5/31 RCランキング(打撃成績から期待される得点、得点創出力)
MLBの数字を基に計算している影響かNPBではRCと実際の得点を比較すると、その多くはマイナスを記録しています。
得点相関0.95、チームOPS(NPBのデータ)を基に期待得点を計算した方が状況把握し易いかもですが簡易にRCを使用して乖離をみます(効率性)。
この効率性を見る事でチームの伸びしろがみえてきます。
伸びしろという意味でチームを見た時効率が良すぎるとよくないと解せる部分もあります。
ラミレス横浜を評し乾いた雑巾、チームは弱い(チーム成績は悪いが)けど強いと評していた時ありますが効率よすぎると伸びしろないです。
チームを見る時に重要なのは戦略に相当する選手。
選手良ければ少々の非効率は気にならないです。
統計からあまりに外れ過ぎる場合修正可能な場合が多く後の反転に繋がり易いです。
そのままシーズン終了する場合もありますが
今期、横浜の非効率は21年横浜と違い、そのままではないハズです。
戦術面により生じると思われる得失点は過去ワースト基準で大きくて-10%(21年横浜)。
全体の90%以上は選手成績に拠ります。
選手が打って投手が抑えれば済みます。
基本は力、技術。
その力と技術で潜在的に抜けているのが横浜です。
離脱者多い事でその力を発揮できてない部分もありますが戻ればリーグ屈指の戦力想定となります。
選手居ると自然にバランス戻り易く現在の非効率性もあるレベルで解消されるモノと期待しています。
参考記事
チームOPSでみた得点期待値と実際との乖離について 2021横浜 - 所持雑感
チームRC
1位 巨人 213 実際の得点 212 乖離-1
2位 ヤクルト 195 実際の得点 202 乖離+7
3位 広島 194 実際の得点 211 乖離+7
4位 中日 184 実際の得点 163 乖離-18
5位 横浜 175 実際の得点 158 乖離-17
6位 阪神 158 実際の得点 155 乖離-3
チームOPS
1位 巨人 .692
2位 ヤクルト .683
3位 横浜 .679 試合数46
4位 広島 .662
5位 中日 .659
6位 阪神 .608
横浜に関する寸評
現在記録している乖離-18。
年間換算に直すと-53点に相当。
この数字は過去10年でみてワースト2位の数字です。
過去10年でワーストは21年横浜が記録したRC605に対し実際の得点559、その乖離-56点。
21年横浜は得点圏リーグトップにも関わらず過去最低の非効率を記録するなど失望の強い野球をしていましたが
今期は、そこまで至ってなくバランスが悪いという表現になるかもです。
佐野1番を活かし切れず見方によっては牧が打線リズムが乱れる原因にもなってる部分があり面白いです。
その辺は後発記事へ。
記事書きながら考察していく事で結論変わるかもですが
昨年ほど○○の責任とは言い難いとみています。
強いて言えば昨年と同様リズムがない場面が多いかも?
横浜のみチームOPS(得点との相関係数0.95)から期待される得点を計算すると期待得点は170。
実際の得点との乖離は-12。
年間ベースに直すと-37点。
この数字でみると21年横浜が記録した―29点を上回るワースト1位ペース。
尚、乖離が大きいチームの特徴は
参考記事
2021年三浦横浜 したいと出来るは違う 得点圏打率リーグトップにも関わらず最低効率だったチーム得点に思う - 所持雑感
引用
1,犠打が多い
2,打順の組み方が悪い
3,得点圏打率
、
、
です。
やや進塁打至上主義的な野球していますが昨年ほどでないと思っています。
横浜が記録している得点圏打率はリーグ5位の.230。
大和、柴田、関根らが最低限意識するあまり巨人、ヤクルトバッテリーに手玉にとられていた場面ありましたが
うろ覚えですが今期はそこまでなかったと記憶しています。
他チーム寸評
チーム戦力の割に勝ちすぎていたヤクルトさんが捕手中村復帰以降急激にチーム状況を改善させており抜けて来ています。
高津監督、戦力運用が上手過ぎです。
また地力上位の巨人さんも数字が良く坂本復帰次第でヤクルトさんと巨人さんのマッチアップの様相です。
広島さんは数字通りに収束し始めており(得点圏打率.300超えてました)得点力低下気味、そこに中軸打者の不調が重なってる感じです。
中日さんは・・・何とも。
阪神さんは徐々に体制を立て直しつつありますが主軸外国人不在で打線を構成するのは至難のようです。
横浜は主軸野手、投手が復帰すればいろいろ状況変わるとみています。
それでも中村不在時に苦しんでいたヤクルトさんとの比較で
もう少し点を取るのが上手くならないと勢いつかないかな。
彼ら復帰後にバランスが回復しリズムが戻る事で勢い戻るかもですが耐える時間帯にここまで非効率ですとかなり苦しい、苦しいですが
頑張って下さい。
一点を奪う野球も上手くいってる場合もあるので上手くいい塩梅を目指して欲しいです。
次回、横浜のリズムが悪い理由(結果的にも内在しており修正できないかも?)について考察記事書く予定ですが
どうして効率悪いのかは面白い素材ですので
読者の皆さん
考察コメントください。
この辺も野球の面白さですかね。
昨年に引き続き非効率ですが昨年ほどは酷い結論にはならないかも。
そうはいっても過去10年でワースト2位のペースです。(相関係数の高いOPSでみると過去ワースト)
ワースト1を記録した21年横浜に比肩する数字ですからダメなんですが
これが野球の精神。
勝敗は兵家の常。
今期しょうがないも内在しているような気がします。
補記
横浜は投打に数字の割に宜しくないですが
5/31 横浜が記録している被OPSは0.706。
この数字を基に計算される失点は年間578失点ベース。
現在の試合数は46試合。
予想失点は186失点。
実際の失点は212失点、乖離-26点。
この乖離を年間ベースに直すと乖離-81点。
流石に今のペースで行くとは思うわないですが
かなり良くないです。
消化不良気味のチーム方針も影響しているかもですが経験豊富な今永、石田、濱口らが復帰する事で
その辺の乖離も解消傾向になるモノと期待しています。
状態の悪い投手を使い過ぎたかな。
特に東。
これ別記事で書いても良いかもですがコンディションの見極めが課題となっているかもです。
去年ほどつらくはないのですがチーム成績から予測される数字は過去ワースト、統計上の下限を振り切ったと評した21年横浜より酷い乖離得失点-118。
参考記事
2021年 横浜総括 統計上、下振れMAXだった横浜 - 所持雑感
その状況より非効率なのですが
離脱者戻る事で数字大きく戻しそうな予感があります。
また意欲的な試行錯誤感伝わってきているので期待したいです。
今の横浜はピタゴラス勝率で計算しますと実際の得失点-56点ですからピタゴラスで計算される状況より良い可能性ありますが
その得失点の背景であるチーム成績見るとかなり宜しくないです。
その乖離は-43点。
横浜はもっとやれるハズです。
そんな横浜ですが選手良ければ非効率性が解消され数字好転する面があり復帰を待ちたいです。
ただ気になるのが中継ぎ運用で三嶋を壊すような運用の結果、中継ぎ勝ちパの人数が足りず平田が悪いわけではないですが
9回(西武戦日曜)に逆転ホームランを打たれるなど運用上の問題は間違いなくありますから反省宜しくお願いします。