チーム横浜でいう総力戦とは? こうだについて雑感

いよいよ残すところ、最大で2試合となりました日本シリーズです。

後がないとは言え、シーズンに近いテーストの起用をしていたラミレスですが(日本シリーズは短いようで長いです)、広島戦でみせた短期決戦仕様になりそうです。

ところで、

ファンが考えると短期決戦仕様、総力戦と言いますと、良い投手を惜しげもなく使う起用と勘違いするかもですが、

ラミレスの言う総力戦とは、文字通りの総力戦。

防御率5点台だろうが、7点台だろうが惜しげもなく使う起用の事を言います。

今永の後を受けて早い回なら三嶋とか平気で起用するでしょう。

CS突破を決めた広島最終戦でも第二先発として三嶋は出ています。

ラミレス采配的には当然の采配。

シーズン実績を重視するファンにとってはフラストレーションの溜まる起用です。

まぁ、そりゃ、そう思うのも止む得ないのですが、ラミレスさんは、そう言う人です。

シーズン防御率5点台の三上や砂田も普通に起用しますので、その辺は、ご了承ください。

打たれると、あの采配がぁっと言われる起用をラミレスさんの場合します。

シーズン中も謎采配とファンに批判されますが、根幹は変わらないです。

それが総力戦。

俺たちはファミリーの意味です。

ベンチメンバー余すことなく起用するのがラミレス流です。

場を意識させる。

必要とされる事で人は十全の力を発揮しやすいです。

必要とされ、必要とする。

だから、横浜はファミリーなんです。

誰かがエラーしても、ファミリー何で助けるわけです。

復元力の強さ、泥臭さ、諦めない理由。

しぶといチーム。

それが横浜です。

激戦を通じ、横浜はチームとして成長し続けていますが、その背景が、これです。

かなり気を使った起用を監督初年度からラミレスはしていました。

柳田(昨年、引退)への起用に見える野手に対する気遣いは素晴らしかったです。

代りに、それが原因で敗けかねない采配でもあるのですが、それがラミレスさんです。

今年は、昨年と違い投手起用にも気遣いのようなモノを見せ始めています。

監督が天王山と位置付けていた9月の対阪神戦5連戦から、泥臭い、傷らだけの勝利を横浜は、し続けています。

疲労困憊満身創痍です。

それでも戦えているのは高城や、三嶋のようなベンチメンバー含め一緒に戦えているからです。

そんな彼らを応援してあげてください。

いよいよ佳境、そんな横浜を応援できる喜びを噛みしみつつ、福岡に念を送り続けます。

GO ベイスターズ