今の所、落合GMの就任会見で発表した工程表通りに事は推移しているようだ。
就任会見における工程表で言うと、
2015年で谷繁は引退、以降、監督専念
2016年に、どう戦うか見えてくる(その為の組織作りも明瞭になる)←それまでは不明瞭
2017年、監督、谷繁の真価を図る
2018年、監督次第で上位進出
に、そうなら、まさに、その通りに今の所は推移している。
グラフは、
RCWINと、RSWINの合計値の推移を経年でみたものである。
基礎戦力は、チーム戦力より、FA選手と、外国人選手を抜いたものである。
数字上、
高木監督が率いた2013年に底を迎え、
その後は回復基調である。
2013年と言うと、
DHで谷繁を起用せざる終えないほど有望選手が不在で、戦力が枯渇していた時代であり、
他にも森野を二塁レギュラーで起用するなど、今では考えられない時代である。
その時代との比較で、随分、状況はマシになっているようだ。
高木監督は、
世代交代も期待された監督だったハズなのだが、
実際は、成績不振で解任されたように、今ある戦力で勝てを、強く要求された監督でもあった。
結果、世代交代が2年遅れてしまったわけだ。
総ては中日上層部の意味不明な人事が原因であって、高木監督は犠牲になっただけなんだろう。
尚、資金がないのに、3000万ほどで獲得したルナを、2億円で契約延長したのも、この時。
この整合性のとれない人事をした原因が那辺にあるか気になるが、
最後は、落合を呼び戻すと言う、全く理解できない形で終結しており、諸々、含め、中日は2年間を捨ててしまったわけである。
おそらく、
落合監督高木監督谷繁に至る2年間、空白に近い状態になってしまったのではないかと想像している。
(高木監督が原因でなく、中日上層部の責任。一体、どういう絵図面を描いていたのか・・・)
尚、2013年に中日の生え抜き戦力。
図では基礎戦力と表示しているが、このレベルの数字を記録したのは、最近で言うと、
横浜と阪神(今年の)しかなく、相当酷いレベルであったと明記しておきたい。
高木監督の目利き自体、そんな悪い方でないので、本当に当時の中日は酷かったのだろう。
少なくても、DHで期待できる選手が居ない。
打撃で谷繁以下だったわけだ。
さて、そんな中日だったが、2013年との比較で、あるレベルまで回復してきている。
最も、実感として?を感じるのは、当該期間中に強引とも言える世代交代をさせている部分が在るためだ。
また、世代交代しつつも、現有戦力の戦力低下、停滞もあり、なかなか、その成長を実感できない部分もある。
大島の相変わらずな夏バテ。
軸として計算し辛くなってきている部分も感じるが、どうなのだろう?
そうは言っても、
和田が故障離脱しただけで、チームが崩壊した2014年とは違うようである。
基礎戦力をみると、巨人、ヤクルト、広島についでの水準を保持しており、
外国人を補強すれば・・・
なのだが、落合工程表を見る限りしないと予測する。
正直、2014年も、2015年も、外国人を真面目に補強して居れば、Aクラスを確保できた可能性が高かったではないかと考えているのだが、、補強資金がないのか(中日の経営状態が傾きリストラをし始めているのが2007年ごろから、セで唯一、親会社が赤字決算しているかもしれない。観客動員を理由に落合を解雇した遠因。)、していない。
新外国人、3人合わせて(1人ではない)100万ドル以内の縛りが2010年ごろから続いている。
先発2人、中継ぎ1人、野手で1人、保険で、もう1人を資金をかけて真面目に補強すれば、他球団も変革期故に、優勝出来るかもしれないが、
しない気がする。
落合が外国人補強で動いているように見えない。
代わりに片手間で、森コーチがシーズン終えてから探しに出かけているが、一体、いつになるのやら・・・
新外国人、合わせて100万ドル縛りがなくなった時に、その本気度が見えるかもしれないが、さて。
予定表で言うなら、
来年一年間戦う事で、軸になる選手が見えてくるハズだ。
そこに期待である。
今年の戦い方は、
ヤル気のなさ、敗戦前提の采配を谷繁はしていたが、捨て試合ならぬ、捨てシーズンを作った可能性がある。
(8月ぐらいまで育成優先の采配をしていた。)
その過程で、選手の何かを見た可能性があるが、結果は如何に、どちらにしろ混戦なので、あれ?(良い意味で)はあるのだが、どうなるのだろう。
個人的にブレイク選手予想は、周平。
ルナとの契約を更新せず、三塁を空けるだろうと感じるのは、この周平が本格化しているからだと思いたい。
周平が、打線の軸に入るかで2017年(監督4年目)の展望が、大分変って見えて来るが、さて、どうなるか?
その成長を楽しみにしたい。