意外と重要な中継ぎ、橋聡文的な役割 真のファイヤーマンとは誰か?

先日の記事の補完記事のような位置づけです。

一本の記事でまとめられたらと思うのですが、本当に、このポジションは過酷です。

怪我させないためには、使い方は勿論、その層も重要です。

かなり自重的に、横浜はタナケン、須田を起用していますが(それでも負け試合でも使っていますが)、どうしても負担が増してしまいます。

本当は、後ろ二枚。

横浜で言う、ヤスアキ、三上を、原巨人のような起用が出来れば良いと思うのですが、いろいろ理由がありまして、出来ていません。

結果、回途中で、ヤスアキ、三上、ほとんど登板していません。

これは、これで、戦略上、大事なのですが、その分、シワ寄せが、タナケン、須田に来るわけです。

2015年、

追い展開、勝ち展開関係なく(序列変化し最終的にセットポジション的な位置にまで来ていますが)登板しやすいポジションでもあったタナケンは、5月でホボ、力尽き、後半出れませんでした。

こういうと酷使じゃんって簡単に言えるのですが、試合の帰趨が決まらない±12点差(追い、勝ち関係なく)割合多く、この部分で勝ち切れる事で、チームの勝率は良くなります。

昨年、横浜が首位に一時的にも立てたのは、タナケンのお蔭でもあります。

2015年の数字で言いますと、タナケンのホールド率は50%ぐらいですので、結構、追い展開でも登板して居るんですよね。

マネーゲームビリー・ビーン)ではタナケンのような役割の投手を重要視していますが、

彼らが居る事で、勝ち試合が増えます。

積極的に勝ちにいけるとでも考えて欲しいです。

一方で、マネーゲームでも話しています通り、抑えの山崎と、8回限定的な起用方法される三上に関してはコントロールし易いです。

正直、使いたいわけです。

勝てますから。

でも、息切れしちゃうんですよね。

何処でアクセルを踏むか、悩む所とは思います。

昨日、緒方監督が勝ちに来てましたが、あれ毎日やったら潰れます。

勿論、緒方さんもわかって踏んでます。

要は、多少、無理してでも、勝ちに行くべきと思ったわけです。

ゲーム終了後、このチームは三連敗をしないチームだと総括して居ましたが、チームの空気感を大事にしているでしょうね。

(三連敗させない継投でした)

一応、横浜も、

川村さんが主体的にみるようになって、その意図は覚えるのですが、この部分、なかなか結実しませんでした。

横浜だけでなく、他のセのチームも苦しんでいる部分ではありますね。

2014年の総括記事

中畑ベイスターズ通信簿 試行錯誤 投手起用について

にて、

コメント引用

三上、国吉を入れ換えてた頃からそんな感じはしましたが、中継ぎローテは考えてるっぽいですね。恐らく今年のチーム状況をみて一年通して回すのは無理だと考えたんでしょうね。

全体的に層は厚くなっていますが、もう少しではあります。

毎年、とっているんですよ。

この分野の人財。

三上、福地、野川・・・安倍もですが、彼らは社会人経由の選手です。

育成の萬屋もでしたが、この分野で層を厚くしたいので毎年、補充しています。

その結果、厚くはなって来ているのですが、もう少しですかね。

チーム防御率(守備も2015年との比較で良かったですが)が良かった2014年、林、加賀の左右キラー(国吉も右キラー)を有効に使って、戦ったのですが、それ以前の痛さが響いて、彼らが歯抜けになっています。

そして、

その時に同様に頑張ったのが大原や長田だったわけですが、彼らも。。。

昨年、

選手編成上の問題で、

大原が、一時的に年間105試合ペースで登板し、文字通り潰され、今、二軍に居ますが、このポジション本当に難しいです。

中畑さんが悪いと言うのは簡単なのですが、誰も居なかったです。

川村さんも申し訳ないと思いつつ起用していたと思います。

平田、林が欠けた影響をモロに受けてしまいました。

その遠因としてタナケン離脱もあります。

中継ぎって面白いモノで、どこかのポジションが欠けますと、バランスが崩れボロボロになり易いです。

勿論、若手お試し枠は、関係ないのですが、結構、響きます。

そして、

割と、批判を受けやすいのが、須田やタナケンが担っている分野です。

マネーゲームで認めていますように勝敗へ強い影響を与えます。

層を厚くしたく、試で使いたいのですが、負けちゃうという、非常に難しい場所です。

横浜は、序盤で、その分野で期待していた選手が不調、怪我で欠け(長田、エレラ、林、大原候補はたくさん居ました)、緊急補強で藤岡を獲得した事で、全体が落ち着き、

そして、

その藤岡が欠けた事で、バラスが崩れかけているわけです。

ここで、藤岡が投げていたような部分でタナケン、須田を投入するという判断自体は簡単なのですが(中畑さんなら投入していたかもです)、

ラミレス監督は、自重し、試したわけです。

注意

↑監督が自重したというより、正確には横浜というコトバの方が、より正確な表現にはなります。

横浜の場合、他のチーム以上に投手コーチの意見が大きいです。

前監督の事もあって、主体的に行動しさせてます。

どちが良いかと言うより、まぁ、タナケン、須田を投入しても良かったとは思いますが、

試すことで(層を厚くする)、後の大災害(カタストロフィー)を避けてたいとう意図もわかるので、私は良しとしたいです。

須田の球威も落ち気味でしたし、良しとしたいです。

一方で、借金も多いですし、勢いをつける采配もありだっと思います。

まぁ、どちらでも良いかなぁ。

そして、出来ることなら、層をもっと厚くして中継ぎローテション組んで欲しいと思っていますので、

層を厚くして欲しく思っています(積極派)。

その為に起用しないとわからないですし、経験ないので(野川)、起用して欲しいです。

なので、擁護的な書き方にはなっています。

この辺、好き好きです。

そんな積極派な私ですので、

野川を、

一回の失敗で見切ると言いより、その修正力を確認して欲しいとは思います。

最終的には、

タナケン、須田を、昨日のような場面でドンドン投入できるようになって欲しいのですが、

その面で、やや心許ないのは事実です。

その為にも、外国人投手、もう一人欲しいですね。

エレラ肩痛再発を受け、案外、動き始めているかもですが、

宜しく、お願いします。

尚、

その分野で、この人、良い働きしているよなぁが、阪神の橋聡文。

勝ち、負け限定せず、試合に登板し、試合を壊さないよう働いてますが、本当に大きいです。

縁の下の力持ち的な存在で、須田やタナケン同様、味方のピンチを救いに回途中に登板しますが、実は、ファイヤーマンって、今の野球ですと、回頭から登場する事の多い抑えでなく、

須田や、タナケン、そして、橋聡文のような人達かもです。

巨人で言うと、高木。。。

シクシク 

日本記録保持者ですが、彼のような存在、本当に必要です。

巨人の場合、マシソン、山口、場合によると、沢村、西村もファイヤーマンとして、味方の作ったピンチをフォローする消化活動に勤しんでいましたから、横浜以上に目立たなかったかもですが、本当に良い仕事してました。

悪い事はしましたが、謹慎明け、その活躍が待たれます。