捕手寸評(コメント返信です)

gorillapotatoさんへの長い返信です。

折角ですので、記事で、

厳密に言いますと、記事とはいえませんので、

共通ジャンルには載せていません。

以下、宜しく、お願いします。

大まかに例えると

戸柱は、一試合をトータルで考えて、打者にたいしてリードする印象です。

高城は、一人一人丁寧にリードする印象です。

 

戸柱のリードの長所は

どのタイプの投手でも前半のリスクが少ない時に

内角を十分攻めることで、後半に投げるブルペン陣に対して

アドバンテージを作っておいてあげることが出来ます。

これによって後半の勝負所でリスクを負わなくて良くなります。

前半で内角を十分意識させているからです。

(この辺はaaakkkaさんなら深く説明しなくても良いはず)

短所は、常に試合に出ていないと勝負勘や流れを読む能力、

経験が必要なので、レギュラー捕手でないと難しい所です。

一方、高城は

一人一人抑える事を大切に、27個のアウトを

一歩一歩着実に取っている印象で、

長所は、投手が投げたいように気分よく投げられる。

序盤から無難に行くので、いきなり壊れるリスクが若干少ない

こんな感じでしょうか?

その一方短所は

内角を攻め切れていない事が多いので、中盤以降の勝負どころで

内角に攻めないといけなくなる事でブルペンに負担がかかる。

(今日の須田がそれです、ビシエドにはその前の打席まで効果的に内角へ行けていませんでした)

悪く言えば、綱渡りのようなリードなのですね。

打者の反応をいちいち見てリードするので、後手後手に回りやすいです。

3.4打席目に内角に行かざるを得ない…展開をよく見ます。

ですが、そこは高城が普段試合に出ていないから仕方がない事だと思います。

野球はチームプレーです。

先発投手は、ブルペンの事を考えて投げないといけないんですよね。

それは一回でも多くと共に、

一球でも多く打者に内角の意識を持たせてから降板するのが礼儀であり

自分の勝ち星を増やす方法でもあるのだと思います。

と、まぁ書いていますが、プロに実際聞いてみないと

本当の戸柱と高城の差はわからないと私は感じてます(^_^;)

長文失礼しました。

二人のリードの特徴について

戸柱は、一試合をトータルで考えて、打者にたいしてリードする印象です。

高城は、一人一人丁寧にリードする印象です。

同意見です。

ただ、解釈が違いまして、

高城は、一試合をトータルで考えてリードもできるのですが、それが向かない投手を、主に担当しており、

戸柱は、その逆と思っています。

戸柱のリードの長所

どのタイプの投手でも前半のリスクが少ない時に

内角を十分攻めることで

実は、出来ない投手も居まして、

戸柱の要求通りの球を投げれない投手達です。

先発で言いますと、

ペトリック、モス、砂田等、戦前のプラン通りに攻めきる事が出来ない投手に関しては、そう言った攻めが出来ず、手詰まりにボンっしてました。

想定外に弱いです。

当たり前と言えば、当たりまですが、戸柱も新人、今年で2年目です。

経験が圧倒的に足りないです。

とある解説者によると、打者の反応を見ないリードと言われてましたが、そういう傾向が強いですかね。

石田や、今永のように戦前のプランを実行できる投手には強いのですが、

三浦(昨年の)とか、力の劣る投手ですと、何処に投げさせて良いのか、戸惑うようなリードをします。

三浦のような投手こそ、有効に内角を使う必要があるのですが、怖くて要求できなかったようで、三浦の初登板、酷い目にあっています。

長所というより普通ですかね。

この先に進めると(今は経験が足りない)、味わい深いリードになるものと思っています。

高城のリードの長所

その一方短所は

内角を攻め切れていない事が多いので、中盤以降の勝負どころで

内角に攻めないといけなくなる事でブルペンに負担がかかる。

丁寧にアウトを積み上げて行くのは、仰る通りです。

打者の反応を見つつリードできるようになって来ています。

悪いなりのリードが出来きつつある印象ですかね。

内角を攻めない理由は、石田や、今永らと違い、そう言うボールを持ってないからです

(ペトリックの場合ですが)

三浦ですと、要求するのですが、投手特性によりますかね。

三浦のような投手ですと、プランを立てて実行していた印象あります。

山口に関しては、インを要求しても良いのですが、

この投手が、また、崩れやすく、昨年も記憶に残っている死球からの大崩れ・・・

その関係記事を3本書いていますが、

ガンバレ山口、Tomorrow is another day

ファンの力で勝たせたい山口編 メンタル論でみた対広島戦5/29回顧 

見事に崩れています。

高城も、気持ちよく投げさせる事に注力していましたが、高城のプラン通りに投げれる投手と組んで居ませんので、一試合を通したという感覚では物足りなかったと思います。

須田について

>

>戸柱との比較で須田にインを要求して居ましたが感慨深いです(私)

>ここの部分、私は逆の見解ですね。(gorillapotatoさん)

>

どうして、凄いと思ったかと言いますと、

あと、今年の須田はコントロール悪いですね。

須田の最大長所のアウトローがかなり甘いです。

他の球も、少なくても球一個高いです。

んで球威が去年より落ちてますね、今の所。

去年の須田のイメージもっていたら痛い目にあいます。

っと、

gorillapotatoさんが評している須田(同意見です)に、

インを要求した事です。

これが、どれだけ勇気がいるかわかりますよね。

内角を意識させるだけにとどまらず、インを攻めきるような配球をしましたが、これを高城は要求しますし、それを須田は実行するわけです。

高崎ですと、高崎本人が、ビビるのですが(腕がちぢこまる印象があります)、

須田も、高城も、諦観のような思い切りの良さ、やらざる終えないのなら行くという覚悟のような投球、配球を見せます。(昨年も加賀で、そんな投球を高城は引き出しています)

これ難しいです。

恐々(打たれた経験があるとインを要求しなくなります)、インを思い出したように要求してなかった点が実に感慨ぶかったです。

戸柱は、

おそらく外を中心の配球をしたと思いますが(私も、戸柱と同じ立場なら、そんなリードをしています)、

気持ちで押し切りました。

昔は、無謀な押し切り方(えいやって感じ)だったのですが、今は、ちょっと違うと思っています。

戸柱の良さはリードでなくキャッチング

ラミレス監督が組ませている投手を見ますと、

勝負球がなく、配球の軸がない投手。

不安定で、コントロールの悪い投手と、高城を組ませていますので、おそらくgorillapotatoさんや、私の意見に近いでしょう。

丁寧にアウトをとる事が、求められるような投手中心に高城を組ませています。

一方、

今永、石田、井納とは高城は組ませず、戸柱中心に組ませています。

戸柱の良さは、リードでなく、キャッチング。

一塁にロペスが居ますと、内野の守備力が気持ち上るような錯覚(上がって、あの数字なのが残念ですが)を覚えますが、

同様な効果があると思っています。

投手の素の力を上げるような効果を覚えます。

投げやすい。

戸柱が捕手ですと、

投げ易そうに感じる

これがあるので、経験に劣る戸柱が正捕手となっています。

経験は、試合を経るに従い埋まって行きますので(昨年も高城のアドバイスがあったとは言え、シーズン中にアジャストしてきています)、どちらが有利かと言いますと、

今、試合に出ている戸柱になります。

一方、高城の場合、三浦、藤井と言うテクニカルな投手の薫陶を受けていた事(戸柱には居ません)。

プロの世界で、戸柱より経験豊富。

また、非常に不安定な投手を、

高城、何度もリードしており、その点でも一日の長がある。

そして、一番の売りは、

何度も場を奪われているのですが、その度に第二捕手の座は死守している点。

昔は、真っ白になって、井納と伴に単調な投球をしていたのですが(中畑監督により懲罰で何度も場を奪われています。)、

印象、随分変わってはいますね。

懐かしい記事ですが、こんな感じでした。

嶺井も、似た事をしています。

2015年04月04日

プレイバック、井納は如何にして打ち込まれたか?

この試合を最後に、暫く高城(井納専門捕手の場を剥奪されました)は一か月近く途中交代も含め試合に出れなくなり、

黒羽根がパニックに陥った(横浜の捕手が陥り易い悪夢)5月ぐらいから、その場を奪い返し、嶺井と出場を分け合っています。

そんな感じに二人の捕手をみています。

二人を表して今は、

総合力で拮抗していると見ていますが、

、投げやすい(先天的のモノ)

、打撃とリードは後天的なモノ

と思っていますので、戸柱の方(先天的な要素が強いと思っています)がリードしている部分は覚えます。

高城が悪いわけではないのですが、投げやすいように感じる捕手が居るのも事実です。

そこはしょうがないですし、高城には別の側面で戸柱を超えて欲しく期待しています。

尚、高城のように何度も場を奪われても、場を奪いかえしている選手は、

私の経験上、非常に息が長い場合が多いです。

一度、評価を落されますと、そのままのケースが多いです。

阪神の上本が場を奪い返しましたが(干されるとばかり思っていましたが、干さない阪神は強いですね)、そう言った選手は強いです。

黒羽根にはきびしいかもですが、

評価を落されてからが勝負な面もあり、そこから奪い返す力をプロでは求められます。

高城は非常に逞しい選手と評価しています。

実績上、横浜の中で、逞しい(精神的にタフ)選手の一人かもですね。

追記

今日、須田と組んだ戸柱が、イン中心に攻めてましたので、

高城と、情報交換したようですね。

須田と同じような攻め方を、炎上したヤスアキにも出来れば良かったのですが(須田と同様、シュート回転して居ました)、

まぁ、その辺は課題と感じます。