にて1番佐野、2番宮崎の効果を好意的に書いています。
特に着目したいのがシナジー効果。
ベンチ入りメンバーをあまねく使い切れる事を前提とした布陣となっており戦力の掘り起こしが容易となっています。
これが3番佐野、4番宮崎ですと1,2番に標準以下の打者を置くことになり得点力が減退し易いです。
一般的にチャンス回で得点が1,2番目に多い初回が宜しくなかった横浜でした。
参考記事
その解決の一助になるとみています。
今回は旧来の三浦監督構想に沿って1番佐野、2番宮崎をみてみたいと思います。
三浦監督は固定したい監督さんです。
初年度の三浦監督なら1,2番は足の速い選手。
森であり、林なりを起用したでしょう。
実際、21年に打率.194 OPS.513森を2番で17試合も先発させてますが
点入りませんでした。
そういった起用も22年に修正され森は2番で6試合と2番での起用が減っています。
森のシーズン成績、苦手な左腕を避けたとは言え打率.234 OPS.586と成績伸ばしているのにも関わらずです。
この傾向は今期より顕著になりそうで彼の打つ打順は8番になるような気がします。
昨年も森は8番で最も多く先発出場(27試合)しましたが比較で置きやすいです。
これは大和を除く他のライバル遊撃手も同じです。
大和だけは6,7番で起用されるかもですが
こうしてみると大和の位置づけもおぼろげながら見え始め世代交代を意識した布陣を覚えます。
3番佐野、4番宮崎なら大和を6,7番に置きたくなるかなぁ。
こうしてみると森を使いたい、我慢して起用したいが見えてきます。
成長するか知りませんが成長しないと困るというか
中長期的な計画に支障を来しかねず見極めを優先しそうな感触です。
その場合は林を遊撃に本格コンバートするなり、ドラフト戦略を見直すなり必要になります。
ファーム育成中の二遊間はまだまだ時間かかりそうです。
シンプルに考えてみると書きつつ
全くシンプルじゃないですね。
申しわけない。
1番佐野、2番宮崎に関する雑感 23.03.18 - 所持雑感
引用
切り口としては
1番、佐野を活かすには❔(その前になぜ?1番佐野なのか?もあるかもですが)、
森の評価、森を起用し易くするには❔で書くかで二通りあります。
表題シンプルに考えるとしていましたが森を起用し易くするという観点で今回書きます。
表題も変更します。
結局、森なんですよね。
このポジションをどうするかで変わってくるわけで8番に固定する事で競争を促したいようにみえます。(8番を内外野の競争枠とする)
打順上、チーム影響を与え難く気楽に打てる打順が8番です。
固定でなくても良いと思える打順が8番。
次が投手であり思いっきりの良い打席が求められます。
強いていうならツーアウトの時に打順調整(次が投手なので相手も無理しないケースがある)するか否かが求められますが
それ以外は基本打て。
1番佐野ですと四球で8番出塁させるなどもっての他です。
従来との比較で余計に勝負され易くシンプルにゾーンで打つ能力が求められそうです。
さて、
この8番森ですがチームの期待とともに評価の低さも覚えます。
少なくても2番で17試合も先発出場した21年よりは後退したように思えます。
ポジティブに評するなら
引用
ラミレスは信頼すれども信用するなです。
当該記事にて西澤氏は良い指揮官とは
「いいリーダーって、信じて任せるんだよ」
っと評しラミレスを批判していますが
信頼すれども信用するなが鉄則です。
任せきってダメで割り切れるなら良いですが他にプランを描く努力を指揮官はするべきです。
想定外を常に意識する事。
それが良い経営者、指揮官の条件とみています。
大丈夫だろうでなく、大丈夫じゃないかもしれない。
かもしれないで準備するのは運転の鉄則です。
一方で、これが非常に耳心地のよいコトバでして支持され易く・・・
「自分を信じる」「あなたを信じる」
などと言う言葉がよくあります。
とても美しく見えます。しかし、最悪です。
これには期待が含まれています。
だからその通りにならなかった時に自分を責める。
他人を責めるわけです。
そして21年の三浦監督は自分を責めてましたが
今回の経験で三浦は得難き経験をするものと期待しています。
その成長により何がもたらされるか着目する事で後々が味わい深いモノになると思いますが如何でしょうか?勝敗は兵家の常。
野球も同じです。
ここ2年、特に初年度を思うと三浦監督采配の質も随分変化しました。
感慨深いです。
森の成長を促しつつ、プランBを描き易くしているように感じます。
森に期待しつつも信用してない布陣。
ダメだった場合も想定しつつ準備している23年三浦横浜です。
成長枠、期待枠の8番で誰がシーズン中に出て来るか?
それ次第で1,2番の構想もシーズン中に変化していくと思いますが
二段回構想ですかね。
1,2番で佐野、宮崎を固定する事を監督が理想としているとは到底思えません。
足を使いたいは明白です。
なら一番シンプルなのは神里なり森なり林が1,2番打てることで
その為の布石が1番佐野、2番宮崎と介した方が個人的には腑に落ちます。
ベンチメンバー総て使いつくすような全員野球になりそうですが
代走枠で投手使いたいと言っていたぐらいです。
1番佐野、2番宮崎のイメージと違い足(代走)を使いたいを覚える布陣です。
その結果、代走適性の弱い選手が弾かれつつあるわけですね。
端的に言うと倉本が構想外になった一因とみています。
同じ系譜で柴田の序列が落ちていますが(一番の原因は打撃改造して打てなくなった事ですけど)足早ければドラ3林同様、センターの練習を柴田もしていたかもです。
22年横浜は足がポイントになりそうです。
試合中盤、選手交代から始まるスモールベースボール。
成功例としては阪神さんの代走が凄かったですが
イメージはあんな感じです。