起用して大やけどを、何回かしていますが、今回も、それに近い部分を覚えました。
昨年も、
平田に対し酷な使い方をして潰し、二軍でも登板できなくしましたが(メンタルがボロボロになりました)、
投手コーチに言われた序列、その順番、そのままに起用します。
つまり、
あの場面は、投手コーチの進言に基づき、起用されているわけです。
進藤は、あの酷な場面に起用されるべき選手として準備されており、その順番通り起用されただけなのですが、
おいおいっと思ったファンも多かったでしょうね。
はい、私も、その一人です。
一方で、
一点差で負けている段階で、
三上を投入するような事は出来ない。。。
やって、
タナケン投入ですが、
分が悪い右相手に投入するのは難しいです。
被打率上右を得意としているように感じる方は多いようですが、対右の被出塁率は.300(ストライクゾーンで勝負できないのでヒヤヒヤします)を超え、被OPSは左より悪いです。
対左の被OPS.674に対し、対右の被OPSは.750近くあり、
あの場面で使うのは難しい投手です。
被Iosp(長打の多さ)で、対右と、対左で大きな差のある投手です。
対左0.05に対し、対右は0.173もあり、長打の打たれ易さは左に対し3倍です。
データ云々、関係なく見るからに苦手としているのですが、数字を記載せずに苦手と書きますと、説得力がないのが表現の難しい所です。
要は、あの場面で起用したい適当な投手が居ません。
となりますと、消去法で対右のスペシャリストの進藤になります。
投手コーチの判断、
そのものはわかるのですが、
新人、開幕、緊張する場面。
初球、ストレートを、ど真中に投げ、ジエンド。
まぁ、しょうがないですかね。
この手の采配は、
昨年、何度も見ており、だから、今回もデジャブーを感じています。
進藤投入を、あの場面で避けるとしたら、
序列を、
高崎と、進藤の立場を入れ替えた時であって、それを投手コーチが進言してないと無理です。
全体的に余裕があれば、
昨年、熊原が中継ぎで試運転したような感じで、慣らし運転(そう言う序列で起用する)できるのですが、
投手コーチ的に、
進藤の中継ぎ適正(対右のスペシャリスト)が高いと思ったんでしょ。
これは私も同意します。
故に、昨年の平田の時ほど、激怒はしていません。
時効と思いますので、記事紹介。
関連記事
勝ちはしたが、チームの限界、そして、シーズンに大きな影響を与えた試合になったかもしれない
あの起用は平田の将来に影を与えるに十分な起用であり、ファンの平田への罵声も酷かったので、私も怒りをもって、記事を共通ジャンルに載せず書きましたが、
今回は、
そこまで進藤は批判されていませんし、この経験を糧に頑張れる選手かもしれません。
進藤には気の毒でしたが、今回の経験を基にガンバって欲しいです。
これで、二軍に落としたら、中畑監督、再びです。
関連記事2016年08月17日
横浜平田と、同点で広島が薮田を使った意味について、素直に参りました、他雑感
それこそ、平田同様、メンタルに問題を、起こす可能性もありますので絶対止めてください。
横浜の投手で気持ちが強いと言いますと、
須田、加賀が、強いです。
昨年の加賀は印象の強い投手となっています。
成績悪かったですが、もてる技量を駆使して闘ってました。
打たれても、打たれても勝負してくれます。
タナケンも、その心境に近いのですが、印象的なのは、その二人です。
心技体とは言いますが、進藤には、是非、ガンバって欲しいです。
今更、序列を動かすのも得策ではないので、また今日も、場合によると、
厳しい場面で登板させる事になるかもです。
高崎の状態が、進藤以上に悪かったです。
また、対右に限るのなら、状態が上がり切ってない須田よりあるかもですので(悪いと判断したから中村で降板)、今日のような起用が繰り返されるかもです。
その時、
進藤にはチームを救う登板を期待しています。
因みに
今回の敗戦。
響かないと思っています。
デジャブーと感じるような失点の仕方です。
打線も、デジャブーを覚えるような状態でした。
ですが、
これが原因で失速するのなら、昨年、横浜はCSに進出出来ていなかったと思います。
ラミレス采配の特徴のようなモノです。
相手も、その特徴に合わせ、対策して来ますので成績下降するかもですが、それを乗り越えないと先がないです。
選手にガンバって貰いたいです。
そのマネージメント手法に、大きな異論はないです。
結果に、悲嘆し、結果に狂喜する。
開幕です。
大いに悲しみ、悲観し、喜びましょ。
冷静な記事を読みたい方は、横浜ファンの良心。
YOKOHAMA loverさんか、
つだぬまちゃんの、http://tsudanuma-love.blog.jp/ 湾岸クライシスへGo。
つだぬまちゃんさんは、
情熱あふれる記事に見えて冷静。
YOKOHAMA loverさんは、ご本人、コメントしていますように、勤めて冷静に書く努力をなさっていますが、その裏は実に情熱的に感じます。
そのバランスが面白いです。
横浜ファンの記事は、
紹介した2つ以外にも、
質の高いプログが多いと思っています。
様々な視点に触れ、野球談議を楽しむ(違うだろう、うん、うん、その通りだも含め)。
これも、野球の醍醐味ですね。