9/25の試合で対阪神戦の連敗を止めた横浜。
この日は“待球作戦”が奏功。五回までに7四球を選んで105球を投げさせ、球が浮き出した六回に宮崎の適時打などで計5得点と畳み掛けたとあって、ラミレス監督は「対策がうまくいった」と喜んだ。
との事ですが待ち球ありきというより単純な指示で低めは捨てて高めを狙って打ちに行こうという指示だったように感じます。
待ち球ありきでないのは2回の裏ノーアウト満塁のチャンスでインハイのシュートを初球打ちし併殺した中井にみてとれます。
横浜の狙い明確でしたし相手バッテリーあえてシュートを投げたようにも感じた配球でした。
打線の切れ目でしたしね。
結果的に待ち球でしたが昨日の横浜はベースはいつも通り。
好球必打にはおいてたように感じてます。
各打者序盤は高めのゾーンを積極的に打ちに行っていました。
(低めは積極的に見逃すような指示が出ていたと思われます)
近年、メッセの球威が落ちたのもあり、浅いカウントからフォークを投げてくる傾向がありまして。
2014年データでみますと0-0、0-1でフォークを使う割合は5%程度でしたが今期は20%ほどと割合が増えています。
有効なカウント球がなくりつつあるわけですね。
以前は大雑把にストレートでカウントを整えていましたが今はできません。
今期の菅野に近い部分をメッセにも覚えますがカウントの主導権を打者側に譲りつつあります。
ゾーンで勝負できなくなってきています。
そんな環境下でメッセの平均球速は2014年の146.7→2019年141.6と落としており漸く采配次第で打てる段階になったかもです。
まぁ、梅野が上手くリードするので点奪えないんですが・・・
昨日も筒香勝負を避けるような配球をしていましたがアウトカウントをよりとり易い打者に勝負を挑むようなゲームメイクをしたいたように感じます。
また宮崎がメッセを実績上苦手としていましてランナー貯めても宮崎以降で打線を分断されていた横浜でした。
構造的に点が入りにくい横浜打線でした。
宮崎が采配でメッセを打てるのなら、采配で横浜打線もメッセを打ち崩せたと思うのですが打てなかったんですよね。
そして横浜の狙い明確だったことで梅野がアウトローのボールを積極的に使ったのが仇にもなっています。
昨日の審判のゾーンが外に厳しく、あのコースをストライク判定されていたら(カウントバッテリー有利)、別の試合展開も予想され展開のアヤも覚えた試合でした。
審判とメッセが喧嘩してくれたから嵌った面もありますでしょうか?
本質的にはゾーン勝負できなくなったメッセにありますから四球が増えるですが。
四球は投手と打者の相対関係が打者側にふれることで増える場合が多いです。
四球の価値が見直されています。
出さない配球をバッテリー側もします。(筒香らとまともに勝負したくない)
打てないからではなかなか増えないです。
一部に、そんな投手もいるかもですが基本原則は相対関係です。
その天秤が崩れた事で横浜はメッセから四球を奪えています。
この前提が大事と私は考えています。