チーム打撃成績は芳しくないですがリーグ最多得点の広島打線に関して 2022.04.24防備禄

さて先の記事に書いてる通り

現在の広島さんチーム成績の割に得点を良く奪えています。

広島さんのチームOPS.667は貧打気味に陥っている横浜が4/24現在記録しているチームOPS.678よりチームとして打てていません。

 

さて、そんな打撃成績にも関わらずリーグ最多得点。

そこにどんな理由があるのでしょうか?

試合数の違いあるとは言え貧打気味のチームが106得点とリーグ最多得点です。

 

4/24現在のRCWIN(リーグ平均に対する勝利貢献度)でみると

巨人 +1.7勝

中日 +1.0勝←名古屋ドーム補正があっての数字でWARで大きな+を記録している可能性あり

横浜 +0.4勝←横浜球場補正が絡むのでWAR上マイナス?

広島 -0勝

ヤクルト -0.8勝 相変わらず得点奪うのが上手い

阪神 -2.4勝

です。

広島さんのチーム打撃成績におけるリーグ評価はややマイナス。

 

これが得点ランキングになると

1位 広島 106得点 24試合

2位 巨人 106得点 25試合

3位 ヤクルト 79得点   23試合

4位 中日 76得点   21試合

5位 横浜 73得点   20試合

6位 阪神 62得点   25試合

っとなります。

 

リーグ平均並みややマイナスというのが今の広島さんに対する打撃評価ですが

得点良く奪えています。

効率的な得点。

 

この手の効率的な得点とは?で考えると関係する数字はLOB率(残塁率)。

本塁打リーグ最少。

長打率も低い広島打線が得点奪えているからくりは調べなくてもわかるのですが

得点圏打率となります。

 

その得点圏打率が広島さん良いです。

1位 広島 .310  最も打つのが難しいランナー無 .239 

2位 巨人 .266  .263

3位 横浜 .248  .251

4位 中日 .222  .251

5位 ヤクルト .219  .225

6位 阪神 .209  .233

 

この得点圏打率.310が原因ですで終えても良いのですが

これで分析終えると面白くないのでもう少し続きます。

 

実は大和みたいな選手が広島さん居まして会澤。

ランナー居ない時は打てませんが得点圏にランナー居ますと打率.421となります。

その通算打率.238の会澤がチーム打点王の14稼いでいます。

また、下位にも得点圏打率の高い末包(ボール見極め率低いので下がるかもですが)が控えチーム得点王が5番の坂倉の16得点(西川も16)。

 

起点が2つあるような感じです。

上位だけではないです。

下位打線が強いというより代打がセで一番機能しており勝負強いでしょうか?

その代打陣が機能しており同じく勝負強い1,2番の西川、菊池につなげている構図が見えてきます。

 

途中出場選手が打てると昨年のヤクルトさん同様得点効率が上がり易く上位につなげやすいです。

これは横浜が一番痛感しているかもですが

 

この途中出場選手の成績が良いと育成順調に感じます。(控えも強い証拠

4/24現在の途中出場選手の数字ですが

1位 広島 .241

2位 阪神 .220←あるレベルで体制を立て直しそうな予兆?

3位 巨人 .200

4位 中日 .172

5位 ヤクルト .152

6位 横浜 .113 投手より打ててません。

 

そして代打成績。

駆け引きが色濃くでる数字です。

1位 広島 .268

2位 巨人 .201

3位 阪神 .186

4位 ヤクルト .140

5位 中日 .135

6位 横浜 .093?!!!  思ったより得点奪えてない原因でしょうか?

 

残塁多くなり始めていますが打線キレやすい横浜です。

昨年の三浦横浜ですと1,2番にわざわざ打てない打者を置いたりヘンテコなチーム方針で打てなくしたりと彼の責任とは思いますが

 

今期はあまり監督采配関係ないかな?

動くのが若干遅い気がしますが候補が居たか?と言われると言葉に窮しますし仕方なしです。

 

横浜の代打成功率.093。

下位打線は、そのままです。

機能してなくチャンス回を広げるような野球になりません。

山下の起用法みると山下に期待してそうな感触覚えますが

代打では藤田か山下かなぁー。

他で代打で機能しそうな選手は試合勘失われたのもあって下に下げています。

 

広島さんの得点が構造的に奪い易い傾向が見えてきました。

見えてきますが

これ続くのかやや疑問な部分も。

 

続きます。