非効率なチームの特徴としては
1,犠打が多い
2,進塁打が多い
3,得点圏打率が低い
4,打線が切れている、線でなく点にされる
などなどあります。
使う数字はチームRA。
打撃成績から期待される得点力です。
9/13までの数字
チームRCランキング
1位 ヤクルト 580 実際567
2位 巨人 546 実際518
3位 広島 489 実際511
4位 横浜 471 実際445 乖離-26点 期待得点に対する比率94%
5位 阪神 458 実際457
6位 中日 435 実際367 乖離-68点 期待得点に対する比率84%
当時、横浜と中日が傑出して悪くシーズン記録のワーストを更新するペースでしたが横浜は回復しています。
横浜が5/31まで記録していた数字は-10%(過去ワーストペース)でしたが-6%程度まで戻しています。
-6%も悪いのですがチーム方針未消化なのを承知していますので好意的に書ける部分もでてきます。
改善ポイントしてはいろいろありますが代表的な人としては桑。
当初、積極打法を封じられてましたが(球数稼ごう)
不振に対応して積極打法になっており成績が回復気味になっています。
初球打ちが当時
初球打ちが減りました。
昨年、571打席中71打席が初球打ちでしたが
今期、68打席中3打席しかなく比率でいいますと昨年13%あったものが今期4%と激減していまいます
でしたが
現在、457打席で54打席と11%となっており打撃アプローチが別物になっています。
この辺、昨年と違いチームが意固地でなく
去年はチーム全体で球数稼げで苦戦していたのですが(4月)
今期は個別指示になっており特に1番と言う事で桑に指令が出ていた節を覚えますが
途中から普段通りになっています。
桑の打撃スタイルが戻るぐらいから、他の指標も改善しており柴田が当てに行く打撃から引っ張り気味になるなど現状に合わせた打撃傾向が多くなっています。
打てない2番打者を昨年との比較で配置してませんし彼らの目指す野球に合わない足の遅い佐野の1番抜擢など動いてはいました。
動いては居たのですが1番佐野機能してなく
数字改善し始めたのは桑が1番に定着(佐野1番をしないで済む)しあるレベルで成績出し始めたぐらいからでしょうか?
先の記事は8/20の数字を元にしており
今の数字をみると8/20の数字よりは改善続いているようです。
期待得点に対する比率94%はそんなもんかなぁーって感じです。
一応、悪いは悪いですが
この数字が昨年のように大きなマイナスを記録しているとイロイロ、ここがっと書けます。
改善傾向が続いていると来期以降に期待が持て論調も柔らかくなります。
勿論、悪いポイントはあるのですが
しょうがないかな・・・っと書くかと思います。
対照的なのが中日さん。
横浜に代わり過去10年で観た事がない数字を記録しそうです。
5月の記事でもこのまま行くと・・・っと書いてましたが改善傾向がなくむしろ悪化した可能性もありますがシーズン終わりそうです。
現在、中日さんが記録している数字はマイナス16%。
過去ワーストレベルと評した去年の横浜が-9%弱。
その原因については去年レポートしている通りで今の横浜が-6%。
数字上マイナス(悪い部類)ですが改善傾向を覚えるので先々に期待したいです。
そのマイナスの状態で打撃面に関し礼さん記事をみると違和感覚え苦言書きたくなりますが
チーム打撃成績(チーム防御率)の割に得点(失点)が増えている、減ってるに関して定量化が出来て無い事が原因になるかとは思います。
総合指標としてWAR(勝利貢献度の分配)がありますが
こちらは得点がとれてる、減ってるに関し見え難く細かくみると計算過程で確認できますが勝利貢献度に転換される際に分かり難くなります。
その邪魔をしているのがピタゴラス勝率。
打撃成績の割に、投手成績の割に得失点が悪くても、その少ない利得を上手く守り切る事で勝つ。←今期の良さ
今期も横浜はチーム打撃成績の割に得点奪えてませんが
ピタゴラス勝率が良くチームwar以上の成果を今期の横浜は出している可能性が高いです。
強いです。
強いですが未消化の部分があって、それが打撃成績の割に得点を奪えないになります。
チーム成績リーグ2位。
チームは勝っています。
結果、現在記録しているチーム打撃成績の割に得点が奪えてない現象を理解できてなく
マイナスというのを認識している人って少ないというのが現状認識ではないかと考察しています。
石井コーチが2,3年の成績低迷を我慢して欲しいと呼びかけてましたが
そんな簡単に出来る野球じゃないです。
その認識も希薄な気がします。
道半ばです。
但し、その過程評価としてチームは前に進んでおり肯定的に評したいが個人的想いです。
尚、立浪の解説聞いて、こんな野球するのかなぁっと予測してはいましたが
来期以降どうなるか注目していきたいです。