テキストでしか確認していません。
1点追う展開で7回。
先頭打者の佐野、宮崎と出塁しランナー1,2塁。
6番神里。
その神里にバントを命じ失敗。
後続も倒れチャンスを逸します。
さて、このバントですが妥当性を論じるのが難しいです。
まず、ランナー1,2塁でのバント成功率が野手で70%切るなど難しいです。
名手菊池も年によっては3回に1回しか成功しないなど難しいシチュエーション。
成功して当然と言い難いシチュエーションです。
プロでも決めて当然ではなかったバント作戦。野球界に広めたい「真のバント成功率」 | 週刊野球太郎
引用
【走者一、二塁】
2015年(真のバント成功率):50.0%
2016年(真のバント成功率):62.1%
データは楽天の数字でパですから野手のみです。
結構難しいです。
そして走者が佐野、宮崎。
う~んっと思うバントでしょうか?
さらに問題なのが6番神里に命じている点。
一般的なバントの損益分岐点はランナー一塁で得点確率(一点を奪う)でOPS.0600。
期待値でOPS.338。
baseballschole.cocolog-nifty.com
ここで重要なのが成功率。
上記数字はランナー一塁での計算ですが
このように選手ごとのバント成功率、併殺打率を組み込んで計算しているため、OPS.609以上でも
バント成功率が高かったり、併殺打率の高い選手は得点確率利得がマイナス=バントさせたほうがいいとなるのです。
つまりバント成功率が低い難しいシチュエーションで命じるのはリスクがあるという事です。
上記数字は成功率の高い一塁で計算しており1,2塁ですと別の数字が出てきます。
その上、リスクの割に成功した後の展開が難しい。
6番にバントを命じる例が一般に少ないのは下位打順に回るからで期待値が6番打者より下がる場合が多いからですが。。。
う~んです。
バントして成功したとしても田中なら転がしてくれるかもですが走者佐野ですと難しいです。
さらに後続は戸柱、投手。
リスクに見合う作戦になっていません。
カード的に右腕青柳を意識すと右打者は切りにくく倉本となります。
戸柱で代打倉本を切るにしても田中はそのままだったと思いますが
にもかかわらず佐野に代走を出さない。
う~ん。
理由背景としては佐野にもう一回打順が回るからと思いますが
それなら神里打たせませんと。。。
大本の原因を考えるとカードがない(層が薄いでも良いですが)ですので気の毒には思いますが
モヤっと感じる采配でしょうか?
逆転を目指すなら期待値下げるバントは効果的ではないです。
同点を目指してまずは一点を奪いに行くなら代走出して勝負すべきでしょうか?
この辺は監督もわかっていたと思いますが
二兎追った感じです。
7回は同点(狙い)。
逆転は次のチャンス回。(佐野に回る)
可能性を残しておきたかった結果、後手に回ったように感じます。
ただ、阪神のリリーフ調子がいいんですよね。
仕掛けても良く早々に撤退戦しても良い試合でしたが
勝ちにこだわった結果、登板過多気味(8試合/14試合)の平田を一点ビハインドで登板させ止めの3点が9回に入り試合終了。
敗戦しています。
前記事の
外国人野手上げるの早すぎない?に思う 打者の目線についての雑感と優勝?意識しているのかな? - 所持雑感
通じますが勝ち意識し過ぎる感じがします。
優勝を意識すると離されるわけには行かない。
気持ちはわかるのですが厳しい采配となっています。
ラミレスですと平田でなく石田などをしれっと起用して打たれて批判されるのですが
この辺、性格でしょうか?
神里強攻させ、石田が打たれても、これが野球で済ませるのがラミレスです。
三浦横浜は明日以降、ソト、オースティンを一軍帯同させます。
登録されるか不明ですが
調整試合なしで臨む昇格に本記事と同様の危うさを覚えています。
勿論、懸念で終わる事も考えられますが一般的な考えで言うと調整試合必要ですかね。
3月28日の巨人戦で肘を痛め降板していた平良が再度右ひじ痛を再発させたそうです。
平良の起用も含め、どうにも焦りのようなモノを覚えざる終えない状況です。