待球気味だった阪神さんの初球打ち、初球エンドラン、止めのファーストストライク打ち ちはぐな5回表の攻撃にちぐはぐな5回の裏の守りに思う 23.07.11

先発した笠原はしょうがない感じでした。

戸柱苦心のリード、ここでかなり消耗してしまったようで後半集中力を欠いてましたが

 

捕手も疲れます。

 

さて表題の件。

試合全般で感じるベンチマークの拙さ。

時に駆け引きで今回の阪神戦だけでなく後手に回ることがあり

一部各解説者に指摘され始めています。

 

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昨夜、個人的に気になったのは5回梅野場面。その前の佐藤輝もでしたが

5回、佐藤輝左前打、ミエセス右飛で1死。打席は梅野

 

佐藤輝が初球を打ち、梅野の場面で初球エンドラン。

ファーストストライクを積極的にとってくる横浜に対し待ち球気味だった阪神ベンチが攻めてます。

 

交流戦明け3連勝したカードでも横浜のゾーンで攻めろに対して早仕掛け気味だった阪神の各打者。

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続けて木浪が同じく初球をはじき返し2点タイムリー。

投手青柳がランナー送り1番森下が2球目のファーストストライクを打って追加点。

 

6対2、試合をほぼ決定づけます。

この回、阪神はファーストストライクをどんどん狙っていっています。

 

一方、

この試合の展開をどう?ベンチが考えていたか不明ですが不調の横浜打線の状態を鑑みて一点差勝負としても良く先日のヤクルトベンチ同様大量失点も、負けは同じで(早めに試合壊れても良しで四球おkのきわどい勝負をしていた)塁を埋めて良い場面でしたが

 

木浪とまともに勝負する選択はないはずだが、初球、内角低めの直球をはじき返されて致命傷を負った

試合展開的に致命傷を負っています。

負うのは良いんですがちぐはぐ。

勝負を急いで致命傷を負った事で伊東に厳しく言われています。

 

木浪に対し厳しい配球(四球おkの配球)しても良かったです。

この辺の差配の確認(ゾーンで攻めろの横浜のチーム方針と違う)のために

 

ベンチはマウンドに行って良かったと感じました。

待ち球気味の阪神打線が先頭打者初球打ちしてワンアウトになり続けて初球エンドランですからね。

うん?です。

勝負所。

だから伊藤も

DeNAベンチからは誰も出てこない

を盛んに解説で指摘してましたが方針の確認が必要な場面でした。

そして間をとること。

間をとらず初球打ちされて致命傷負うのですから

批判されやすい場面ではありました。

 

これと似たこと昔ほどではないですが多い、多かった三浦横浜です。

チーム方針と戦術面での齟齬。

四球出すと逃げていた。

打たれると慎重さを欠くと談話を発するので戸惑って時期(チーム戦術浸透してなかった21年は特に 打の右打ち徹底、球数稼げもきつかった。)があり・・・

 

気持ちわかるんですがズレる。

齟齬が生じ易い。

 

昨年のヤクルト戦も村上と勝負の大号令の基、打たれまくれましたが

打たれたのは良いんです

チームとして勝負していた以上打たれるのは良いんです。

村上を抑える必要があり勝負を選択した。

その必然性もわかります。

わかりますが

三上にだけは怒ってまして

 

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7回2死で村上の第4打席を迎え、マウンドには33歳のベテラン右腕・三上朋也投手がいた。カウント2-0とボールが先行し、次打者は途中出場の新人・丸山和郁外野手だっただけに、四球で歩かせてもいい場面に見えた。

 

あの場面、確かにホームラン打たれてはいけない場面でしたが

右に対しては被打率.229 被出塁率.278 被OPS.632に対し左には被打率.362 被出塁率.423 被OPS.998の三上です。

 

左打者全般に分が悪い三上が左の村上に勝負している時点でおかしいわけです・・・

 

ベンチは三上、嶺井バッテリーにしっかり意図を伝えるべきなんですが

しないんですよね。

しないので齟齬が発生し怒られる。

三上は、即日二軍降格、そのままシーズン終了、オフに戦力外となりましたが

う~ん。

 

確認チェック大事です。

昨夜が、そんなゲームだったかなぁっと。

 

その甘さを

阪神岡田監督に突かれて敗戦です。

 

三浦野球自体は紆余曲折ありながら徐々に浸透していますが

甘さを感じる時があります。

 

ノーアウト1,3塁で無得点だった場面もですが

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打球を見る限り、ホームに突っ込んでもアウトになった確率の方が高かっただろう。しかしギャンブルスタートなら送球がそれればセーフになる可能性があるし、クロスプレーにはなっただろう。

ホームでアウトになっても二塁走者は三塁へ進むし、ギャンブルスタートのサインを出しても同点に追いつくチャンスは残った。

仮に京田がサイン通りにスタートを切れなかったのなら京田のミスだし、出していないのならベンチは消極的だったと思う。ちぐはぐな攻撃になってしまった。

 

ちぐはぐな攻撃

京田のミスなのか、ベンチの指示ミスなのか不明ですがちぐはぐ。

藤田はゴロ打てばいいやで打っていたようにみえましたが(タイミングアウトはいただけません)

右方向にゴロ打つ前提の打席だから阪神バッテリーも初球ひっかけ易いシンカー投げたわけで・・・(変化球主体なので不慣れだと代打するには向かない相手)

 

全般的に相手にいいようにやられた試合となっています。

これバウアーで今日敗戦すると かなり影響受けそうな予感です。

 

初球ヒッティング率一時20%超えていた関根もチャンスで甘いファーストストライクを見逃して打ち上げてました。

 

1,2番を打つ打者の状態が悪いので下位を起点にしても5回のように点が入りませんし信用されてないから1番梶原に代打藤田となります。

 

後は完全沈黙か、固め打ちすることの多い桑が打つかどうか・・・

当たり前ですが長打が少なくなった状態で中軸だけで得点を奪おうとするとすごく大変なんですよね。

 

神里や大田らを調整目的で落としましたが

守備固め、代走要員でもある神里(役割がある)を落としているのはチーム状態の悪さともいえ

 

これ森を落とすのが遅かった時に書いたことと同じような状況です。

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森と違い神里は役割あるので未だわかるんですが

代走、守備要員でもあった神里に再調整を命じたくなるほど打線の状態が悪いと首脳陣が判断しているわけで

 

イロイロ込みで打線は暫くダメに感じました。中軸に依存した野球になりそうです。

 

神里、大田の調整待ちになりそうな様相です。

代役居たら神里落とさない感じです。

強いて言うなら神里と入れ替わりで昇格した梶原になるわけですが早々にチャンスで代打送られるなど信用ないわけで・・・

 

う~ん。

苦しい。

 

関根は記事で書いている通り技術的に覚醒して打っていたわけでなく

駆け引きで打ってましたから

一回、どつぼに嵌ると不調長くなり易いです。

BABIP的な解釈である運不運ではなく実力。

 

スタンスもクローズスタンス、オープンだけでなくスクエアスタンスまで取り入れていますが

現状、かなり厳しい感じです。

頭の整理が出来てないのか本来の良さである積極打法も影を潜め始めています。

役割のある神里を下に落とした理由とは思いますが関根の代役として神里に期待し始めているかもです。

 

う~ん。苦しい。

関根の状態が悪いのは数字(打ててない)みて明白ですが

明確な役割がある神里を落とすのをみて深刻度を覚えます。

状態判断に関しては同意見ですが

 

関根は技術でなく駆け引き、読みで打つ打者です。

一回、カードすべて休ませて

頭の切り替えも含め準備させても良かったとは思いますが

代替候補の状態をあげられないゆえ(試合出さないと状態上がりません)に出さざる終えない。

 

ちょっとまずい感じですが

切り替えて今日の試合に臨んで欲しいです。

 

ちぐはぐな5回の表の攻撃に5回の裏の守り。

苦しい。

苦しい事で迷う、キレを失う。それがちぐはぐさに通じてるのかもしれません。

 

三浦監督の求心力強すぎて横浜は監督のメンタルの影響を受けやすいと思っていますが

 

いい意味で求心力を発揮させて欲しいです。

頑張れ三浦横浜。

 

 

 

追記

やっぱり岡田監督に読まれていたようです。

そりゃまぁそうですよね

 

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「いや、動かないとね、点がずっと入らないからね。だいたいみんな初球ね、ストライクゾーンに(投球が)来とったからね」  

相手の配球を見透かしたように、初球にエンドランを敢行した。

梅野が左前に運ぶと、一走・佐藤輝は三塁へ、打った梅野も二塁に到達し、一気に好機が拡大。

続く木浪の2点適時打で、喉から手が出るほど欲していた追加点をもぎとった。