横浜の伸びしろについて結局は三浦監督次第  序論

開幕から再三書いている捕手、バッテリーコーチ、三浦の連携面における問題。

三浦が求める野球に対し現場が対応しきれていません。

 

その結果に三浦が切れて二軍から昇格即、実績のない上に相手打線、自軍投手の状態を把握でてきてなく実戦勘もない高城に先発マスクを被らせるなど混乱し続けていますが

参考記事

4/25 横浜一新、終わった・・かもしれない 4勝19敗4分け - 所持雑感

 

どうも未だに混乱しているようです。

改善傾向が見えたと思いましたが停滞気味です。

 

優しい監督と言うより感情的な采配が目につく新監督です。

 

かなり鬱憤溜まってるのかな?

三浦の投球スタイルって闘争心全面に押し出していましたが優しさだけじゃ語れないんですよね。

勝ちたい。

監督采配に余裕をもたらす一番の良薬は勝利です。

選手はラミレスに鍛えられているのかタフなようですが監督だけ空回りしている感あります。

勝利に飢えてるが故に厳しい采配をしています。

後で手痛いしっぺ返しを食らうかも含め注目しています。

 

2021年にLOB率と言うコトバが盛んに出てくるようになりましたが疑似残塁率のようなモノで中畑監督時代や、その時代との対比で2016年の横浜、そして2017年の戸柱について記述しています。

 

この数字が横浜良くないです。

懐かしい数字です。

横浜の良さの一つがLOB率でしたが、それが現在芳しくないです。

 

縛りがあるのか勝負し過ぎる傾向があり雑な配球となっています。

勿論、三浦が唱えるファーストストライク、ゾーンで攻める自体はラミレスの言うファーストストライクの逆バージョンで手段としては正しいのですが

 

部分最適化の罠に嵌り結果を出せてないです。

手段と目的が入れ替わる采配。

2番に打てない打者を置いていますが同じ事が言えます。

中畑監督時代の野球に近いかな。

 

配球傾向に関して前任者のラミレスの配球が如何にボールを振らせるかにあったので捕手陣が慣れてないのもあるかもですが

ゾーンで攻めるというのは投手側に素の力がないと無理です。

結果、底上げされていたものが消え、さらに底が抜けて実力以下の成績になっています。

平均に収束して欲しいのですが最近の捕手の使い方をみると戸柱固定から嶺井固定へと膨大なマスデータを処理する方法論として有効だった負荷分散を止めていますので

今の所改善の目途なしに感じています。

嶺井がいっぱい、いっぱいにならないように負荷分散して欲しいのですが

同時にバックアッパーの戸柱、高城の試合勘が鈍るので三人そろって文殊の知恵が機能しなくなる懸念がありネガティブな状況です。

 

最終的には伊藤の個人技。(ゾーンで攻めるに慣れた捕手)

高城を昇格即起用したように伊藤に頼る可能性が高く、その伊藤はデータにあまり頼らない昔ながら配球です。

バッテリー主導型の配球を得意としています。

相手打線を分析した結果を基に配球する傾向が強い他の捕手とはテーストが違う捕手です。

谷繁らの野球に近くなりそうな横浜です。

因みに谷繁野球と言うと全年代に渡りチームWAR以下の勝率しかチームにもたらしてなく

似た事になる可能性もあるかもですが

さて。

三浦の目指す野球は谷繁よりですが全面的に谷繁よりでなく折衷案を目指しているようなので

そこに期待したいです。

 

藤川が捕手として矢野、城嶋、阿部を評価していましたが

阿部は藤川、ラミレスよりで。

谷繁は直感、経験に頼る配球でした。

型がなく野村監督に批判されていた配球。

結果は出せるのですが独特の勘に頼る配球。

故に捕手で差が出やすかったです。

これが巨人や横浜式ですと捕手間で差が出にくいのですが

参考記事

打撃力こそ重要で「配球は結果論」? 現代の“捕手の在り方”が変わった理由 (1/3) 〈dot.〉|AERA dot. (アエラドット)

引用

配球をチーム全体で決め、それを捕手・甲斐拓也が完遂した。他の捕手が出ても、同じような配球をしたはず。第1戦でエース・千賀滉大が登板しても、普段と異なる短期決戦用の攻め方をした。(勝敗を分けたのは)巨人の大城卓三と甲斐の捕手力の差?という声もあるが、そうではない。巨人も短期決戦用の戦い方をすれば勝敗も分からなかった」

 

チームとしてというより捕手個人に頼る(より)野球を一部目指しているようです。

結果、三浦横浜は落ちるところまで落ちるか、個人技に長ける伊藤の昇格で浮上するか

 

これが三浦横浜の分水嶺になるかもです。

三浦が宗旨変えしないならば

伊藤のゾーンで攻める、データに頼らない個人の感性を重視した配球でチームが浮上する可能性あります。

まぁ、それも実績上、力のある投手でないと無理なので限界あるのですが

そういう野球もありです。

梅野で結果を出している阪神が好例しょうか?

 

三浦の理想は阪神梅野ような捕手を正捕手に抜擢し固定する事のようですが

横浜の捕手陣ってそこまで個人で優れてないと思うので

また、

したいで破綻するんじゃないかと懸念しています。

投手コーチしていた2019年にしたいでチームに混乱を呼びこましたが

懸念していたとは言え今期もです。

 

現実と理想(したい)の狭間で苦しんでいる三浦横浜です。

したい自体は勝利に向けた手段として有効です。

なので構わないのですが

現実と理想のギャップを埋めてくれないと机上の空論となります。

長平の戦いで敗戦を呼び込んだ趙括みたいに感じる部分があり

紙上に兵を談ず

でしょうか?

 

したいと現実のギャップに苦しんでいます。

このギャップ云々も今期のキーワドでしょうか?

 

これは投手側でなく打者側でも起きていて横浜は弱体化させています。

このギャップを指揮官が埋める事で、選手たちが咀嚼する事で埋まるかもですが時間が必要かもです。

まさに0スタート。

ラミレス時代の5年間とは?っと感じる有様です。

 

普通の会社組織なら無能の誹りを避ける事できません。

業績悪化。

こんな上司最悪ですが野球の場合許されるのが面白いですね。

 

社員なら怒りますが

ファンは許してくれます。

まさに情。

人気興行ですからね。

 

まぁ、編成が悪いです。

三浦を監督として育てるという意志もあるようですから

 

横浜ファンは監督の試行錯誤、苦しみによりそってください。

三浦が何に苦しんでいるのか数字的サポートはしていきたいです。

 

さて、現状の横浜の浮上の芽について具体的にですが

まずは投手編、次いで野手編です。

運用が上手く行ってなさそうな数字が多々でてきますが

まさにラミレスと逆で、そりゃ弱体化するよなっと。

三浦野球の課題を語っていた過去記事と重なりますが再編集します。

特に投手面が重要と思うので過去と今の比較、計算他しています。

 

次回、投手編です。

今回、実は投手編で書こうと思っていたのですが長くなったので序論として位置付けておきます。

 

この後、登板過多気味の中継ぎが爆散しさらなる苦難が三浦横浜を襲うかもですが

中継ぎ運用もラミレス時代を参考にしているとは言え危ない橋を渡っているようで

特に三嶋が変な投球していて気になります。

 

巨人岡本にホームランを打たれたシーンは2球連続でフォーム崩れていましたが大丈夫ですかね。

暫く休ませた方が良いのですが。

 

あーいう形のシュート回転って危険信号です。

ただのシュート回転じゃないんですよね。