交流戦初優勝おめでとうと チームOPS、被OPSでみたセ 23.06.20

走塁、犠打、失策以外はほぼ網羅されており

得点相関で0.95と高い相関を誇るチームOPSと被OPS(失点)。

 

チームOPS、被OPSが網羅できてない走塁、犠打、進塁打の分野は推計±5%ほど。

これを大きいとみるか、小さいとみるかは好みの問題でしょうか?

 

チーム守備力低いとチームはチーム被OPSで数字(ヒット、長打が多くなる)がでてきます。

失策があるとチーム被OPSに組み込まれませんが

 

それでも推計上±5%ぐらいの揺らぎとなっています。

疑似相関的な部分も内在していますが

相関強いのは確かです。

 

そしてチームOPS-被OPSの差分は得失点を意味しており、その勝利との相関係数は0.9。

この数字、チームWARとチーム勝率の相関と変わらない数字となっており大雑把な数字にも関わらずチーム力をほどほどにみれます。

 

そのチームOPS、被OPSでみたセの状況です。

開幕序盤は

aaakkkaaa.hatenablog.com

でした。

併せて読むと、これまでの流れが見えてくるものと感じます。

 

 

チームOPS

1位 巨人 .651→.719  総得点249

2位 横浜 .688→.717  総得点258

3位 阪神 .604→.661  総得点247 

4位 ヤクルト .545→.658  総得点229

5位 広島 .614→.653  総得点226

6位 中日 .612→.608  総得点172

 

中日を除き打撃成績を伸ばしています。

4月が歴史的ともいえる投高打低でしたが5月以降大味な試合が増えた結果数字変化し始めています。

モニターしつつ注目しています。

投高打低トレンドが打高気味になった❔ 忘備録 23.05.18 - 所持雑感

 

中日打線が低調なのは

立浪監督にも責任あるかな。

特にビシエド

打率.280打っていた主力打者をシーズン早々に打撃改造を命じ

当分上げないと言っておきながらチーム事情で短期に上げ下げしています。

不調にもなり易いです。

 

hochi.news

引用

開幕から9試合で本塁打と打点ともに0。打率こそ2割8分1厘と好成績を残していたが、得点圏では結果が出ていなかった。打撃フォーム改造へ本格着手する。

 

その打撃改造も中途半端に5/2に再登録し5/10に抹消❔

5/23に再登録し今に至ります。

現在、打率.211 OPS.552と結果を出せていませんが

短気と感じる立浪中日らしいと言えばらしいです。

捕手も大ナタをふるい過ぎて頭を下げてオフにロッテから加藤を。

木下故障で日ハムから宇佐美をっと。

未来を意識し選手層を細くさせ過ぎた結果想定外に弱いチームにしていますが

しょうがないかなぁ。

代りに細川のような選手が出やすくなっており力さえあれば若手が活躍し易い土壌となっています。

反面、ビシエドのような実績組はかなりきついです。(昨年の京田のような状況

 

そんな中日さん以外は打撃成績をあげてます。

打撃成績が上がると言う事は投手成績が下がっており

 

 

チーム被OPS

1位 阪神 .586→.597 197失点

2位 中日 .592→.613 205失点

3位 広島 .637→.683 232失点

4位 横浜 .613→.685 208失点 

↑紆余曲折ありましたが投手側の効率性はラミレス時代を彷彿するレベルに戻りました。

このチーム被OPSで中日さん並みの失点って凄いです。 

疑似残塁率と言われるLOB率でリーグトップの76.2%を記録。

監督初年度はリーグで断トツLOB率が悪く

 

チーム防御率 4.71でも好成績?な横浜に思う - 所持雑感

引用

国吉の防御率は5.16でも好成績。

私も同じ事を記事で書いていますが

参考記事

大活躍しそうな国吉について ロッテファンのみなさんへ期待して下さい - 所持雑感

 

これを横浜の場合国吉個人でなくチーム成績でやっています。

統計的に異常値を記録し続けています。

数字的には2015年にまで遡る出来事でしょうか?

それ故に翌年の快進撃を期待できました。

 

横浜のチーム投手WARでみてもリーグ一位。

を思うと年々よくなっています。

参考記事

おまけ 現在のチームMVP(個人ではない?)は捕手陣かな? - 所持雑感

 

バッテリーみていて感慨深いのは石田、戸柱バッテリー。

逆に経験不足と感じるのが東、山本バッテリー。

二人の成長を期させるという意味で良いコンビかもです。

伊藤は相変わらずというか バウアーとのコンビで良さを出してます。

三振奪え、コントロール良いエース然した投手のリードは秀逸でしょうか?

反面、平良と組んで芳しくなく外の出し入れのみで抑える投手は苦手に感じています。

それでもトータルで良くやってるのは間違いなくヤクルト中村に拮抗する捕手陣(それを支える相川コーチや裏方含む)を形成しています。

 

3年かけて数字戻しました。

21年前半戦はホントキツカッタ。

打撃も含め不慣れなチーム方針に振り回されてしまいましたが

紆余曲折ありながらチームは全体的に前に進んでいます。

参考記事

aaakkkaaa.hatenablog.com

 

5位 巨人 .634→.708 250

6位 ヤクルト .666→.733 260  

ヤクルトさんは4月の成績をみると反動のようなモノを覚えますがよくやっています。

 

チームOPS-被OPS

1位 阪神 +0.018→+0.064 差分から期待される勝率0.589  

2位 横浜 +0.075→+0.032 期待勝率0.545

3位 広島 -0.023→+0.015 期待勝率0.516

4位 巨人 +0.017→+0.011 期待勝率0.516

5位 中日 +0.019→-0.005 期待勝率0.494

6位 ヤクルト -0.121→-0.075 期待勝率0.397

 

順位

1位 阪神 38勝24敗 勝率.613

2位 横浜 35勝26敗 勝率.574

3位 巨人 34勝31敗 勝率.523

4位 広島 33勝31敗 勝率.516

5位 ヤクルト 24勝39敗 勝率.381

6位 中日 23勝39敗 勝率.371

 

戦力の割に勝ってるのは阪神さんと横浜。

チーム力で見ても阪神さん、序で横浜となってます。

 

 

この2チームが中心になってペナントが進みそうです。

 

 

開幕前の時点でリーグNo.1の戦力があると推計(昨年もチームバランスこそ悪かったですがリーグで一番強かった。そのバランスを新外国人補強で修正。)されていた阪神さんが期待通りの力を出しており

 

横浜が追いかけている構図となります。

バウアー不在でしたら厳しい展開でしたが戦略兵器(中4で登板できる)の運用次第で阪神さんに拮抗する感じです。

 

バウアーを除く従来運用面では阪神>横浜。

気になるのが中継ぎ余裕あるにも関わらず先発陣引っ張り過ぎで

早々に東の状態が悪化し始めた気(懸念)がしますが

2019年を思い出す状況です。

最もバウアーを上手く回すことで休みを与えられ懸念払しょくできますが・・・

 

阪神岡田監督、先発を大事に起用しています。(ように感じる)

ここ後半戦の見どころでしょうか?

+阪神打線の待ち球よりの野球を他チームが織り込み始めておりどうなるか?

駆け引きに注目しています。

 

そして分析しがいがあるのは中日さん

昨年に引き続き戦力の割に勝てません。

そこには原因がありますが

現時点のチームOPS-被OPSでみた戦力分析上、ラミレス横浜の2016(チームOPS-被OPS=-0.030),2018(-0.028)、2019年(-0.011)より強く

 

ラミレス並みに上手く運用するとAクラス争いできる戦力が昨年と同様有ります。

その戦力水準は横浜が日本シリーズに進出した2017年横浜並みとなっており存外強いのですが

最下位と低迷しています。

急進的なチーム改革の影響(あえて選手層を細くした)かバランス悪く想定外に極めて弱いチーム編成状況となってしまいました。