横浜温故知新、現在の苦境は、ある日、突然やっては来ない、約束されてたとも言える苦戦について雑感

現在、5勝13敗と大きく負け越している横浜です。

ファンのフラストレーションも大分、溜まっているようですね。

開幕当初、犠打をしない形でいけば併殺。

その少ないチャンスを潰し、一方で、犠打をしても厳しいと、非常に苦しい状況です。

その横浜が弱い理由について、2点あると思っていますが、これ直ぐに対応できる問題でないと感じています。

、極度の打撃不振

この結果、開幕当初との比較でバントや、ディレードスチール等、小技が増えています。

、凡事不徹底

経験の浅い選手が中心に試合に出ています。

結果、悪いなりに戦うと言う方法論を知らず(技術不足もありますが)、無抵抗になり易いです。

調子の悪い山崎を、経験の浅い捕手がリードしますと、ツーシム頼りになり易いですが、これ経験がないのでしょうがない部分が強いです。

苦しいなりの対応が出来ません。

凡事不徹底は、経験不足とも言え、中畑監督時代からの傾向です。

乙坂や、桑原、新人の柴田(二塁、今は下手ですよね。二塁の守備経験ないですから)、戸柱・・・らを出さないで経験豊富な選手を起用すれば、ある程度解決できますが、

横浜の場合、その経験豊富な野手が全体的に不足しています。

直ぐ対応出来るようなモノではありません。

試合経験を通じて徐々に出来てくるモノです。

我慢が必要とは思います。

新入社員も仕事を通じて(OJT On-the-Job Training)、仕事のイロハを学び、凡事徹底できるようになっていきますが、その経験が不足気味に感じます。

また、横浜の場合、回りを導いてくれる中堅社員、ベテラン社員が不在です。

余計にポカミスが多くなりやすいです。

横浜では石川が圧倒的な試合経験数(総打席数で3500。他の打者では荒波が1500。他は500未満が多いです。桑原が300。宮崎が200。倉本が250・・・)を誇りますが、その経験を回りに伝えるようなタイプでもなく、鼓舞するようなタイプでもないです。

結果、

この部分で苦労しているのは以前からの傾向ですし、

その対応で、

捕手、遊撃に関しては、軸を決めて戦うと宣言していますので、その対応を、まずは見守りたいです。

しかし、その軸が新入社員ですからね。

いったい、何をしていたんだか・・・

その経緯をみていましたので、あまり苦言を呈したくないですが、捕手に関しては高城を二軍で鍛えていればと、いつも思っています。

その歩みは遅いですが、大分、良くなりましたからね。

それだけに惜しいと感じています。

(高城の場合、未だ22歳で大卒と同じ年齢ですから、焦らず挽回して欲しいです。大矢裁定により、谷繁が不動の正捕手になれたのは入団8年目です。)

中畑さん時代、育成が上手く行かなかった面もあり、選手起用が期待先行過ぎ、育成に向かない時期に選手起用していたと思っています。

(倉本、白崎、梶谷、筒香、桑原、高城・・・)

育成するにも、

勝つ見込みがない選手の起用は、意味がないです。

ただし、あまりに選手層が薄く、使わざる終えなかった面もありますので過度に批判はしません。

それは今の戸柱や、柴田の起用にも垣間見られます。

守備面では機能する面もありますが、打撃面で一軍即通用するような選手は希少な場合が多いです。

阪神新人の高山のような例は珍しいです。

ですが、

あまりにレベルが違い過ぎますと(例えば素人)、一軍での経験がモノにならないです。

経験するだけになり兼ねません。

その経験を咀嚼できるだけの力があるのか?です。

問題は、そのレベルに柴田なり、戸柱が達しているのかと問われれば・・・

彼らのアマチュア時代の打撃成績(金属バット)が参考になるかと。

彼らが期待されているのは打撃でなく、まずは守備です。

勿論、努力する事で倉本のように徐々に打撃を向上させていけますが、その場が一軍なのがツラいです。

極度の打撃不振について

凡事徹底対策で、打力に定評(実績もない)がない選手を軸に起用すると宣言して居ました横浜です。

あるレベルで予想された状況と分析しています。

そんな状況下で、

昨年のチームRC(四球、盗塁、犠打、ヒット、本塁打etcから予測される得点期待度、創出力)546の内、326得点(RC:期待得点創出力)をあげた筒香、梶谷、ロペス、バルディリスの内、健在なのは筒香のみという状況。

この4人だけで横浜の得点力の60%を占めていたわけですが、他の選手が実績上、あまりに打ててなかったわけです。

その上、筒香単独(打率悪いですが出塁率は.390です)では勝負避けられ余計に得点力が落ちています。

点のとりようがないです。

メンバー的に足を使える選手が少なく、打てないなりの攻撃も機能しません。

経験も足りませんので、打てないなりの打撃も難しいです。(待球作戦とか機能し難いです)

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早打ち(好球必打)と、待球作戦について 雑感

ラミレス監督並びに、横浜編成は、今の状況を、ある程度、予想していた?と思います。

昨年、筒香、梶谷、ロペス、バルディリス以外、機能しなかった打線に、守備重視で選手起用を、さらに、凡事徹底対策で軸を決めて起用すると明言していた横浜です。

あるレベルで点を奪えないのは十分予測していたと思います。

バルディリス一人いただけで、状況違っていたと思いますが、その賭けに失敗したわけです。

勿論、現時点で失敗したと決めつけるのは早計ですが、

従来からロマック獲得は賭けに近いと、皆さん、所見(私も含む)を述べていましたし、まぁ、気持ちわかるのですが、

どうして賭けに出たかを考えた方が、私も含むベイファンの怒りも鎮静方向に向かうと感じてます。

打撃が良いとは言えない選手を起用する為に、ロマックで大きく賭けに出たんでしょう。

また、その象徴が2番梶谷という、攻撃的な配置。

現状、梶谷が戻って来ても、2番梶谷、機能しそうに感じませんが、目算が狂ってしまっていますね。

(5割を程度の戦いは期待できますが、貯金を積み上げられるかは不透明)

采配で、どうにかなる部分ではないですし、

実績のあるロペスと、宮崎(打撃フォームを見る限り極端に悪くはなかったです。記事書く予定)は、戻るかもですが、他はわかりません。

監督も含め、私達も我慢の時です。

ただ、4月中に借金10超えますと、今の横浜の場合、爆発力(選手、チーム、私達も含むで、糸が切れちゃうかもです)を感じませんので、シーズン終わっちゃうかもですね。

これもまた、横浜です。

個人的には、

そんな苦境を、監督含め、チーム関係者が、

どう立て直していくのかに、興味があります。

弱いなりの苦労、知恵を楽しみたいと思っています。