記事自体は古いです。
ただ、併殺に関し、考えさせられたので、記事を。
最後の打者・白崎の一塁へのヘッドスライディングも届かず、この日4つ目の併殺で試合は終わった。好機をことごとくつぶす拙攻。
DeNAの中畑監督は「継投よりも、点が取れないとリズムがつくれない。4併殺したら厳しい」と振り返った。
記事抜粋。
併殺。
各種記事で併殺の多い選手に対する批判記事が目立ちますが、最初に併殺の原因は選手と言うより、
そのシチュエーションが非常に重要です。
今回、監督さん、嘆いていますが、4併殺(鹿児島4月23日巨人戦)の中身を検証したいと思います。
一つ目の併殺。
0-0
2回、ワンアウト、満塁、打者投手尚成・・・
うん、打者尚成の力を信じて強攻したようですが、見事に失敗。
6-4-3のダブルプレー
打力に劣る投手の場合、前に打球が飛ばない場合がありますので(BABIPが一割台)、強攻すると併殺になり易いのですが・・・
2つ目の併殺
1-1
6回、ノーアウト、ランナー 一塁
多村 5-4-3のダブルプレー 2アウト
3つ目の併殺
1-4
8回、ワンアウト、ランナー1,3塁
4つ目の併殺
8回、ワンアウト、ランナー1,2塁
白崎 4-6-3のダブルプレー ゲームセット
投手の併殺は、正直褒められたものでないと思います。
(^_^;)
他に選択肢のある場合、その併殺に関し防げた可能性があります。
その意味で、打たせない事も、十分あり得る打者投手に強攻させたのは違和感を覚えます。
8、9回の2つの併殺。
1点差なら未だしも3点差です。
ランナーを進めるなんて事はしませんし、犠打もあり得ません。
尚、横浜が本領発揮(ビックイニング)するのは、こんなシチュエーションでしてベンチワーク云々は全く意味ありません。
選手を信じるしかなく、信じたい以上、併殺は結果論に過ぎないとは思います。
一方、多村の併殺。
横浜の場合、広島に次いで犠打が好きで、今シーズンも犠打23を成功しており、リーグトップのタスクです。
シチュエーション的に、1-1の6回ですので、場合によると犠打もありなのですが、横浜の場合、決まった人しか犠打しません。
昨年、多村は犠打を一回も企図した事ありませんし、おそらく練習もしていなかと。
別に、これ自体、構わないのですが、逆に言うと、あるシチュエーションに限って集中的に犠打を企図しており・・・柔軟性を覚えない時が多いです。
[[特に回の浅い時に、その傾向が強く、その強い打撃力を活かしきれていませんでした。
|http://www.plus-blog.sportsnavi.com/aaakkk/article/85]]
巨人の犠打と違い、相手に予想され易い犠打が多いような気がします。
また、多村の打順が7番ですので、その打順から、犠打をする必要もないですし、強攻した選択自体、間違っていないと思います。
得点圏打率に年次相関がない以上、打つ打たないは、その打者の実力次第。
要は、併殺を打った打者にチャンスが巡ってきてしまった巡りあわせが問題であって、もし防げるとしたら打順変更・・・
それが正しい処方箋かわかりませんが、私なら、こんな日もあるさぁって解釈します。(打つ時もある。)
さて、そうは言っても併殺の多い打者は居ます。
多いチームと言っても良いかもしれませんが、次回、打者新井(昨年の成績を基)に関して記事化したいと思います。