1番佐野、2番宮崎に関する雑感 23.03.18

前記事は1番佐野、2番宮崎に関する記事を書こうと思い始め横道に逸れ23年横浜の戦力に関して個人的な所感を書いています。

バウアー加入込みで上手く運用すれば優勝という位置づけと見ています。

主力選手の多くがピークを過ぎ始め戦力読みが難しくなり始めてます。

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また、チームの高齢化が進むなか今永がオフにMLBへ、石田、戸柱がFA流出したケースを想定すると悲観が強くなります。

横浜が育成に苦戦していた2遊間に牧が加入した21年以降、戦力の素性が一段上がった横浜でしたがそのボーナスタイムも終わりつつあります。

その原因は❔っと言うと横浜が2016年ドラフト以降で獲得し続けて来た高卒育成の苦戦が原因でしょうか?

あの順位(今期の林もですが特にドラ3に当たりが多く)で獲得できる、できた選手を。。。っと思う事が多かった私ですがやはり難しかったですね。

 

内外野、捕手、先発とあらゆるポジションで穴が空き始めています。

 

そんな警鐘記事を2018年オフ以降に書いてます。

そして今は打者側中心に明かりが見え始めています。

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上記記事で書いている通り横浜、知野クラス(1.5軍)を育成できず苦しんでいた横浜は当該期間中ヤクルトさん並み(横浜とヤクルトが図抜けて獲得しています)に戦力外を獲得し続けています。

育成下手と批判されるようになった横浜ですが最近、戦力外獲得していません。

底は抜けており大分マシにはなってると感じています。

最も別のトレンド(動画解析)に遅れているようですからまた苦戦するかもです。

表題で苦労する❔っと書いている理由です。

 

昨年、伊藤ゆなど私個人は高く評価していましたが(連載記事で記述予定、結果22年はダメでした)

打者側の育成は大村コーチ復帰以降明かりのようなモノを覚え始めています。

 

現在連載中の打者評価は過去の雑感が主となります。

1番佐野、2番宮崎は生もの。横浜の今を評し易い題材です。

特に1番佐野、2番宮崎を見る事で予想される三浦監督のシーズン構想は個人的に面白いです。

 

記事を書くことで大和や京田が1塁を守ったり林が中堅を守ったりする背景がみえてきます。

そう思い先に記事化です。

成長途上の森を2番で起用しない点に関して私も賛成です。

宮崎2番起用が濃厚になり始めていますが森を我慢して2番で起用する気ないと公表しているわけです。

それが今の森の立ち位置でしょうか?

初めは一過性のモノで選択肢増やす為だけと思いましたが1番佐野、2番宮崎でほぼ固定しています。

開幕も1番佐野、2番宮崎で行きそうな気配です。

 

切り口としては

1番、佐野を活かすには❔(その前になぜ?1番佐野なのか?もあるかもですが)、

森の評価、森を起用し易くするには❔で書くかで二通りあります。

 

今回は1番佐野で考えます。

 

まず1番佐野に関して

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1番佐野効果は22年に記事にて書いている通りです。

メリットとしては佐野の打点は増えてます。

1番に佐野を置きたい理由の一つ❔でしょうか?

 

これが横浜の悩みどころです。

中軸を打っていた3番佐野より佐野を1番に置くと佐野の打点が増えてしまったわけですが

中畑監督時代に梶谷3番(2014年盗塁王)が機能せず7番梶谷の方が9番倉本で得点多かったシーズンありますが

打順重要です。

この構成が実績上、三浦監督かなり宜しくないです。

チームOPSから期待される得点より-40点を記録し続けていますが

これかなり異例の数字です。

 

昨年で言うなら1,2番の出塁力が低すぎた結果、佐野が起点になっており佐野の打点が増えませんでした。

これは今のメンバーでも同じかもです。

1、2番らしい打撃を求められ意識し過ぎるのか打てませんでした。

 

1番佐野を起用した当時、その目論見通り1番強化した事で下位と上位がリンクされ佐野の打点は増えましたが1番にした結果チームで1,2位を争う佐野の得点が減ってしまい今一な結果となっています。

原因は佐野と牧の間が開き佐野が出塁しても還れない事・・・間を打つ打者の打力不足。

3番を打っていた佐野の打点が少なかった原因を修正しなかった事が原因です。

結果、チームで一番得点を奪っていた佐野の効果を横浜は当該期間中失なう事となっています。(牧の打点が激減)

確か当該期間中の佐野の得点ほぼ0だったかと。

どちらにしろ少ないです。

 

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その課題の解決は当時も記事で書いている通り

横浜で一番2番適性がある野手は走力に目をつぶれば宮崎一択となります。

となります。

1番に桑でなく佐野を置きたいのは下位打線を起点に得点力を増やしたいがあるとみています(森ら)。

もしくは桑には自由に打たせたい、神里と桑を併用したい(1番固定したいから、その場合桑の打順を変える必要がある)

そんな意図が見えてきます。

神里と桑の状態が上がりシーズン通して目途が立つなら、その時こそ1番桑、2番神里のような打順組めますし神里込みでみる期待度のようなモノを覚えます。

三浦横浜と合わない神里(他球団から話し合ったと思います)をなんで出さなかったのか?と思ってましたが存外評価高いようですね。

確かに序列つけるなら神里を外野手3,4番手につけます。

神里が通年で出れると野球変わるんですよね。

 

その関係上、1番佐野を活かす形で2番宮崎、3番ソト、4番牧と前掛りな布陣となります。

2007年原巨人で主に1番を打った高橋由伸(打点88)の起用に近い形です。

 

そして佐野と宮崎(ソトも)は交替前提なんでしょう。

代走を出したい。

前半はビックベースボール気味に野球を行い、展開次第で代走を繰り出す

 

その準備として京田や大和が一塁を練習し林が中堅も練習する事になります。

 

一例でいうと

1番佐野レフト

2番宮崎

3番ソト←楠本、大田とか起用❔

4番牧

5番ソト←ライト楠本、大田とか起用❔

6番桑、神里センター ←起点(足が速いと理想)と塁上に残った選手を返す長打力が求められる打順

7番捕手

8番遊撃 森、大和、京田、林

 

ソト代走で林を起用した場合、センターに林、レフトに桑が回って佐野1塁。

宮崎の代走に神里らを起用した場合はセンター神里、レフト桑、佐野一塁に回って3塁京田などと変えられます。

昨年の記事でも、今一と評した佐野1番ですが代走を送ってますと得点あげてまして今期のポイントになりそうです。

そのタクトを奮うのはベンチでなく打者の宮崎。

相手が進塁打を警戒すれば引っ張り長打を警戒するなら流す。

そういう選択肢を宮崎に一任。(して欲しい

これ送らねばならいですと22年CSのように三振の少ない宮崎すら容易に三振するので止めて欲しいです。

 

ねばらならない野球からの解放をチームには望みます。

結果、主導権を相手から奪えます。

 

下位打線を活性化させ佐野の攻撃力を活かしつつ得点能力もっと思える面白い布陣ではないかと感じます。

8番森が出塁して9番投手が送り佐野。

 

チームで一番打てる打者(打ち取るのが横浜で一番難しい打者と言い換えても良い)が佐野と言う評価です。

2番宮崎の動かし方も含め駆け引きを楽しめそうな様相でしょうか?

 

1,2番に強打者居る事で8番打者が重要になってきます。

8番が自動アウトですと8,9番でアウトカウントを稼がれ佐野1番が活きてきませんから

ここで森があるレベルで打てると大きいです。

あれこれ考えず自由に打ってねって事なんでしょうが我慢して起用するのでなく、しなくても良いような8番とみています。

 

下位打順ゆえに気楽に森以外も試せます。

1,2番固定できずに優勝できるチームは稀です。

1,2番固定できる事でチームに骨格のようなモノができます。

これを毎回いじるとなかなかチーム成績向上し難いです。

2位レベルならありますが優勝となると1,2番が固定できない場合、本当に稀です。

少なくても1番は固定しています。

その両方(1,2番)を固定できると差配が非常に楽となり各選手がイメージし易くなります。

 

21年を思うと宗旨替えとも言える打順ですが監督の今期にかける思いを覚えます。

結局、三浦監督は理想より勝ちたいが強いんですよね。

 

この辺が理想を追い続けてデータを更新できない方々との差異につながっているようです。

っとは監督初年度にも書いていますが

理想より大事なモノがある。

勝ちたい。

勝ちにどん欲な監督です。

今後もテースト変わっていくかもしれませんね。

 

立浪監督への評価が初年度との比較でプラスよりになっているのも勝ちたいで理想を捨てる覚悟を覚えるからです。

セをかき回すとしたら立浪中日、それに対応して他チーム。

戦力上位の阪神さんが岡田監督就任によりどんな野球(解説を聞く範囲では昔強かった野球を標榜しそう)をするかも興味ありますが

 

混戦感強い23年セです。

戦力格差はなくても独走してしまったヤクルトさんの例がありますがセは戦力均衡しています。

 

1番佐野にする事でシナジー効果が大きく感じます。

ベンチ入り選手を総て使い切れそうですが

本当の目論見的には、そういった競争を通じ理想の1,2番を抜擢する事にあるのかもしれません。

布陣的に選手を使いやすいです。(林らにセンターやらせたり1塁守らせる背景)

後半戦、別の顔を見せる可能性もありそうです。

存外副次的な意味に重きを置いてるかもですが

プランAしか覚えなかった時と違い起用に今期は幅が広がりそうで面白そうです。

 

1年目、ベンチで選手を死蔵させていた時と違い随分変わりました。

あの時は9人野球を理想(結果、プランAしかなかった)としていたのでしょうがないのですが

因みに理想は9人野球です。

固定するに相応しいメンバーがいる場合、9人野球した方がいろいろ意志の疎通が可能になります。98年が好例でしょうか?

 

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