チームOPSと期待得点との乖離 過去11年でワースト評価だった2022年横浜について想う

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昨年は過去10年でワーストレベルという得点効率でした。

原因としては連載している通りしたいで行われた野球。

現実と理想で苦しんだ一年。

得点圏打率リーグ一位で21年のリーグワーストの非効率を記録するなど何とも苦い数字になっております。

原因として

打てない俊足巧打の2番打者。

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昨年の打線は点にされており得点奪いづらい構造になってました。

特に2番適性不足で実力不足な森や知野が起用されたのは宜しくなく・・・

21年に3割打った桑を活かしきれてない結果となっています。

桑が出塁しては知野が凡打し自滅する様はみていて苦痛以外の何物でもなかったです。

 

これは知野だけでなく進塁打を意識するあまり駆け引きにならずランナー一塁で打てない打者が多かったですが

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開幕前の記事で

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21年の反省に基づきいい塩梅を目指して野球していた横浜です。

さて、今期はどうだったんでしょ?

 

 

チームOPS

1位 ヤクルト 0.728  得点619  チームOPSから期待される得点621

2位 巨人 0.701  得点548  チームOPSから期待される得点569

3位 横浜 0.686  得点497  チームOPSから期待される得点540

4位 広島 0.673  得点552  チームOPSから期待される得点515

5位 中日 0.642  得点414  チームOPSから期待される得点456

6位 阪神 0.638  得点489  チームOPSから期待される得点448

 

期待得点と実際の乖離

1位 阪神 +41点  過去11年のサンプルで歴代1位の数字

2位 広島 +37点  22年阪神さんに準ずる効率 歴代2位

3位 ヤクルト -2点   結果論で言いますと打線バランスが昨年ほど良くなかったです

4位 巨人 -21点   かなり悪い方

5位 中日 -40点   過去11年でワースト3位、昨年の横浜を超える悪い数字

6位 横浜 -43点   歴代ワースト1の数字 

 

去年の横浜は乖離-29点でしたがさらに数字が悪化しました。

昔の数字(効率性)は大よそ±25点以内に収まっていたのですが今は1.5倍超ぐらいに格差が広がっています。

運用面で割合、皆さんが同じ野球をしていた時代とは違う感じです。

第三次原巨人になって昔と違い効率が落ちていますが日進月歩で野球変化していそうです。

ラミレスが監督に復帰しても師匠筋の原巨人同様苦戦するような状況に感じます。

それぐらい今の監督さんは大変なのかもしれませんね。

そのラミレスが同数字で記録したMAXが9番倉本で物議をかもした2017年の+26点

この数字、当時の記録しては傑出していたのですがちょっと言う数字を昨年来各チームが記録しています。

その数字がより広がりそうな予感があります。(もしくは従来に倣い他のチームも模倣して格差が縮小するか

 

打線で非効率な部分は投手側で効率的に失点を抑えてるチームがある証左となります。

性質上、OPSと被OPSの期待得点の加算はほぼ0に近づくのですが

昔との比較で差が大きく振れが拡大傾向に感じます。

得点で大きな利得を生んでいるチームがいる以上、大きなマイナスを背負ったチームが投でもいる可能性があるわけですが

そのチームは何処でしょう?

 

優勝したヤクルトさんは打でマイナスを記録しています。

チーム力的に得失点0近傍になるハズのヤクルトさんが実際の得失点で+63点と大きな差を作っていますが

投で大きな利得を生んでるのは高津ヤクルトなんでしょうね。

昨年の捕手中村に続き、このチームはホント野球が上手いです。

計算するまでもなく過去11年のベストを記録してそうです。

 

因みに、効率の良い野球をしている=勝てるわけではないのは今期の広島さんや阪神さんの数字で理解してくれるかと思います。

効率性だけでは優勝に向けた十分条件になり得ません。

バランスが重要です。

 

さて、

過去11年でワーストを記録してしまった22年横浜ですが

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にも書いています通り

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協力打線にはなりましたが

破壊力が低下しており得点効率落ちています。

原因は概ね中日さんと同じくしますが

データ野球の深化で打線を上手く寸断されていた可能性もあり何ともな数字となっています。

序盤対広島戦で分析記事を書いてますが投打で横浜は広島さんにやられており、あの爪痕の影響が色濃く残った面もあるかもですが横浜のチーム方針が仇となっています。

 

この逆が横浜における対中日戦で中日がチーム成績以上に低迷した原因に対横浜戦が関与してそうです。

 

そんな横浜が

まさか中日さん以上に酷いとは思いませんでした。

勝っていると気づかないもんですね。

 

消化不良と言って良いアウトプット結果でしょうか?

ただ、横浜が目指す一点を奪う野球で勝てていたのも事実で(その割に一点差勝敗負け越している不思議なチームなんですが、この辺後述する予定)

 

バランスとれればヤクルトさんのような野球が出来るかもしれないです。

今は道半ばです。

この道半ばにも関わらず礼さん記事をみると違和感を覚えます。

 

おそらくチームも手応えと伴に改善点(難しい野球です)を覚えたと思いますので来期に期待したいです。

昨季ほどしたいで野球してないハズなんですが

結果としては悪化しました。

 

インプットとアウトプットの関係ですが

アウトプットの効率が悪くてもインプットが多ければ問題解決できます。

個人の成績上がれば得点(アウトプットが大きくなる)増えます。

 

インプット50でアウトプット55を目指すよりインプット100でアウトプット90(非効率の下限10%)を目指した方が得点増え易いです。

 

22年終盤にかけて横浜の各打者強く振ってましたが(引っ張りの打球増えました)

いい塩梅を目指していると思いますので期待しましょう。

インプット増える打撃をしていました。

 

今期のチーム状況で得点効率で下限を超えてくるとは思いませんでしたが

さて何が原因なんでしょう?

去年よりは良い野球していると思ってたんですが

余力あれば昨年と同様分析記事連載します。

 

強いて言うなら1番の出塁率.300切るなどリーグ最低なのと

アウトカウント悪い状態での出塁が多かった事かもしれませんね。

去年ほど采配が原因とは感じず戸惑う数字です。

 

尚、シーズン途中の評価では

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6月より悪化してまして

先の記事に書いている通り得失点が本来ならプラスになるチーム力が横浜にあったにも関わらず-37点を記録した原因のほとんどは打線にありそうです。

 

最も、

インプットとアウトプット関係が悪くても勝てば良く今期の横浜は間違いなくプラス評価なんですが

ここまで効率悪いとは思いませんでした。

 

次、チーム被OPSと期待失点の関係に行きます。