先日、書いた記事(山口)で山口だけでなく、横浜も正念場を迎えるかもしれないと、記事を書いたら、その通りになっちゃった横浜。
本当に、一気に脱落しかけていますが、その苦戦の理由は、
12連敗時と質が変わって来ており、
力負けし始めているように感じます。
12連敗時も力負けと言えば力負けでしたが、
12連敗時は、
どちらかというと、
中継ぎがくたびれた、主力選手の怪我、離脱等、横浜要因による敗戦で(ギリギリの戦いを続けた反動とも取れます)、調整が済めば回復するような可能性を感じる連敗でもありましたので、
楽観的に見れた部分もありました。
が、
今回は、基礎的な部分での崩壊なので、やや心配です。
理由は先発陣の不調。
シーズン前、平均的に試合を作れる選手が多く、安定的に戦えると期待されていた先発陣が、今や見る影もありません。
先発だけでみると、現在、リーグで最も不安定になりました。
ここ10年でみますと、先発投手の防御率が一番良いチームが9回、優勝しているそうです。
その意味で、
非常に苦しい状況に横浜は陥っています。
先発が不安定になった事で、カード別負け越し数もリーグで一番多くなりました。
急激に、その成績を落しています。
山口、井納、三嶋、モス、久保、高崎のローテで始まりましたが、
現在、そのローテで生き残っているのは、久保と井納のみ。
他は皆、横須賀行きです。
その二人も、生き残っているとは言え、
久保は規定投球回数をクリアした投手の中では最も防御率が悪く、
井納も、防御率こそ2.98と良いですが、被打率.300、被出塁率.348、被OPS.772っと、同じく規定投球回数をクリアした投手の中では最も悪く、群を抜けて内容が良くないです。
例年の数字で言うと井納の被OPSから計算される、それは防御率4.7点です。
(相関係数0.9)
ぞっです。
井納の場合、LOB率(残塁率が高いです)が良いからなのですが、ランナーを出しながら返さないような投球術があるわけでもなく、あるのは、
技術の裏付けのない「強い気持ち」。
最も、相手と明らかな差がない場合、この「強い気持ち」、諦めないが存外影響大きく、その負けん気の強さ、私好きです。
好きですが、素人の私がいくら「強い気持ち」を持ったとしても、
プロには打たれるわけで。
心技体のバラスが悪いと、いつか打たれるわけです。
心配症のファンとしては想起せざる終えないです。
技術がなく、力がないから被打率.300というローテション投手とは非常に高被打率、高被OPSなわけです。
数字的には統一球以降、見た事がないです。
勿論、断トツに悪い。
2010年の清水直行が記録した被打率.322が最後でしょうか?
統一球以前でも、被打率.300を超えると大概、二軍に落ちますので、そんな投手、あまり居ないのですが・・・
そんなわけで、
実質において、開幕ローテが誰一人残らない状態もあり得るわけです。
非常に厳しい。
開幕一軍ローテというのは、
あの時点で、最も良いと判断され、期待された選手達です。
現状、結果を出している井納は除きますが、
5人が×な状態です。
成績でリーグ最低にまで落ち込んだ先発陣です。
ここまで誤算を出したのは横浜だけです。
脱落者が残念ながら一番多いです。
故に苦戦しているわけです。
個人的には早々、都合よく文字通りの新戦力、砂田のような投手は出てこないと思いますので、
二軍に落ちたモス(怪我切っ掛けの不調でしたし)や、三嶋、高崎なりなんなりが、そろそろ復帰して期待に見合う活躍をして欲しいとせつに願います。
モスや三嶋に関しては、それなりに期待できるモノ(素性が良い)がありますので、その反攻を楽しみに待ちたいと思います。
思いますが、暫く悩ましい状態が続きそうです。
現在、様々な理由により、中継ぎ人員を増やしていますが、結果、野手のやりくり(代打のタイミングも難しいです)に監督苦労しています。
何かが崩れると、
シワ寄せが、何処かに偏りますが、バランスが崩れ始めていますね。
監督のやりくりにも期待したいです。
野手の選択肢が絞られるので、批判される事も多いかもですが、野手の変え時は難しくなりました。(投手への代打はコマが多いので、比較でし易くなりましたが)
チーム状態、良くないです。
ですが、
対戦チームも、何処も万全な状態とは言えないですし、諦める理由にはなりません。
今こそ、期待をもってチームを応援したいと思います。
ガンバれぇ。