の続きです。
左腕が多いと言う記事が現代に限らず多いですが、
もの珍しさも手伝ってのネタ記事となっています。
左腕が多いと「偏り」過ぎで敗けるという懸念に対し、そんな事はないと前記事で書いています。
もし、敗けるとしたら実力不足です。
そして、
6、左腕でバランス崩れるとしたら(一種の実力不足)
です。
これ広島さんも同じ事情を抱えてまして似た特性の投手が多過ぎますと、同じ手法で攻略されちゃいまして、だから、横浜はセで唯一広島投手陣を打てましたし広島さんは横浜投手陣を打ち込んでいます。
CSではシーズン中の反省に基づき捕手三人制で広島さんを封じられましたが似た特性の投手が多過ぎると対応しやすいです。
もし、広島さんに付け入る隙があるとしたら他のチームも横浜同様打ち込んでくれる事なんですよね。
ストレートを打ってください。
はい、他力です。
広島打線が圧倒的な破壊力を発揮できたのもストレートへの対応の秀逸さが理由です。
横浜もパットン、ウィラードらが広島戦で苦戦しましたがストレートを広島さんに捉えられたのが理由です。
日ハムと対戦した日本シリーズ対策でストレート対策をしたそうですが、その結果、あるレベルのストレートしか投げれないチームを文字通り広島さんは粉砕しています。
そして広島投手陣が頑張れたのもストレート。
一方、横浜の強みもセイバー上、ストレート(打者、投手)でした。
広島と横浜の長所は良く似ています。
その長所の強化バージョンが広島さんと言う関係性です。
(ある意味で困った話なのですが、これも記事ネタです。広島さん対策を他の球団がしますと横浜対策にもなるわけです。)
参考記事
阪神戦に横浜は分が悪かったですがCS展望では勝てるとした理由は、
そのストレートが理由です。
じゃー、なんで阪神戦分が悪かったか?というと主戦捕手戸柱の経験不足を突かれたからですが、まぁ、これは別の記事ネタ(広島に唯一確信をもって勝っていると言える分野)でしょうか?
昨年の9月の注目に捕手、捕手と書いていた理由でもあります。
横浜のストロングポイントです。
前置き長いですが(記事ネタの予告をしつつ)、
濱口、今永、石田の特徴はクロスファイヤーに外角へのチェンジアップ、そしてスライダーの組み合わせです。
似ています。
球質やタイミング等違いますが基本特性は同じですので攻略も似てきており配球の軸であるクロスファイヤーを攻略すれば打ち込めます。
右打者の外に逃げる球があればチェンジアップとの組み合わせでいけますがないです。
そうでなくても各チーム直球対策に余念がありませんから(広島さんの投手陣に力押しされました)、
その対策の結果、打たれる可能性があります。
そなりますと特性が似ている部分も多いが故に左腕総崩れになるかもしれないです。
関連記事
左腕が席捲し始めていたので各球団クロスファイヤー対策をしています。
同時に直球主体の投手にやられ過ぎた事で直球に対応出来ない打者が淘汰され始め、求められる球質が上がり始めています。
当時、今永苦戦していましたが捕手が戸柱から嶺井になるなどして課題をクリアしています。
戸柱も、その対応で良くはなったんですが通算防御率の捕手別でみた場合今永基準で、2点以上の差が生じています(戸柱3.93 嶺井1.71)がホント、いろいろ苦戦した一年でしたね。
戸柱君には総合力序列1位に恥じぬ活躍を今期、期待しています。
失敗は成功の母です。っと捕手の事を書きつつ。
各チーム対策をしてくると思いますので、
昨年と同レベルでは濱口や今永も苦戦してしまいます。
中日大野がストレートの質向上に追いつけずモデルチェンジを求められ始めています。
(中日も捕手が松井なら横浜と同様防御率を良化出来ますが・・・)
横浜の左腕陣は相手チームの対策に対抗できるのでしょうか?
対応出来ない場合は、総崩れになる恐れもあります。
その場合は文字通り偏り過ぎがクローズアップされるかもです。
まぁ、微妙に味付けが違うので捕手別防御率に差が出ているのが現実ですから、その味付け次第な部分も覚えています。
その共演を私は楽しみにしています。
ところで捕手の配球が勝負に占める割合は10%もないと私は思っています。
基本は投手能力です。
今永や濱口が打たれたら基本、投手側に原因があります。
捕手側に課題がある場合、捕手三人の内の誰かが解決してくれるハズです。
素人の私をプロの捕手が如何にリードしようと、どうにもならないように投手側起因ではリードではどにもならないです。
ですが、その10%が存外大きいようなんですよね。
プロの勝負って、その10%を巡る攻防(あまり差がない)なのかもです。
結果、捕手別で差が出ているわけですね。
困った話です。
対戦数が少ない事で力対力になり易いMLBと違い対戦数の多いNPBでは相手の良さを消すような対策が有効となっています。
独自の進化を辿りつつあります。
だからこそ横浜捕手三人制が活きて来るかもです。
常時試合に出続ける事で身に着く捕手の凄みも素晴らしいです。
試合に出続けますと感性が鋭くなる印象があります。
危険察知能力とでも言うんですかね。
気づきの世界です。
かつての名捕手は、そんな感じでした。
一方で今のデータ野球。
一人では処理しきれないビッグデータとなっています。
その対応を考えますと捕手三人制が活きてくるのではないかと私は期待しています。