前回、外野編を行っていますが今回は内野編です。
レギュラーが期待されている選手に関しては
全体的に層が厚くなりつつあります。
広島さんのような厚さはないですが以前との比較で視界良好です。
内野のベンチメンバー
ロペス、宮崎、大和、倉本、柴田、白崎?
通常、内野手6人はベンチ入りしますので、この白崎の位置を巡り争っている状態です。
こうしてみますと代打専門枠でベンチメンバーに入る事の難しさを覚えます。
(後藤が出にくいです)
後藤が代打枠として昇格できるとしたら内外野の控え選手の打撃成績が相当悪い時(1割を切るような感じ)となりそうです。
後藤を昇格させますと代走、守備要員、交代枠の選択肢が減りますので難しい状況に感じます。
下園、後藤の二人が代打枠として控えていた2016年。
その選択肢が狭かったですが代打専門ですと、どうしてもベンチワークが鈍くなります。
ラミレス采配を批判している方はベンチがぁーっと言いますが、
事情があるわけです。
そんな理由で、
代打の切り札的な成績を出せませんと後藤の昇格も厳しく感じてます。
おそらく後藤の実力、ベンチもわかっていると思いますので成長を期待できる選手を中心に序盤は起用されるとみています。
ラミレス采配の特徴です。
これが、また一部ファンには評判がよくないですが、昨年と同様、控えの状態が悪くなれば中盤以降に後藤のチャンスが来そうです。
もしくは明確な序列が内外野で出来た時でしょうか?
一方、
外野は筒香、梶谷、桑原、細川、乙坂、関根か神里で 6人
内野で6人
捕手で戸柱、嶺井、高城の3人
計15人
投手枠を横浜標準的な13人とした場合(一軍登録枠28人)、空きがないです。
さらに、内外野、捕手を守れる佐野がいます。
この人は代打で使いたい選手ですから上記から場合によると一人、外れるような様そうなわけです。
後藤が上り難い理由の一つです。
昨年、結果こそ出せませんでしたが佐野の打撃は期待しています。
そんな状況下で、
以下、内野の序列です。
7位、石川
横浜の生え抜きでは一番経験のある選手です。
総打席数で4000を超えていますが4000を超える選手は本当に少ないです。
肘の怪我の影響で荒波同様精彩を欠いていますが痛み止めを打ちつつ試合に出続けた事もありチームメイトの信望は厚いです。
筒香の良き相談?相手(イジラレ役)。
石川クジの名に恥じぬ選手です。
最近は大分、ヤジ減りましたね。
選手への心無いヤジは止めましょう。
この選手が開幕時点で外れるような陣容になりつつあります。
グリエルが加入した際、中堅(20試合)を守っていましたが当時は、それぐらい選手層が薄かったわけです。
8位、田中
経験を買われヤクルトから移籍しました。
期待されていた二塁守備ですが範囲狭くなりました。
肩も弱いので倉本と組んだ二遊間は非常に脆弱な数字を残しています。
併殺がとれずランナーを残しています。
守備面では期待できないですが、その経験で貢献できる選手です。
その面で期待しています。
9位、山下
一軍試合出場数
2016年62試合→21試合
柴田の先輩ですが柴田の成長もあり2017年に、その試合出場を大きく落してしまいました。
使われ方をみますとかなり評価が落ちていそうです。
絶対評価と言うより相対的なモノです。
柴田の二塁守備がまずまずな領域に達した事。
打撃も2017年開幕当初とは違い大分、成長しました。
新人時代との比較で山下も成長しているのですが難しいもんです。
二軍
2016年32試合→2017年74試合 打席126→243 打率.299→.294 長打力.427→.385
一軍での試合減の影響もあり二軍での出場数が増えています。
ほぼ仕上がっているとも言えるのですがIsod(四球の割合)が低いですね。
Isodの平均的な数字は0.07と言われていますが、二軍ですら、その1/2以下です。
早打ちしているのが見て取れます。
早打ちしていますのでPA/kは7.8と数字は良いのですが、ここまで早打ちなら宮崎クラスの10以上は欲しいでしょうか?
選球眼と言う部分で(ボール見極め率など)課題を覚える数字を残している山下ですが、その辺が課題かもです。
別にボール見極め率が悪くても、菊池や、イチローのように高いコンタクト率があれば良いのですが、そこまでは至ってないです。
正念場です。
飛雄馬
一軍試合出場数
2015年59試合→17試合→3試合と、その試合出場数を減らしています。
この人も山下同様、成長はしているのですが相対的評価で競争に敗け試合出場数を減らしている状況です。
選手層が厚くなっている事を確認できる事例でもありますが選手にとっては厳しい生存競争となっています。
課題は様々ありますが柴田が評価されている理由は守備です。
大和を除けば他のライバルを引き離しています。
その差を埋めるような打撃が飛雄馬には求められているのが現状でしょうか?
佐野同様、内外野捕手を出来ますが、その佐野との比較は打撃です。
佐野の場合、結果を出せていませんが、スイングが良いんですよね。
だから佐野は使われちゃいます。
監督が成績(結果)に拘らず白崎を日本シリーズで先発起用したのと同じ理由です。
二軍成績
主戦場が二軍となっていますので試合出場数はまずまずです。
54試合→89試合 打席204→231 打率.293→.250 長打率.431→.387
出塁率.363→.332
試合出場数が2016年との比較で35試合増えて85試合出場していますが、その割に打席が増えてないです。
この辺が飛雄馬の立場の難しさでしょうか?
山下同様、正念場です。
頑張れぇ。
他
百瀬
107試合→54 334打席→124
青柳同様二軍出場数を減らしています。
かなり立場が危うくなりました。
遊撃以外でも起用されていますが外野守備でも失策を重ねている状況です。
成績上3年、伸び悩んでします。
狩野
2016年指名の選手です。
成績上プロの壁にぶつかっています。
百瀬と同様打率1割台でした。
2016年のドラフトを想定外ドラフトで書いていますが(あまり良い補強が出来たので選手を取り過ぎています)、
課題の多かった二遊間強化のために内野手が飽和気味になっています。
狩野は大卒ですので早めに結果を出さないと立場が危うい感じでしょうか?
しかし、2016年のドラフト凄かったですね。
下位指名でドラ9佐野、ドラ5細川が一年目から一軍に食い込んでいます。
飛雄馬や山下らの時代と違い一軍に出るのが難くなったのにも関わらず一軍の座を彼らは得ています。
そして、その選に漏れた選手は二軍ですら出場するのが大変な状況になりつつあるわけです。
優勝を目指す陣容を整える為、編成バランスを崩して内野を獲得し続けましたが(一時は捕手も)、序列が定まりつつあります。
暫くすると整流化すると思いますが当該期間中の選手にとっては厳しい環境。
その頑張りを一ファンとして応援したいと思っています。
ですので、あまり野次らないでねぇ。
山本。
打率.056です。
未だ時間がかかりそうです。
松尾
2016年のドラフト3位です。
横浜としては久しぶりの高卒野手の上位指名です。
百瀬の代わりに現在、遊撃で育成されています。
百瀬は外野コンバートも視野に様々、試されている感じでしょうか?
試合数は100試合を超え、打席も300超とプロスペクトとして遇されています。
成績は芳しくありませんでした。
外野のプロスペクトが細川とするなら松尾は内野のプロスペクトでしょうか?
その成長を見守りたいです。