成績の割に援護率の少ない投手という意味で、
DeNAの三浦。
逆に成績の割に援護が多かった投手として、
DeNAの三嶋がいるが、
前者のBB/9が1.69に対し、後者のそれは4.86。
四死球の連発という意味で三嶋は損をしているハズだが(被安打率も高く良く打たれています)、援護率は
前者が2.87に対し、後者のそれは4.86。
弱い相関とはいえ、ランナーを多く出すと、その援護率は下がる傾向(Rで-0.2)は年度に関係なくあったのだが、こう言った感じに必ずしも、その援護率と、ランナーを多く出すという事例が一致しない状況でもある。
ここで、援護率というモノに関連する項目、つまりは点を取ると言う事象に関連する項目だが、
相手投手との力関係
球場
各打者のコンディション
打率(得点圏打率)
守備力
点差(競った試合かどうか)
・
・
ランナーを多く出す
守る時間が長い
この守る時間や、ランナーを多く出すという項目が、これら上記項目と比較して、優位でないからこそ、傾向として見え難いのではないかと考えている。
特に三浦の場合、主戦捕手が、打力の劣る高城(.154)であった事。
他方、三嶋の場合、主戦捕手が打力上位であった鶴岡(.302)であった事。
また、高城が二軍落ちし、三浦と鶴岡のコンビを組んだ8月以降、その鶴岡の打率が.220と大きな落ち込みを見せた事。
などなど。
誰がバックを守ったか?
また、三浦が表ローテを回った事・・・
比較で言うと、三嶋より良いピッチャーに当たってはいるようである。
個人的には鶴岡の影響が大きいと考え、その比較を取りやめたが、どの投手と投げ合ったかをみても、
その投手の調子を正しく把握する手段がなく。
(スコアラー等なら便宜的に点数を付けれるかもしれない)
調子の良い内海か、悪い内海かで、そのヒットの、得点の重みが違うのは容易に想像でき、この種の計算の難しさを覚えずには居られない結果でもある。
この調子の良し悪しを判定しないで、数字を出すとしたら、ともかく、それなりの数のサンプル数が必要なのだが(打率で言う、900打席必要とかの話)、同じ投手と対戦すること自体が数戦な為、かなり難しく、いろいろ含め、
投手と援護率の年度相関が低いだろうということを再認識せざる終えない状況でもあった。
(データの層別を行いすぎるとデータ数が少なくなり過ぎ、逆にノイズを含み過ぎる懸念をもっています)
援護率自体、上記を状況をみるとかなり難しく、多分にノイズを含んでいる状況だが、何とか、傾向が見えないか、データの洗い出しを再度してみようと思う。
個人的には細かく分析する事で、何とか見えないかと思い、出ずらい事を承知の上で分析している最中でもある。
次回は、過去数年にわたり、一貫して援護率の低い投手について、その事情をみ、何か傾向があるのか、再チャレンジしようと考えている。
(記事にするかは不明)