チーム被OPSでみたセ 短観 2022.06.13 投手編(守備も含む)

チーム被OPSと失点の相関は0.95ほどあります。

相関が高い理由に守備悪いとチームOPSも悪くなるからで大よその状態が見えてきます。

チーム被OPSが悪いだけでは

守備が影響しているかわかりませんがチーム被OPS悪いと失点増えます。

 

チームOPSが悪いのは守備が悪いかもしれないは推論として成り立ちますが

そこは独立した数字で確認する必要あって実際守備悪いです。

aaakkkaaa.hatenablog.com

にて

あまりに横浜の捕殺数(ゴロ処理数)少ないので守備に課題あるのでは?推論立ていましたが

かなり悪いみたいですね。

 

 

交流戦終了後、デルタが数字公開していましたがチームUZRで-28点です。

この守備の悪さはチーム被OPSの悪化にも影響しています。

そして現在記録している-28点と言うのはシーズン換算で-65点程度なわけで・・・

チームUZR史上最悪の数字です。

 

 

ラミレスが就任した2016年、横浜は守備を堅くするを目標に戦っていました。

実際、2015年に崩壊した守備(UZRで-30ほど記録を-10程度まで低減、うろ覚え)をあるレベルで立て直しているのですが

凡事徹底を掲げ全体練習に時間を割いていたが特徴でもありました。

一方、三浦横浜って言うほど守備の全体練習しているイメージがなく・・・

あれも、これも手を付けてるイメージあります。

 

選択と集中をしていたのがラミレス横浜で欠点に目を瞑りつつ長所重視、長所を活かせる野球。

いろいろやりたいことがあり過ぎて選択と集中できてなく凡事徹底できてなくチーム内未消化。

この辺、三浦談話を聞くと私が怒る理由になっていますが詰め切れてなく、監督本人としては当然の事が出来ていません。

 

参考記事

aaakkkaaa.hatenablog.com

「当たり前のことを当たり前にやる」が三浦横浜になり昔以上に出来てないです。

ラミレス時代も出来ていたとは言いませんが

抑えるべきことは抑える努力をしておりヒューマンエラー生じないようにしていましたが

三浦横浜になって守備中心に破綻している原因に感じています。

 

こんな有様で一点を奪う野球する(その前提の一点を守り切れない)と勝率悪くしやすいのですが

しょうながい。

 

その綻びを補っていたかもしれない武器が昨年まで多用していたシフトかもですが・・・

これ何気に故意にシフトを引いてない可能性ありまして

選手の成長を促す為にやってないかもです。

特に牧(二塁)。

そんな話をいつか石井コーチがするかもですが

シフトアリ気で守備慣れ過ぎるとダメな面もありますから。

 

例年以上に大和、柴田(元々上手い遊撃手とみていません、二塁守備は良いです)の遊撃守備が厳しい原因かもですが

シフトあると打球方向予測し易く守り易い面はあるかと。

打球方向を予測し易いので内野は特に守り易くなりますがシフト引かない時の守備力低下にもなりますので

そういうのをチームは嫌がってるのかもしれません。

 

 

前記事の早出全体練習のように短期的にマイナスを生じるような行為を行っている横浜ですがあえて壊している面あるかも?です。

っと見て行くと今期腑に落ちる部分を覚えます。

昨季は、そういう意図をあまり感じませんでしたが

今期は、あえてを覚える部分もありますかね。

その陰に桑の成績不振とかあるかもですが

まぁしょうがない。

忘備録でとっておいた数字変化楽しみですが

桑原不調の原因に関して 忘備録 2022.05.04 - 所持雑感

 

去年はチーム全体、チーム一新で打てない、守れない、点を失う野球をしていたのですが

今期、そこまで悪く感じないんですよね。

数字は昨季同様悪いですが

ただ、今年の想定戦力で、それをやるのかよっはあります。

結果論で言うと主力選手の故障、離脱が相次ぎましたか良いやになりつつありますが

 

そして、

あの時代(2016年)の選手が現在も主力選手です。

2016年開幕スタメンで新人の柴田と戸柱が名を連ねていましたが

そんな時代です。

当時、どれだけ弱かったとも思いますが徐々に研鑽を積み力を蓄え。。。

そんな彼らが

年加齢を重ね、徐々に無視できない状況となりつつあります。

2016年と基軸年とすると今年22年です。

下から補充なくドラフトでも獲得できてなければそうなります。

 

ドラフト中位で大社(戸柱、嶺井、柴田、倉本ら)系の即戦力の内野守備型選手を獲得していれば話も違うのですが

2015年ドラフトの柴田(ドラ3)、戸柱(ドラ4)最後に獲得してなく高卒中心に獲得しています。

ドラ6まで含めると即戦力遊撃手(阪神中野24歳、倉本や戸柱、源田と同様大卒社会人出身)、それなりに居たのですが育成願望が強く獲得見送っています

 

この育成に苦戦しているのは過去記事で書いている通りです。

ファームで育成中の選手は皆さん若いですが

2015年以降に育成していた百田、青柳、ドラ3大河らのように育成芳しくないとツライ状況でしょうか?

 

それ故、学徒動員的に守備力期待されて森が一軍に呼ばれてしまっています。

昨年は呼ばなくても良い(二軍で育成すべき)と思っていましたが今期はもうだめですかね。

どうしようもない

 

守備があまりに悪いと併殺獲得できません。

OPSの割に失点増える原因にもなりますが

昨年に引き続き掲げているチーム方針でもある未消化でもあったゾーンで攻めろ、配球も影響あったようで相互に影響してそうです。

 

悪い意味でシナジー相乗効果)発揮しているかもです。

 

 

そんな数字です。

交流戦明けのセのチーム被OPSは以下の通りです。

 

チームOPS

1位 阪神 .626

2位 中日 .668

3位 ヤクルト .670

4位 広島 .673

5位 横浜 .685

6位 巨人 .690

 

チーム被OPSで期待される失点と実際の乖離(相関0.95

1位 阪神 失点185 期待失点199 乖離14点減らす  シーズン換算31点減らす

2位 中日 失点236 期待失点221 乖離14失点増やす シーズン換算33失点増やす

3位 ヤクルト 失点195 期待失点223 乖離28点減らす  シーズン換算65点減らす

4位 広島 失点227 期待失点233 乖離6点減らす   シーズン換算13点減らす

5位 横浜 失点243 期待失点219 乖離23失点増やす シーズン換算58失点増やす

6位 巨人 失点272 期待失点258 乖離14点失点増やすシーズン換算31失点増やす

 

各チーム寸評。

試行錯誤の過誤あり注意が必要ですが(揺らぎがある)

ヤクルトさんのバランスが良いです。

阪神さんの投手力を別格するとなら、それに次いで(中日さんと同格)のチーム被OPSです。

さらに、その被OPSから期待される失点でも大きく減らしており阪神さんとほぼ同じチーム防御率を記録しており

上手く相手打線を分断している様相がみえてきます。

中村復帰前はここまで数字良く(被OPS)なかったのですが急速に数字が良くなりなおかつ分断も上手く。。。

昨年に引き続いて昨年以上に統計の上限を超えた数字を記録しています。

そして、

その陰には餌食になってる球団がありファン的には悲しいです。

阪神投手陣は打てないよながあるんですがヤクルトさんは未だ打てそうに見えるというか

そこまで差がないと感じているのですが

点を奪えない。

特別な投手いるようで居ないというか上手くマネージメントしているんですよね。

まるでラミレスようで

ラミレスのようだというよりラミレス以上です。

お手あげです。

捕手中村を休ませつつ次世代も結果を出すなどいろいろ隙が無さ過ぎて

こんな名将初めてです。

そのせいで割り食うチームがいるんですが・・・

数字の割に失点を減らせるチームが存在するには数字の割に得点奪えないチームが存在する必要があります。

そんな数字です。

大きなプラスを記録するチームがいるとマイナス評価受けるチーム出て来ちゃうんです。

この数字評価は、その年のUZRみたいなもので(絶対値で評価できない)

打撃で大きな利得を上げてるチームがいるとしたら被OPSで大きなマイナスを記録するチームが必要となります。

ヤクルトさんが非常に宜しい数字を出す一方で影となるチームが必要。

陰影の濃い数字となっています。

 

先の記事で谷繁中日が芳しくないと書いていましたが

ラミレス(と原巨人、真中ヤクルト)が悪いとも言え。

三浦横浜の効率が悪いのも、高津ヤクルトが頑張り過ぎるからでもあります。

昨季、横浜は巨人、ヤクルトさんに大きな利得を与えていましたが今期、その苦手チームに広島さんが加わり横浜の影が今の所より濃くなっています。

 

 

阪神は被OPS.626が示している通り文字通り投手が良いです。

序盤の混乱を収めていますがヤクルト追撃の一番手になりつつある状況です。

シーズントータルでは巨人が上に行く可能性が未だ高いと思いますが急速にチーム状態良化しています。

投打ともに急速にバランス戻し始めています。

 

 

中日は打撃同様同じ有様でしょうか?

数字評価で言うなら横浜ともに投打で非効率野球をしています。

名古屋ドームを本拠としながら打たれていますし成績以上に失点も多い。

木下離脱の影響もあったかのもですがいろいろ混乱してそうな数字です。

 

 

広島さんは・・・

打撃編で書いている通りです。

現実路線にシフトしているのが成功しているのか昔のように無理に投手を引っ張らなくなりました。

後は8回の投手を準備出来れば戦力の割に勝てるチームとなりそうです。

ピタゴラス勝率でみると違った数字みえてくるかもです

 

 

巨人は坂本、吉川離脱後の影響が色濃いかもですが原巨人になって悪い意味での乖離ここまで大きいのは初めてです。

 

 

横浜は。。。

昨年に続いて宜しくないです。

冒頭に書いている通り守備の影響もありそうですが被OPSに縫合されるハズで

そこまでないと思いたいですが失点につながる併殺失敗があまりに多く数字悪化の一因になっていそです。

捕手嶺井になって乖離を縮小していますが(チームLOB率が71%まで良化)

捕手嶺井というよりチーム方針が変わった事も影響してそうです。

また、捕手嶺井に委任してそうな部分も覚えます。

無理にゾーンで攻めなくなりましたね。

チームLOB率が一時66%ほどでしたがLOB率改善するに従いチーム防御率も4点を切り見れる数字になって来てはいますが

開幕序盤の数字の悪さが未だ色濃く残っている横浜です。

 

ゾーンで攻めるに値しない投手で昨年と同様えいやっしてましたが

ついにはアタマ使おうよっと商業誌に書かれる始末でした。

結果、山本が外れ戸柱も先発マスク被れなくなり嶺井一択になっています。

 

これが交流戦では機能していますが

捕手を連続で起用し続けると難しい事になり易く交流戦後の動向が気になります。

ヤクルトですら捕手中村が4勤2休です。

懸念事項となっています。

 

今は捕手の配球を丸裸にする分析手法が開発されてまして

AIなどで傾向を分析しています。

疲れもあるでしょうからどうするんでしょう?

 

因みにヤクルトさんが記録しているシーズン換算で65減らすは統計上の上限を超えており過去ベストの数字。

横浜が現在記録しているシーズン換算58失点増やすは過去10年でワーストです。

 

先述している通り過去10年でベストを超え上限を記録するには横浜のようなチームが必要で

こんな結果になっています。

 

先発投手も揃いつつあるのでこのままのペースで推移しないとは思うのですが

 

二年連続で統計上の規格外を記録しています。

こんな数字を目の当たりするとホント残念で仕方ないです。

仕方ないですが

相川コーチも今期、新任ですからしょうがないのかな。

 

データの取り扱い球団ごとに癖あると思うのでしょうがない

代わりに嶺井のキャッチング、送球他が良くなっています。

凄い上手いとは言いませんが2015年を思うと光山さん時代に成長があり、さらに今期一段階段上った感あります。

技術的指導は流石だなぁっと見ています。

配球指導は未だしも新沼前コーチ技術指導が実績上芳しくなく

昨年の五輪休み以降の防御率急回復の立役者の一人とは思いますが

この面では芳しくないです。

芳しくありませんが配球指導、データの勘所で齟齬が出るかもと

aaakkkaaa.hatenablog.com

引用

LOB率が五輪休み後急改善しましたが

これが来期も継続か不明になりはじめていまして相川次第なんでしょうね。

今期同様、消化不良になる危惧があり急速に優勝への期待がしぼみ始めています。

戦力素性が良いと言いながら未消化部分が横浜の場合余りに多く

強いのに弱いと書いてる理由なんですが

しょうがないかなぁはあります。

これ難しいんですよね。

ビッグデータの処理ですが。

 

開幕広島戦感想記事でも

aaakkkaaa.hatenablog.com

引用

1,2戦の結果を受けて今日先発する坂本がどんな投球するのかわかりませんが

相川コーチが新任で横浜独特のビッグデータに不慣れな可能性があり懸念しています。

 

昨年まで在籍していた新沼、藤田コーチは一応、ラミレス時代のデータに精通していて

勘所とか心得ているとは思うのですが

数字って人により見え方が変わりセンスのようなモノが求められます。

一種独特の癖のようなモノがあるのですが新任のコーチですとデータと実際のズレに関しアジャストし難いかもしれません。

 

もしかすると私の期待するラミレス時代にあった投手力のかさ上げ効果。

昨年同様消えさるかもです。

個人的には五輪休み以降の防御率(LOB率が急低下)を参考にしていたのですが

 

結果論で言うと21年五輪休み以降に覚えた良さが消えています。(相手の対策もあったかな

そこには守備の崩壊もあったでしょうが配球方針の未消化部分もあったと推論しています。

実際、酷かった。特に広島戦。実に効率よく失点しています。

交流戦明けの対広島戦は見どころでしょうか?

 

他にも散見されますがチーム方針の補助を受けにくくなった山本が昨年と違い苦戦する原因となったとみています。

 

 

斎藤コーチも解説聞いている範囲では好感もてる方です。

悪いコーチでないと思いますが今期は助走期間になってるのかもしれませんね。

 

 

チームは強いですが

ここまで数字の割に失点を増やし得点を減じていると優勝できるチームのそれではないです。

優勝候補の一角とみてましたが

aaakkkaaa.hatenablog.com

当時

分析していてダメじゃないかは自分自身分かっていまして両球団の質の差(未消化部分がかなりある)を痛感しています。

 

ラミレス時代に感じなかった非効率性。

野球が退化し、やきゅうになりました。

一見すると丁寧なんですが、その実非効率のリスクがあり良く記事で書いている通りです。

 

これが石井コーチの言う3年我慢してくれの真相とは思います。

私的にはこんな異例の数字をみせつけられて不満なんですが彼らが横浜から離れる方が嫌です。

しっかりと後に残せるモノを作って欲しいです。

この苦しみもチームの、球団の血肉にして欲しいです。

怒っていますが応援してもいます。

 

ラミレス退任で0スタートをした球団です。

ここで再度時を巻き戻すのは実に愚かしいです。

横浜一心で事に臨んで欲しく愚痴りつつも見守りたいです。

 

まぁ非効率なのは数字上事実なのでしょうがないかな。

 

後は、この非効率性で何処までいけるかですが

素の数字が良くAクラス争いはできるとみています。

出力低いと幾ら効率よくてもダメですが出力(インプットが大きくないと伸びしろがない)が良く効率悪い分には改善の芽があります。

 

東が開幕戦で剥けたマメが再度作られば昨年に近い投球できるはずです。

2軍で好投し続けても上げてない理由?かもですが

 

横浜、強いが早晩形づくられると思いますが

イロイロ勿体ない状況でしょうか?

こんなチャンス滅多にないですけどね。

 

ヤクルトさんが現在記録しているチームOPSと被OPSで差分0.02は強いチームのそれでなく

一般的な優勝チームのそれではないです。

本来は混戦なんですが他が万全でない故にもう決まったと感じてしまう有様です。

 

さらにそんなチームで交流戦でパを粉砕するなど

その野球の質の高さはもう。。。

 

こんな試合巧者初めてです。

単年ではあるのですが2連続ですからね。

ただただ凄い。

 

その逆が横浜で今現在は悪い意味で外れています。

昨年同様、水が絞り切れてなく濡れ雑巾のような有様ですが

このままシーズン終わらないでくれよ。

 

愚痴は言いますがその有様を見守ります。

チーム求心力悪くないですから各人当事者意識を持ってことに当たってください。

 

試行錯誤期待しています。

育成期間、助走期間ですかね。

戦略室の提言に対ししっかり対応してください。

それも含めてチームの血肉になるハズです。

 

戦略室は戦略室で彼らが話を聞かないからでなく

彼らが受け入れてくれるような説得を御願いします。

そうする事でヤクルトさんのように一点を奪う野球をしつつも、今の野球も考慮した野球ができるハズです。