守備が良いという事で、監督は倉本をレギュラーとして起用しましたたが、残念ながら、その守備範囲評価はリーグでも最弱クラスでした。
平均、やや悪い、悪いで言うなら、倉本の評価結果は、さらに、その下の非常に悪いという-15(URZ)でした。
中畑監督の目算が崩れた瞬間です。
このレベルの数字を記録した選手は、今シーズン、倉本と、膝に問題を抱えている鳥谷だけでしたので、その数字は、ショックでした。
昨年、
横浜が記録したチームDER(インプレイの打球処理率=1-被BABIPで計算)はリーグ平均並みの数字でしたが、今年、リーグ最下位に転落してしまっています。
横浜のインプレイの打球処理率が昨年と変わらない、リーグ平均並みと想定して計算した場合ですが、その場合、ヒット107本ほど、減らせる計算になります。
長打警戒の配球する事で、ゴロの多い横浜にとっては、
この面における改善は、勝利に直結しやすいです。
開幕当初から、
何度か、この面での脆弱性は指摘していましたが、
堅守?ザル?、失策はリーグで最も少ないけど。。。DERが悪い横浜についての雑感
その懸念通りに数値が推移してしまいました。
DER自体、様々な因果の積み重ねですので、倉本だけに着目した数字(ゾーン)が出てこないと、その判断が難しいのですが・・・
足運びや、捕球、捕球してから投げるまでの一連の動作。
そして、その送球の強さは、横浜でも群を抜けていますので、守備が上手いと思うのですが、今年は守備範囲が狭かったという判断です。
そこは残念でした。
また、開幕当初、軸が崩れ、振り抜く際に胸が正面に来てましたので、バットが止まりませんし、上半身と下半身がバラバラでしたから、長打も打てません。
長打(二塁打以上)が、かなり長い期間0でしたが、あのフォームでは致し方なしです。
いろいろ課題があった倉本ですが、来年は、どうなんでしょうね。
次回、
倉本の可能性について、語りたいです。
個人的な雑感ですが、
遊撃で守備面を強く期待されて、一年目から活躍できた選手は実績上、少ないです。
怪我がなければ、その翌年の方が、より活躍できる場合が多いです。
その辺の事情を、元Ys、名遊撃手宮本のコトバを引用しつつ、説明して行きたいです。
最後に再度、強調して次回への引きへ
今年の倉本は守備範囲が狭かったです。
これは、裏返しますと、
来年の倉本は、良いかもしれないという私の期待へと、つながります。