2021年したいで苦戦した三浦 したいと出来るは違う 意識し過ぎて打てなくなった横浜について

バッテリーに続いて来期の伸びしろについてレポートします。

横浜のチーム失点という点において再三報告していた通り改善の見通しが立っています。

シーズン進むに従い随分良くなりました。

見込み上、今期より-50~-100失点減りそうです。

三浦がしたいでやって失点増やしていた面は間違いなくありますが元投手ゆえに、修正早そうです。

来期は三浦のしたいがチームにプラスをもたらす面もあるのではないか?と期待していますが

 

問題は打撃・・・

これ分析していて結構渋いです。(特に進塁打)

呪縛解けるかわかりません。

勿論、目論見通り選手が三浦の期待に応えてくれれば強いですが出来ないと今期同様の惨状になるかもです。

その邪魔があっても、あのチーム打撃成績。

だから来期は優勝と思ってしまったのですが分析していて段々ネガティブになり始めています。

その高いポテンシャルを潰しかねない野球。

2番に打てない打者を置くなど非効率な野球を来期もするかもしれません。

目論み通りに機能すれば強いのですがしたいと出来るは違います。

 

 

今期、三浦のしたいで行われた打撃面でのマイナスと言いますと

①、初球打ち(神里が不調に)

②、進塁打(細川が明後日の方向へ、右打者に影響が強かったです)

チームに足かせを与えています。

今回は積極性(初球打ち)に関して振れます。

 

 

開幕序盤

sp.baystars.co.jp

キャプテンの佐野も、状況をなんとか好転させたいと考えていた。あるとき神里は、佐野からこんな話をされたという。
「去年だとかは、チーム状況が悪いとき、田代(富雄)コーチが『27球でアウトになってもいいから、どんどん初球から行け』と言ってくれて、気持ちが楽になった部分があった。今年も、そろそろそういうものがほしくないですか」

気持ちが楽になれずベンチをみて野球をしていた横浜。

呪縛。

 

参考記事

打撃面における三浦カラーについて - 所持雑感

でも書いていますが

開幕序盤、積極性が失われ球数を稼ぐことを目的としたような野球をしています。

手段と目的が入れ替わった野球。

したいと出来るは違います。

結果、何が起きたかと言うと深刻な貧打。

打てませんでした。

 

関連記事

宮崎の三振が増え、チームの直球対応が悪化し・・・三浦采配の影響?に思う - 所持雑感

 

ラミレス時代のチームカラーと言いますと速球に強い。

初球から積極的に打ちに行くでしたが

速球を打てなくなりカウントを整える事が出来ず苦戦しています。

 

宮崎も当時、三振(前年度比比率で2.5倍)が増えています。

積極性が失われた神里はシーズン通して不振のままでした。

ラミレス時代も不調時になった神里からは積極性が失われより打てなくなっていましたが今年は通年にわたり良さが消えています。

神里と仲のいい佐野に、今年も、そろそろそういうもの(気楽に打てる)がほしくないですか?っと言われてしまった理由です。

 

チーム全体が重苦しい空気に包まれもだえ苦しんでいた時期です。

 

number.bunshun.jp

引用

「一軍の選手は初球から積極的にいくタイプが多くて、粘れるような選手がいないよな」

 関根のやるべきことは定まった。

打線に粘りをが三浦の掲げるテーマとなっており気楽に打てなくなってしまった横浜。

 

この呪縛を解いてくれたのが田代コーチでした。

田代巡回コーチがベンチ来るまで暗かった横浜です。

あそこが今期横浜の分岐点です。

www.nikkansports.com

田代コーチ居なかったら詰んでいたかもしれません。

 

別に三浦も初球打ち自体を否定はしてないのですが

相反する要望を出した事で選手に戸惑いを与えたのは数字上明らかかつ、ネガティブな数字が出ていましたから弁解のしようがないです。

 

手段と目的が逆になっていた横浜です。

田代コーチにより、この面で折り合い付きつつありますが

球数を稼ぐと言うのは手段であって目的ではないです。

 

打てないと球数稼げません。

好球必打と四球を両立しているチームが今年のヤクルトですがバッティングカウントで委縮させると打てなくなるのは自明の理です。

 

 

 

そして難しいのが進塁打です。

知野でも触れましたが厄介な状況になりかけています。

aaakkkaaa.hatenablog.com

 

相変わらず桑原がランナー一塁で打てませんが右打者宮崎以外ランナー一塁が鬼門となっています。

過去との比較でソトが特に酷いです。

進塁打意識し過ぎるとヘッドが走らないです。

最も右中間(逆方向)を意識した野球は基本中の基本。

それ自体は有効で梶谷や筒香を見るまでもなく逆方向に強い打球を飛ばす打者もいますので良いのですが・・・

 

 

10/20の巨人戦でもランナー一塁、右打者が機能していませんでした。

7,8回と先頭打者が出塁してもランナー一塁、右打者で凡退しています。

同シチュエーションで三振率75%の右の知野ほどとは言いませんが桑も牧も苦戦しています。

そりゃまぁ接戦で勝てませんよね。

普通はランナーいない時に最も打率悪いのですが横浜の右打者の場合、ランナー一塁が鬼門となっています。

除く宮崎ですが・・・

ソトはランナー一塁でラミレス時代は良く打っていたシチュエーションなんですが

ヘッド走らなくなりましたね。

こんなに打てなくなるとは。

 

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