実は試合内容評価でみますと横浜の戦力、そんなないんですよね。
えって思うと思いますよ。
アンチセイバーの申し子と倉本が評価され始めていますがラミレス横浜自体がアンチセイバーかもです。
選手の使い方が上手いです。
前記事でふれた件についてです。
忘備録的に今の横浜の戦力について。
野手WAR(守備、走塁、打力の総合評価)
1位 ヤクルト +3.7
2位 広島 +3.6
3位 巨人 +2.6
4位 中日 +0.6
5位 横浜 +0.5
6位 阪神 +0.0
投手
1位 阪神 +4.9
2位 横浜 +2.9
3位 巨人 +2.6
4位 中日 +2.6
5位 広島 +1.8
6位 ヤクルト +1.8
総合力
1位 ヤクルト +5.5
2位 広島 +5.4
3位 巨人 +5.2
4位 阪神 +4.9
5位 横浜 +3.4
6位 中日 +3.2
現実(4/21 4/22には首位)
1位 広島 12勝7敗
2位 横浜 10勝6敗
3位 阪神 9勝8敗
4位 ヤクルト 8勝10敗
5位 巨人 7勝11敗
6位 中日 7勝11敗
これをどう解釈するかがインテリジェンスです。
WARなんて役に立たないと切り捨てても良いですが解釈が大事です。
結構、薄氷の勝利なんですよね。
なので何時負け始めてもおかしくないです。
多分、実力以上に横浜評価されているかもです。
ラミレス采配と言うべきか、嶺井と言うべきか・・・チームで勝っています。
昨年書いた記事です。
戦力的に劣る横浜ですが形。
チーム成熟度(生え抜きベテラン不在と言って良い陣容で成熟度云々を議論する事になるとは・・・)でカバーしているような感じです。
僅差で勝ち切れている理由です。
っと、当時の横浜を評しています。
その後、巨人さんの猛追を受けラミレスがぁーーっとファンの怨嗟の的になったのは記憶に新しいです。
結局、ラミレスさんは巨人を見てなかったわけです。
巨人とのゲーム差を意に介さない采配を奮い続け、その結果がCS突破でした。
その延長線上に今の横浜はいます。
温故知新。
古きを知ることで新しきを知り、今を知ることで先を予測する。
セイバーの目的は過去でなく未来観測にあります、
上手く使いこなす必要があります。
横浜的には、これから続々主力が復帰して来ます。
この数字改善するかもなので忘備録的に記事化しておきます。
因みに内容の割に勝てている要因の一つはLOB率が79.1%と高いからです。
この数字が変化するのかも興味深いですね。
嶺井効果と言っても良いですし大和効果とも言えます。
LOB率については上記記事を読んでください。
いやー凄いですね。
いつまで続くかわかりませんが。
後は倉本。
この子はアンチセイバーです。
去年も如何なくアンチセイバーぶりを発揮していました。
昨年も規定打席到達者では異例の低出塁率(.292)を記録していましたが得点を増やしています。
今年もリーグ平均以下の数字を記録していますがいやらしいですね。
で、案外大和が効いています。
この人、ケースバッティングが上手いです。
筒香の前と言うのが嵌るかもですね。
筒香の前って筒香を相手が強く意識します。それを大和は上手く利用できるかもです。
考えて見たら大和、ケースバッティング和田さんに鍛えられていました。
倉本のような可能性を覚え始めています。
王道はヤクルト山田のような打者なのですが横浜はアンチセイバーで戦う事になりそうです。
アンチセイバー=流れです。
セイバーでは定量化できていません。
WARで観測しきれてない部分で横浜は強いです。
横浜に脆さのようなモノを覚えている理由です。
今は個の強さが足りていません。
采配で勝ち続けるには限界があります。
WARは選手の素の力を図るに向いています。
WARは選手個人の価値を図るのが主目的です。
監督采配も含むチーム力を図るものには向いていないです。
得失点は監督采配も含むものとして観測できますのでチーム勝敗に直結しますがセイバー(WAR)の主目的が、この選手本来の真の価値とは?に立脚している以上個人寄りの評価指標となっています。
野球はチームプレイですので個人が重なるケミストリーまでは観測できてないです。
その素の力で横浜は劣っているわけですね。
今の横浜、そんなに強くないです。
選手個人はです。(ラミレスが賭けに出ていた理由)
チームでみると強いかもですが。
味わい深いと思っています。
特に選択肢が例年との比較で増えた今年は私も追いきれてないです。
怪我人が復帰し梶谷らが戻ってくれば、数字が変わると思いますが今は、こんな感じです。
記事ネタが多いのを喜んで良いのか悪いのか・・・
インフォメーションって生素材なので料理仕切れてなく悔しい思いをしています。
元々状態が悪くなかった桑原のメンタルが回復しつつあるように思えます。
そろそろWARでもAクラス入りして欲しいですね。
桑原の能力、個としては高いです。(倉本の個は低いです。でも強い。)
分析していて思いますが変なチームですかね。
98年の優勝は力で粉砕しましたが。
去年の延長線上に今年のチームがあるって事ですかね。
数字+αのαが持ち味になりつつあります。
横浜が本当に強くなったと感じる時は(今でも十分強いかもですが)、このWARの数値が首位チームに相応しい数字になった時と考えています。
今は、その強さに至る過程でしょうか?
編成的に数年後のチームが横浜です。
それでも今年優勝しちゃいそうに感じるのが怖いと言いますか不安を覚えつつ楽しんでいます。
おまけ
混セ感が強い理由に上記WARが絡んでいると思って下さい。
チームバランスが良いのは巨人さんです。
バランスの良いチームは上位に上がり易いです。
ヤクルトさんのように打力は傑出しているけど投手力に課題があるようなチームって連勝もあるけど連敗もし易いです。
巨人さんは強いハズだけど今は弱いって感じです。
バランス崩していますがバランスを整えると上位に上って来そうです。
広島さんは普通に強いですかね。
打線はさらに上積み要因ありそうです。
投手力は期待通り(願望に近い予想を年初に書いてました)で満足です。
各チーム、広島さん対策にリソースをかけているかもです。