イロイロ雑感 野球は変化しているについて

コア4のシチュエーション別打率をまとめてましたら宮崎のランナー一塁での数字の悪化に気づきまして、その数字の説明、背景を説明するために記事連載しています。

 

打者対投手はランナーがいる方が打者が打ちやすくなります。

理由はランナーなしの方が制約が少ないからです。

試合状況により配球のあり様が変わります。

そこにランナー出ることでさらに変わります。

守備も盗塁、その他に備えるためUZRが低下します。

その制約を読み込むことで打者有利になります。

経験不足のバッテリーがベテラン打者に追い込まれ打たれるシーンありますが配球制限がある事で生じます。

 

そんな有利なシチュエーションで宮崎は苦戦しているシチュエーションがあり一塁にランナーがいますと打率.250と打てませんでした。

 

シチュエーション別打率は打席数が少なく議論に注意が必要ですがランナー一塁ですと打席数が100を超えまずまずのボリュームがあります。

そこに技術的背景を説明できると、そういう傾向があるとしています。

 

梶谷のような打者ですと4,5年にわたりランナーなし(打てない)と一塁にランナーがいる(打てる)ことで打撃成績に乖離が生じていますが打者によっては特性が出やすいです。

 

倉本もランナーが一塁にいると打てない打者でした。

今年はかなりスタイルを変えているので数字変わるかもですが以前は引っ張れないのでランナーが一塁にいると三遊間を閉められ二塁で封殺されやすかったです。

その代わりに三遊間が空きやすいランナー二塁の場面で成績が良く得点圏の鬼と持て囃されていたわけです。

打撃スタイルを変えている最中の倉本ですので今はそれほど得点圏の鬼ではない可能性もあります。

 

そんなランナー一塁の場面で昨年の宮崎は苦戦していました。

普通の打者なら試行錯誤の過誤を最初に疑うのですが御承知の通り宮崎は右打ちが上手いです。

元巨人村田のように右打ちが上手い打者の場合、ランナー一塁いますと打撃成績が良くなり易いです。

右打ちが上手くインコースを捌ける打者は総じて打率良いです。

1,2塁間が空き気味になるので進塁打、他を避ける為に右打者にはインコースを攻めていくケースが増えます。

そこで打たれやすいとなるとバッテリー悩むわけですね。

そのシチュエーションで宮崎の成績が悪かったわけです。

 

宮崎の打球比率はゴロ/フライの比率で1.5~2.0と球界トップクラスにゴロの多い打者です。

2を超えて成績を出すような選手はほとんど居ないです。

継続して現在成績を出せている選手といいますと日ハム中島ぐらいでしょうか?

中島の平均OPSは.650を切りますので打撃で結果を出しているというより守備で成績を出している選手です。

通算打率も.250を切りますが昔と違ってゴロの多い打者が活躍できなくなってきています。

走り打ち系の打者が壊滅しているのでわかってくれるとは思います。

内野安打を目的とした打撃で固め過ぎますと成績を継続して出せないですかね。

今はです。

足早いんだから転がす打撃をしろっていうファンがいたらオールドファンです。

今は、それだけですと難しいです。

配球かえてきて打てなくなります。

 

これが難しさなんですが、そんな世界で足が早いとは言えない宮崎が成績を出し続けているわけで図抜けているわけです。

 

そんなゴロの多い打者故に宮崎は横浜で苦戦してしまいました。

ゴロ比率多いですから芝の影響を受けたとは思います。

そんなホーム横浜で宮崎がした事とは。。。

久しぶりに天才宮崎の記事を書きたくなる宮崎しかできない形で表面上対応していますがw。

なんか凄いですよね。

このクラスの選手。

 

そして柳田になると話は別になり横浜と同様、2018年に転がり難い人工芝に変えたのですが彼は成績が下がったとも言えず別次元の世界にいます。

 

オフの日米戦で別格の存在感を出してましたが・・・

柳田はGB/FBで1.39とゴロの多い打者です。

しかし、そのBABIPは.386。

外の速球対策で広角に打ち始めたそうですが、このクラスですら毎年打撃を変えてまして。。。

MLBでは、あまりに投手有利(球速が上がりすぎ、変化球も多彩になり)過ぎてマウンドの高さを変えるとかになっているそうですが・・・

話を聞いていると2018柳田のようなスタイルが主流になるらしいですよね。

だから柳田は日米野球で高評価を受けています。

 

今の野球の進化速度にファンの多くはついて来れないです。

私もついていけません。

話聞く打撃アプローチを聞きますとヤクルト山田とか、今年ゴロが増えるかもです。

典型的なプルヒッターでGB/FBが0.5とゴロの少ない打者でしたが。。。

 

佐々木や野村の解説に時代を感じ谷繁ですら一部解説に疑問を感じるぐらいです。

本当に今は変化が激しいです。

 

故衣笠さんのようにバージョンアップしてくれる解説者がいるのが望ましいですが張本さんみてわかる通り昔の技術体系で知識が止まっている感じです。

時が凍ってみえます。

そんな野球観とラミレス横浜の野球は真っ向ぶつかり易いです。