前記事で高城の開幕二軍の可能性について言及しています。
高城の開幕2軍と言いますと何時以来でしょ?
2014年は開幕2軍でしたが4月2日には一軍昇格しています。
その時の開幕2軍とは重みが違う感じでしょうか?
高城自身は2014年との比較で随分逞しく成長しています。
にも関わらず2018年は開幕2軍となりそうです。
そして監督の思惑通りなら暫く2軍になりそうです。
もし、怪我以外の理由で、高城が即一軍に昇格するようなら横浜的にはピンチと考えてください。
戸柱・嶺井の捕手2人制が機能してない場合に限ると思います。
高城を含む3人制が機能していたのは監督も認めていた形です。
その形を壊す以上、
それ以上の利得が生まれる可能性(作り出したい)を監督が覚えているわけです。
早々、3人制に戻すとは思えないです。
ファンとしては複雑ですが解釈としてはチーム力が上ったという事になります。
昨年、横浜は捕手三人制にする事で短期決戦で躍進しています。
しましたが、
リーグ戦を戦うとなりますと捕手三人制は選択肢を大きく絞る事となります。
起用の幅が狭まる以上、チーム力は上げにくいです。
(新戦力の掘り起しがし難い)
捕手としては打つかもですが打力で平均以下の選手が三人。
レギュラー、控えも含め走力がなく高城が代走で起用されるような状況。
ラミレス采配を批判する方は多いですが、
現実は選択肢がなかった事が大きな理由です。
そんな少ない選択肢を、
さらに削る事になっていたのが捕手3人制。
私は横浜の捕手陣をNo.1と高く評価しています。
注目は捕手と、
シーズン佳境に入ってから繰り返し記事化しています。
理由は捕手三人制に大きな伸び代。
武器となる可能性を覚えていたからです。
その言葉通りに9月の横浜は快進撃を続け、阪神、広島を退け日本シリーズに進出しています。
一方で、
そのデメリットもあるわけですね。
そして捕手三人制以上に大きなメリットがあるかもしれない状況に横浜はなりつつあります。
捕手は勿論ですが野手の厚みが以前とは比較にならないです。
使いたい選手が多いです。
使う事で伸びそうな選手といいますと、
柴田は無論ですが細川、乙坂、佐野、そして白崎。
皆さん、白崎を過少評価していますが、日本シリーズで先発出場させる程度にラミレスに評価されています(練習内容が良かった)。
使いたい野手が横浜には居ます。
そうなると第三捕手の高城という事になるわけです。
捕手三人制にする場合は細川、乙坂、佐野らの力量を見極め、チームの形が決まったシーズン後半になるかもです。
伸び代のようなモノを確認するような起用を開幕序盤、ラミレス繰り返しますが同じことをしそうです。
見極めるような起用をします。
一見すると故意に敗けるを作るとも感じる場面があります。
そう言う意味で高城は信頼(実力がわかっている選手)されているのかもです。
そして佐野が捕手を出来るのが大きいでしょうか?
今の所、梶谷と細川の併用を監督は考えているようです。
同じ感じで戸柱と嶺井の併用をする事になりそうです。
基準は相手投手の左右次第。
梶谷は怪我さえなければ左を苦にしてなかったので、最終的に梶谷が起用されるかもですが、細川の伸び代に監督が期待しているのは談話から感じます。
同様に他の当落線上の野手についても同じ事が言えそうです。
一部ファンが批判するような過剰な固定は、控えの弱さが理由でしたが大分、様相変わって来ていますね。
問題は野手でなく投手側でしょうか?
野手は駒が揃ってきていますので監督なら結果を出してくれるでしょ。
不動の選手として認められる基準。
3年連続。
その基準を満たしてない二年連続選手の桑原や倉本を計算できる選手としてみないといけない不安はありますが期待しています。
宮崎は技術的に抜けているので3年連続選手クラスとみています。
野手は随分、層が厚くなりました(広島には劣りますよ)。
佐野について雑感
佐野についての言及が少なくなってしまいましたが、
モノは良いです。
捕手三人制を崩したいと思わせてしまった程度に佐野(捕手が出来るのも大きい)は監督に評価されているようです。
確かにモノは良いです。
後は、如何に一軍打席を与えるかですが使いたい野手になりつつあると感じます。
伸び時と言うのがありますが、その時期ぽいんですよね。
佐野がです。
結果より練習内容を重視する(プロセス重視)監督ですから、
昨年の開幕序盤同様、内容が良ければ佐野は結果に関わらず暫く起用されそうです。
内容悪い時は即降格させます。
佐野の一軍再昇格時は即降格していましたが内容が悪かったです。
その辺も含め楽しみです。
最後に、
より引用
「勝ちやすいのなら誰でもいい」
三人制も手段であって目的ではないです。
手段と目的を違える方が多いですが、そう言う拘りは全くない監督です。
平気で形を壊します。
ですので捕手三人制に監督は拘っていません。
打順も結構、いじりますし君子豹変する監督です。
その時のベストとは、その時々で変わります。
固定とも思えた捕手の序列が崩れ嶺井の出場数が大幅に増えましたが勝ち易いのなら良いわけです。
拘りが強い監督に見えないです。
だから試しますし勝ち方を模索し続けます。
ですが批判している方に言わせると無意味な拘りがあるように感じているようです。
この辺が不思議なんですよね。
確かに監督采配には一本の芯のようなモノを感じます。
信念のようなモノは不変に感じますが頑固ではないです。
2017年のチームとは違うチームをラミレスは作る事になると思いますが、
さて、どうなるでしょ、いよいよオープン戦です。