05.13→06.13 チームOPS-チーム被OPSでみた戦力変化 現時点で出力はAクラスに進出したチームより上

aaakkkaaa.hatenablog.com

本来なら投手力(守備含む)に関し記事を書くのですが

書きません。

このチームは強いのですが

しょうがないです。

 

表題のチームOPS-被OPSの経時変化です。

05.13時点での戦力は以下の通りでした。

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チームOPS-チーム被OPS

1位 中日 +0.048

2位 広島 +0.030

3位 巨人 +0.017

4位 横浜 -0.021

5位 ヤクルト -0.026

6位 阪神 -0.046

この数字が一か月後

06.13 チームOPS-チーム被OPS

1位 ヤクルト +0.022   経時変化+0.048 

2位 巨人 -0.004    -0.021

3位 広島 -0.022    -0.052

4位 阪神 -0.001   +0.054

5位 横浜 -0.008         +0.013

6位 中日 -0.021         -0.069

 

チーム成績から期待される勝率との乖離

1位ヤクルト 実際の勝率0.656 期待勝率0.531 乖離勝敗 +7.7勝

2位巨人 実際の勝率0.537 期待勝率0.495 乖離勝敗 +2.8勝

3位広島 実際の勝率0.484 期待勝率0.456 乖離勝敗 +1.8勝

4位阪神 実際の勝率0.453 期待勝率0.500 乖離勝敗 -3.0勝

5位横浜 実際の勝率0.448 期待勝率0.489 乖離勝敗 -2.4勝

6位中日 実際の勝率0.435 期待勝率0.472 乖離勝敗 -2.3勝

 

横浜について

戦力的なものでみると混戦なハズなんですがヤクルトが抜けています。

ヤクルトは投打にわたって効率的でなおかつ出力も高いです。

出力(インプット)は正直、過去10年の優勝チームでみるとかなり低い方です

強いチームのそれではないですが戦力運用が際立っています。

野村ヤクルトの後継として高津監督評されますが戦力運用みますとその上です。

 

野村野球を評し王者の野球と私は評したいですが

あの野球を評し弱者の野球と評すと見誤ると考えています。

大多数のファンは野村野球を弱者の野球と考えているように思えますが当たり前に勝つを追求する野球とはリスク減らす野球(ある局面になると外角一辺倒になります)であって

リスクを負って勝ちに行くような野球ではないです。

リスクを負って配球していた谷繁の配球を野村さん批判していた時がありますが

そんな関係性です。

 

負けに不思議な負けを追求した結果負けない野球になるのですが

負けるべくして負ける展開になり易く戦力以上の勝ち方が少なくなります。

その上位互換が今の高津ヤクルトに感じます。(負けないし戦力以上の勝ち方もする。野球を良く知ってる)

 

ラミレス野球の評判が悪い理由にリスクを負って勝ちに行く場合が多かったからとみていますが。

そのリスクの結果負け試合も多かった事でファン、解説者の評判が良くないです。

弱者の野球とはラミレスのような野球です。

まっとうにやると勝てないチーム。

まっとうにやってない面もあったので戦力以上に勝っていた局面もありました。

ラミレスも好き好んでやっていたわけじゃないんですが・・・

 

2018年以降優勝を目指してリスクを負い続けてた野球をしており

あの戦力で優勝を目指すからと良く嘆いてはいましたが

あの時のチームは弱かったです。

弱かったですが魅力的なチームでした。

 

そんな横浜ですが

06.13現在に記録している横浜の出力、チームOPS-被チームOPSの差分はAクラスに進出した2016,2017,2019年より上。

 

これだけ故障者、離脱者相次いだにも関わらず額面戦力でラミレス時代より強い。

 

2015年が -0.050 勝率0.437

2016年が -0.030 勝率0.493

2017年が -0.010 勝率0.529

2019年が -0.090 勝率0.507

2021年が -0.008 過去10年でワーストの戦力運用 その勝率0.425

2022年が -0.008 今期.勝率0.448

 

実績上三浦横浜の戦力運用が芳しくないです。

2015年と2021年に横浜は最下位になっていますがチームWARで21年は15年との比較で+10.0勝以上あり 負けに負けています。

また昨年、最下位こそなりましたが昨年の時点で2016,17,19年より強く・・・

 

横浜一新。

ラミレス野球を否定し過ぎた反動を受けています。

これでもかと疑問を覚える野球をしてチーム弱体化させチーム成績を押し下げています。

それにも関わらずAクラス相当の戦力を保持できた横浜。

強かったです。

 

その21年との比較で戦力運用上22年は良化している横浜です。

チームを混乱させたチーム方針も21年ほどではなく落ち着いて来てはいるのですが

未だに良いとは言えず

その原因を考察するとポジティブにも評せますがデータに振り回されていると球団関係者がチームOBに伝える程度に苦戦しています。(アナリストのせいでやりたい野球ができないそうです・・・)

 

チームOPS-チーム被OPSで0は統計上得失点で0になりますが

-0.008にも関わらずチームの得失点は悪いです。

 

今のチーム状態を評するなら

故障者、離脱者続出でソトが不調気味。

オースティンが未だに復帰していないにも関わらず上記数字を記録しているのは

横浜のチーム力の高さ。

昨年記事で書いていた

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が理由なんですが

運用面が昨年より改善されたとはいえ

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未だ良いとはいえず濡れ雑巾状態になっています。

今後、故障者が続々復帰する過程で

この戦力運用面の齟齬、拙さは自然解消されるとみてはいますが(序盤阪神さんのようにバランスが悪すぎると采配ではどうにもならない)

 

勿体ないというかおそらく今期、それほど本気で優勝を狙ってなかったのかもしれませんね。

そうするとイロイロ符号します。

石井コーチの言う2,3年後を意識した結果、チームが勝てなかった。

昨年の三浦采配のような頑固さは感じないのですが所々で感じる来期以降を睨んだ采配に

今期の位置づけを覚えます。

 

ただ横浜が将来的に強くなっても、

それ以上に他のチームが強くなるシナリオがあり特に阪神

このチーム、外国人補強次第で一気に強くなる可能性を覚えています。

そこにFA補強が絡むと今の横浜のペースでは優勝覚束ない可能性ありまして

タフな道のりになりそうな予感があります。

 

個人的最悪シナリオは藤川阪神監督にラミレス阪神打撃コーチでしょうか?

ラミレスを横浜の制服組は確保したかった節を覚えますが今の現場とラミレスは水と油ですし阪神で指導するラミレスも見てみたい気がします。

阪神でもラミレスは異端者とは思いますが・・・

気の毒に。

 

昨年同様、得失点などでみると横浜は弱いですが

その実、横浜は強いです。

その強さを垣間見られる瞬間あると思います。

DeNAになって一番強い、過去最高のチーム評価です。

その上を石井コーチらは目指している結果チームが勝てない背景を覚えますが理由は優勝なんでしょうね。

 

あの弱いラミレス横浜を評し優勝できなくて不思議と評したコーチです。

その戦力の見立てへの乖離が横浜にどんな未来をもたらすか?

 

その結果予測は正直ネガティブですが

その思考錯誤の先に横浜があります。

石井コーチらの試み、経験が次の横浜に繋がるように彼らには長期にわたり横浜を指導して欲しく期待しています。

5年以上はみないとダメなはずで理想は10年ぐらいですが

 

後は数字に弱そうなので、そのあたりをどうするかですかね。

算数できない大学生が半分超えるぐらいですから数字を使いこなせないのも止む得ないというか

toyokeizai.net

 

しっかり教育する必要あるとみています。

社内研修するように球団にはお願いしたい。

 

元々、日本の教育は暗記中心。

その結果算数できない学生多かったと思いますが

今はさらにダメなようです(使う必要がない)。

 

暗記でなく、プロセスにこそ算数や科学の面白さがあるずなんですが

whyがない

日本のプロ野球記事全般に感じる傾向ですがwhyがあまりないんですよね。

歴史教育もwhyに根差した教育が重要と考えています。

どうして鎌倉武士があそこまで残酷に権力闘争を繰り広げたのか

 

戦国時代末期の武将で石田三成真田幸村らの子孫は生き残っていますが

鎌倉時代の人たちは族滅に近い対応をされています。

清盛につらなる平家の子孫は時忠を除き残ってない(ハズ)です。

 

平治の乱で許された義朝の息子たち、頼朝や義経他と違って誰も残ってない。

許されているから治承の乱と呼ばれる源平合戦で源の諸氏が活躍しています。

 

これが綺麗に族滅していまして

平氏が一致団結していたのか源氏がバラバラ(甲斐源氏摂津源氏などいろいろ)だったから許されたのか

 

平氏への族滅に近い対応を評し単純に鎌倉は残酷(頭ラミレスのような表現)だからで終えちゃうと面白くないです。

どうして残酷になってしまったか?の論点でみた方が面白いです。

もしくは戦国時代に族滅が存外少ないのもポイントでしょうか?

 

 

その意味で実績上、非効率(昨年と違い結果的にの部分もありますが)な三浦野球も非効率だからで終えるのは非常に宜しくないです。

数年後を意識したドラフトが2018年(広島小園をドラ1で外した年)以降続いていますが

あえてかなぁ・・・

昨年はあえてを感じませんでしたが今期は意図も覚えます。

いろいろ理由がありそうです。

 

取り合えず繰り返しますが横浜は強いです。

元々実力上位の神里、桑の状態を上げて

マメが剥がれた事で不調だった東が戻ればリーグでも上位の戦力揃います。

 

オースティン不在で、この戦力が揃う。

一方で大村コーチ復帰後明かりも覚えますが横浜の育成は芳しいとは言えなかった

 

そんな有様でリーグ上位の戦力想定なわけですから

混戦になるわけです。

首位をひた走りヤクルトさん含めどこも万全なチームないです。

 

戦力だけいうと

06.13の時点で巨人、阪神、横浜が同規模。

後は伸び代ですが阪神、横浜がプラス方向。

巨人は?

昨年来書いていますが巨人の育成どうしちゃったんですかね。

新人の大勢いて、あの成績です。

 

06.13のチームOPS-被OPS

 

1位 ヤクルト +0.022   経時変化+0.048

2位 阪神 -0.001   +0.054 

3位 巨人 -0.004    -0.021

4位 横浜 -0.008         +0.013 5-6月に本来貯金できたはずでしたが出来ませんでした

5位 中日 -0.021         -0.069

6位 広島 -0.022    -0.052

 

広島の出力不足が目立ちますが

このチーム今期、現実路線になってまして数字以上の結果を出しています。

出していますがファンのフラストレーション溜まってそうです。

今の広島さんの位置(リーグ3位)に横浜が居てもおかしくないのですがややバランス悪いです。

そろそろ調整できそうにみています。

戦力戻ると自然バランス整う面あります。