左打者のインコースを攻め切れる左投手少ない結果、外の攻防で有利になれる事と関係しているとみています。
先の記事で
と書いていましたがタナケン、左打者のインコース攻めてまして
これ濱口もですが左投手が意欲的にインコース攻めてるようには感じています。
元々課題としてあった左打者に対するインコース攻め。
わかっていても出来なかった攻め方(死球与えていた)でした。
一時、タナケンは左打者に打たれ右打者の内を攻め切る事で右打者を抑えていた時期ありましたが(砂田も成績悪化して二軍に落ちる前に、そんな時期がありました)
引用
昨シーズンと同じ力量では砂田打たれる可能性が高いです。
左に対し圧倒的な戦績とは言えなくなりつつあります。
戦績だけみると打たれすぎでしょうか?
対右被打率.205に対し対左.274です。
対左に対して砂田は菅野対策と同じことを実行されてしまっています。
勿論、砂田・バッテリーもわかっているので左打者のインコースを攻めるのですが死球が多くコントールが甘いです。
砂田の数字変化はタナケンの数字推移を思い出す感じです。
タナケンも対左で結果がでなくなり対右で成績が良くなりましたが・・・
昔との比較で日進月歩で投打の技術が上がっています。
それほど厳しい世界にいます。
これは横浜の中継ぎ陣全般に言える事です。
2019年開幕前の話ですが
その懸念通りに砂田は成績不振に陥りタナケンは2017年に成績悪化し(防御率4.47)2018年には防御率6点台へ2019年にトミージョン手術を受けています。
そのタナケンが防御率2.45と大活躍した2016年には対左.295、対右で.228となっており後の成績不振の萌芽のようなモノが確認できます。
そのかつて苦手?だった左のインを攻める事で内外を広く使えるようになったタナケンの対左は22年被打率.071と今の所大きく改善しています。
代りに
右は被打率.300。
石田も苦手だった左打者を攻略しています。(左被打率.120 右.250)
濱口もです。(左被打率.154 右.250)
昔を思うと傾向変わりました。
左打者の多くが左中間に打てるようになってきています(流し打つ)。
単純な外の攻防だけでは抑えきれなくなって来ています。
練習試合で中日の岡林みてびっくりましたが彼も逆方向に打つのが上手かったです。
昔の技術レベルであれほど見事な流し打ちは早々、見れなかったんですが
最近、岡林限らず標準装備になりつつありまして。
参考記事
2022.02.19 対中日練習試合雑感 中日岡林にビックリ - 所持雑感
勿論、今期突然、そうなったわけでなく投手側、打者側伴に昔から試行錯誤していました。
その天秤がタナケン、濱口、石田らの左腕たちに傾いています。
対左として登板していたタナケンと違いシーズン途中とはいえ石田と濱口の対左がこんなに良いのは記憶にないです。
横浜の先発左腕は総じて左打者を苦手にしていました。
総じてというより得意とした左の先発投手は近年記憶にないです。
左投手を得意とした20年倉本のような左の野手多くなってきているんですよね。
この攻防が、そのまま関根、楠本、柴田らの攻防とも関連してきます。
牧歌的な時代の打者、投手の左右差の成績はほぼ固定でしたが今は天秤が変化し易いです。
今の野球は対応が早いです。
結果、左右差が大きく変動します。
変化が少ないといわれる四球率や長打率も変化するようになってきています。
成績維持する事の難しさを覚えます。
坂本や筒香の対左右成績推移をみると毎年、彼らはタイミングの取り方を変え対策をしていました。
現状維持が難しい昨今です。
タイミングの取り方、待ち方で柴田のように極端に右に強くなったり左に弱くなったりしますが
柴田もレギュラー獲得する為に課題の左を克服しようとして強みの右で苦戦し始めるなど試行錯誤をしています。
コロナ休み利用して打撃アプローチ変えるかもですが
この辺、楽しみです。
石井コーチの指導が嵌ると嬉しいのですがさてはて。
個人的推奨は神里ですが
嵌りそうで嵌らない感じです。
スイングの感触は良くなってきていたのですがまずは二軍で調整を。