以前、戸柱について、今シーズン、二桁打てるのでは?
っと評した事がありましたが(スイングが本当に力強くなりました)、
その期待通りに二桁に届きそうです。
打席÷ホームラン数でみますと、
戸柱は、
チーム4位です。
ロペス 17.7
筒香 21.7
梶谷 28.6
戸柱 33.6
桑原 35.3
宮崎 36.3
33.6という数字は、打席500ほどありますと、ホームラン数で15本ほど打てる能力を意味します。
多い人で、600打席ほどありますので18本期待できますが、数字遊びですかね。
それなりに期待できる数字と思って下さい。
桑原が今年、35という数字を維持できれば18近く行くと思いますが、そんな感じの数字です。
そして、
捕手で二桁打てる打者はリーグをみてわかります通り、本当に希少です。
その希少性故に、戸柱の序列は盤石ですし、あの守備力もあり、横浜が求めて止まなかった正捕手への道を順調に歩んでいます。
勿論、2年目の捕手ですので、
経験が必要な分野は、打撃(後述します)同様、未だ、隙のようなモノを感じますが、
徐々に埋められてきていますし、期待して見守っています。
さて、
戸柱の課題です。
もう、これは分かり切っていて、コンタクト率。
BABIP。
インプレーの打球のヒット率。
処理可能な、領域、フィールドに飛んだボールのヒット率が.221と非常に低調な事でわかると思います。
リーグ平均が.300ですので、
戸柱の場合、コンタクトしても、アウトになり易いボールが多いです。
結果、打たせてとるタイプのチームに弱いですかね。
得点圏打率なんて、私、あまり信用しないです。
稀に、居ますが論拠、技術論が先にあるものと思っています。
捕手なので、配球制限の入り易い場面で打つのは(捕手心理が分かり易い)、谷繁を彷彿させますが、今は、未だ荒いです。
ですが、
このBABIP、倉本をみるまでもなく改善可能な指標でもあり、一般的に打席経験を経れば上がって行く場合が多いです。
一方で、打球を遠くに飛ばす能力は先天的なモノが強く(例外もありますが)、なかなか上がりません。
今の打撃水準で言いますと、
.250.260でホームラン12,3本(打席450で計算)打てると思いますし、時間は戸柱の味方です。
試合に出れているのは大きいです。
統一球以前は、
巨人の藤村をみるまでもなく、走り当て、コンタクトする事が重視されたと思いますが、
今は、強く振らないと打球が飛びません。
右打ちや、進塁打等の前に、
広島を見るまでもなく、強いスイングをする事が求められています。
そして、
少々、芯を外されても、力で持っていくような打力。
これが重要です。
この指導に手間取ったのが、昔、強かったチームで。
広島さんが、強いのも、指導が、
強いスイングをしろだからと思っています。
2014年01月04日
広島 打撃・守備・投手 2013年 総括と展望
菊池を見た時、
2番打者なのに、良く振りまわすなぁっと褒めた記事を書いていますが、
その予測通り、経験を経る事で、右打ちも出来るようになって来ていますし、もう、2番としては破格な成績と言いますか、いやはや・・・
時代が広島さんの育成に合致したように、
戸柱のフルスイング、これは戸柱だけでなく、横浜全般のチーム方針のようなモノで好球必打。
打てると思った球を打つ。
その取捨選択は、打席経験を経る事で対応出来ます。
広島さんが、八木を攻略できましたように、
そう言う成長曲線を戸柱も辿るものと期待しています。
2015年08月21日
なぜ? 左右の揺さぶり弱いのか? 広島打線に対する雑感(推測)
微妙にカラーこそ違いますが、
広島さんに近い特性を覚える我が横浜ですが、
それ故に、その成長を楽しみにしています。
来季は、もっと強くなるわけですね。
期待しましょ。
おまけ、戸柱の良さについて
個人的に戸柱を評価しているのは、心技体で言う、心と体です。
心が丈夫で、体も丈夫に感じます。
無事これ、名馬とも言われますが、
体や、心が頑強な事で、厳しい練習、試合に耐え抜き成長できます。
故に、伸びているわけです。
倉本にも、近い特性を覚えますが、この二人、強く、逞しく感じます。
プロ入りが遅かった故に、逞しいのかもしれませんが、この辺は宮崎にも共通するかもですね。
タフに感じます。
ですが、限界もあります。
捕手は重労働過ぎますので、適度に休ませて下さい。
ちょっと使い過ぎに感じますが、
頭が整理されないかもです。
嶺井らと適宜適当にワイガヤしていると思いますので、大丈夫かもですが、
上手く乗り越える事で、その先に繋がって行きます。
席一つを巡り、熾烈な競争がありますが、その頑張り(試行錯誤を記事化したいです)を、応援したいです。
嶺井で、先発マスクも、見たいですが、今日、能見が登板しますし、どうなんでしょうね。
楽しみです。