息詰まる熱戦を制した横浜。
以前なら、勝ち切れなかったかもですが、勝ち切れるようになって来ています。
2014年序盤、黒羽根が骨折離脱し、急遽正捕手となって涙目になっていた時代の高城と、2017年の高城では違うのですが、
横浜ファンの高城への評価、少しは上がったでしょうか?
そうなってくれると嬉しいです。
さて、成長著しい高城ですが、
その序列は3番手です。
本当に横浜の捕手は充実しました。
第三捕手までみた捕手陣として見た時、横浜の捕手陣はリーグ屈指です。
2014年を想うと感慨深いですね。
2013年なんて、そんな高城が前半戦、鶴岡を押し退けて正捕手扱いでしたが、実に感慨深いです。
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横浜の捕手事情と鶴岡の評価、その考察と雑感
充実の捕手陣ですが、充実しているが故に、もう一つ上を目指すうえで、誰を起用して行くかは重要です。
つまりは選択肢があるわけです。
控えが弱い、他のポジションとは事情が違います。
では、捕手の起用にあたり、ラミレス監督が重視しているモノとはなんでしょ?
ラミレス監督の序列指定理由は明確です。
配球は見てないです。
ほとんど見てないですかね。
戸柱擁護コメントで、ラミレス監督が起用するから戸柱の方が上手いハズだなるコメント頂いた事がありますが、そんな事はないです。
監督が我慢できず配球を直接指示したのは戸柱だけなのですが、配球に関して全幅の信頼を戸柱は受けているように感じません。
他の捕手の状態も良いので、リーリフ捕手としても起用されなくなって来ています。
少なくても今は評価、高いとは言えないですかね。
では、なぜ戸柱が序列一位かと言えば、
キャッチングと守備力、そして打力で頭一つ抜けているからです。
総合力で戸柱は評価されています。
2016年のキャンプ時から明言していますが、案外、ファンに浸透してないです。
この選定理由、横浜的に上手く行っている部分もありまして、序列理由を明確化し(会社でも評価基準を明確化するのは大事です)、配球を重視しない事で、捕手陣が協力関係を築けています。
彼らが頻繁に情報交換出来ている理由の一つでしょうか?
監督語録を聞く限り高城だけ、配球、相性を理由に起用しているようですが、
おそらく、私の高城への評価と、チームの評価一致しているかもですね。
ですので、高城序列3位なんです。
ブロッキング技術も上がり、解説者から褒められる(かなり練習しているようです)ようにもなりましたが打撃に課題があるのは明白に感じます。
打撃の数字は良いのですが、内容を重視する監督からすると物足りないと思っているようには感じてます。
と、
なりますと、戸柱か嶺井。
打撃の伸び代で言うなら、戸柱(私の主観)ですが、
現在、記録している彼の数字は非常に良くないです。
捕手別防御率も宜しくないですが全般的に結果を出せていません。
戸柱の捕手別勝率が悪い原因の一つかもですが、思ったより打撃(打点は多いですが)で貢献できてない部分があります。
RC27(戸柱を9人並べたら27のアウトで何点とれるかという指標)という、得点創出能力を示す数字で戸柱が記録している2.16という数字は、調子が悪い荒波以下です。
巨人の小林と、ほとんど変わらない得点創出力です。
同指標で、
嶺井が3.76を記録していますが、この部分を、どう考えるかですね。
(高城は3.40)
結果だけを重視するなら嶺井起用なのですが、
結果だけを理由に起用しないのは、昨年の梶谷不調時の所作や、ロペスへの対応でみてとれますし、今年の倉本や、桑原でも確認できます。
結果もみますが、それ以上に内容、準備をみている監督ですから、
数字だけで起用が、こうなるとも言えませんし、良い準備は、tomorrow is another day。
監督の野球哲学、人生哲学へと通じます。
現在、戸柱の起用は3勤3休ペースですが、
戸柱3、嶺井2、高城1の比率で様子を見つつ、戸柱の復調待ち?、待って戻るかわかりませんが、
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戸柱の打撃について、その現在位置
tomorrow is another dayで、戸柱を待つような気がします。
戸柱の起用に変化が見えるとしたら、他の捕手が打撃で今以上の結果を出した時でしょうか?
どちらにしろ、拮抗している感じです。
横浜のポジションで捕手だけが選択肢が多く、悩ましいです。
そんなわけで、
打つ手は、捕手の打順と見ています。
復調待ちとは言え、得点創出能力に劣る戸柱を6番で起用し続けるのは問題がありますし、倉本や、梶谷、ロペスを見るまでもなく打順は、その時々で、復調を促す意味でも、いじる監督です。
そろそろ打順をいじってくるような予感もありますが、皆目見当がつきません。
皆さん、期待して見守りましょ。
ラミレス監督の起用、間違いが少ないです。
捕手の起用も、その範疇に含まれると考えています。
OUR TIME IS N.O.W.
明日、時間があったら、横浜の伸び代を記事化します。
打つべき手は打っています。
ダメだから落胆するのでなく、その試行錯誤の経験が、若い選手のチームの財産になります。
そして未来へ。
すべては、この時のために、本当の「この時とは」リーグ優勝ですが、その道に、つながる試行錯誤を横浜はしています。
ガンバレ、横浜。