チームOPS(リーグ2位)でみたセ打撃短観 2022.05.11 他いろいろ長文

打撃 チームOPS 

1位 巨人 .698  得点154  打撃成績から期待される得点RC 153点

2位 横浜 .677  得点116  RC 123点

3位 広島 .669  得点164  RC 143点

4位 ヤクルト .663  得点132  RC 125点

5位 中日 .657  得点111  RC 128点

6位 阪神 .597  得点108  RC 108点

 

横浜寸評 

過去10年でワーストの非効率性を記録した21年横浜との比較で改善傾向です。

昨年はRCに対し-8%ほどマイナスでしたが今期は-5.7%程度のマイナスで留まっています。

この辺は記事でも報告している通りです。

去年は球数を稼げやら進塁打縛りやら。。。

未だないとは言いませんが去年ほど上記を目的に試合をしていません。

主力野手(宮崎、佐野、オースティン、大田)が離脱しての数字です。

 

彼らが復帰すれば打線バラス戻るハズなのでもう少し効率よくなるかな。

そもそも横浜のチーム打撃成績が現時点でリーグ2位でして。

素の力が抜けてるんですよね。横浜。

牧を除きほぼラミレス時代の選手。

新戦力なくいつかどこかでみた事のある選手が多いですが

 

故障者戻ればリーグ屈指の戦力となります。

牧以前と以降ではチーム力違います。

後は遊撃と捕手が嵌ればさらに 森が何処までやれるか次第です。

森がWARで+2.0勝程度記録できれば。。。

捕手は戸柱、嶺井らで短期的に回して行けば十分対応可能とみています。

 

aaakkkaaa.hatenablog.com

 

チームの混乱は昨年ほどではないです。

一部選手に、桑(先頭打者だから)のような実力ある選手に難しい野球をやらせていた節を覚えてます。

その結果、桑が打撃不振に陥った可能性があるのは記事で報告している通りです。

昨年開幕序盤の横浜のチーム成績と同じ構図だった可能性を覚えています。

桑ならという事だったかもしれませんが待ち球の難易度高いです。

あの野球すると深刻な貧打の呼び水になる場合あります。

昔、このブログでくどいほど繰り返された待ち球とファーストストライクの議論ですが待ち球難しいんです。

やれると強いですが難しい。

去年、散々書いたしたいと出来るは違うでしょうか?

一応、したいと出来るの狭間のバランスに関し今年は苦戦しながらも一定の配慮覚えてます。

チャレンジとしては良いかなっとみていて昨年ほどは悲観的ではないです。

技術云々かんけいなくしたいで昨年はほぼ全員やってましたからね。

いつ修正するんだ?と思っていたら田代コーチがベンチ入りするまで修正できませんでした。

大和も途中で音をあげてましたが

佐野も気楽に打ちたいと思いませんか?と嘆くに至ったやつです。

関連記事

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最近の桑の打席状態をみてる範囲では以前ほど待ち球気味になってない為回復傾向とみています。

首脳陣から無理に待ち球しないで良いよ、スランプ回復最優先を言われたのかもしれません。

昨年の経験なのか、コーチに石井が加入したからなのか?野手の方は昨年比較で柔軟には感じています。

今後に期待しています。

 

3月末の記事でも

aaakkkaaa.hatenablog.com

引用

一見丁寧、その実非効率を垣間見ますが昨年ほどではないかな。

っと書いてましたが

野球見ているとわかると思いますが試行錯誤しています。

 

 

 

 

全体寸評

まずリーグOPSが0.700を切るなど投手優位な状況となっています。

各チーム主力と控えで差が生じておりレギュラー故障するか否が大きく坂本、吉川が離脱した事で巨人がその攻撃力を大きく落としています。

低反発気味と感じる諸数値となっており打者側に技量を求められるような感じです。

 

広島さんが打撃成績の割に得点を奪ってましたが徐々に普通になり始めています。

統計通りでしょうか?

過去10年で打撃成績の割に得点奪えたのは2013年の中畑ベイスターズですが今の広島さんは13年横浜と違い打線バランスが良いとも言えず多分に運もあるかなって感じというか

広島さんの数字を押し上げている横浜に原因がありそうです。

広島さんの長所を引き出すような野球を横浜がしており全体でみると広島さんの効率性は維持されるかもしれません。

その辺の対応も注目点でしょうか?今期の横浜ならするでしょう。

 

中日がリーグで一番非効率的な野球していますが

4番打っていませんししょうがない感じです。

 

徐々に体制を立て直しつつありますが阪神は効率、非効率以前に出力不足です。

ヤクルトが相変わらずの試合巧者ぶりをみせていますが・・・

落ちてくるんじゃないのかな?

統計から早々外れないから統計なわけで

野球の基本は出力。

力こそ正義であり、知恵は力が拮抗した時に威力を発揮します。

その出力が今の所優勝チームの、それではないです。

伸びしろは横浜の方が余程ある感じですが、その差を高津ヤクルトが昨年に引き続き凌ぐかもポイントです。

 

育成が何処も順調でなく新戦力(主にドラフト)のあるチームが強いです。

代表格が広島の末包

選球眼指標に課題ある為、そのままシーズン走り抜けるかわりませんが育成順調ではないチームが多い中巨人に加入した投の大勢と並び新戦力加入効果が大きいシーズンとなりそうです。

 

育成絡みで書いた事ありますが

近年、大卒社会人経由の選手の活躍度が高く評価を上げており25歳前後でプロ入りした選手の成績が良いです。

高校、大学時代の評価は今一でも

自分でいろいろやって評価を上げ入団。

ネット情報などを基に試行錯誤した節を覚えています。

その自発性が大きいかもしれません。

 

大社経由で入団した倉本も、規定を2度打っていますしドラフト上位ですが神里も一回規定クリアしています。

横浜の大貫、阪神の伊藤、中野。広島の末包。

西武の源田もですがドラフト3~5位で獲得できる即戦力がいまして戦力強化に寄与し易いです。

 

中日の正捕手木下もですが(横浜の戸柱も)各チームのファームが機能しているとは言えない状況が見えてきます。

横浜の宮崎も大社経由でしたが昔でいう落合や和田のような選手って昔で言うと少ないんですよね。

 

高卒でじっくり育成し這い上がって来た横浜梶谷(ドラ3)や巨人亀井(ドラ4)、鈴木などなど。。。が過去との比較で少ないです。

昔は結構いたのですが高卒上位以外何処も苦戦気味です。(パは良く調べていません)

特に野手育成が芳しくないです。

 

戦力外の獲得状況をみるとヤクルトさんと横浜が酷いのは間違いないのですが

何処も大なり小なり苦戦気味です。

 

ドラフト上位指名を除けば最近規定を打てた打者は横浜桑ぐらいでしょうか?

 

ほぼ10年何処もドラ3位以下指名の高卒野手を育成できていません。

横道に逸れ始めていますがオフにまた書き書きするかもです。

過去、ドラフト時に文句いっていたのは、このドラ3,4位で良い出物が多い事をしってるからで

ここで高卒取ると育成順調でない横浜の場合戦力の穴が空きやすく昔、良く愚痴ってました。

この辺、2018年オフから書いていますが統一球絡みに続く淘汰と言って良く最近入団した選手の方が伸び始めている原因かもです。

伸びしろを感じるので高卒選手見ていても期待できてます。

 

 

ぼちぼち桑のようなドラフト中位以下で加入した野手でチームの主力になれるような打者育成できるかもです。

そういえば広島に板倉(2016年高卒ドラ4)居ましたね。

広島さんも育成停滞してましたが今の環境に即した新しい芽が芽吹き始めている気がします。

 

 

話ずれましたが

何処も抜けたチーム無く、故障者復帰すれば巨人かな?って情勢にみえます。

しかし若手に元気ないから主力抜けると厳しく今の戦いぶりみて分かるように耐えきれていません。

 

昨年の記事でも書いていますが混戦気味です。

ホント、勿体ない。

aaakkkaaa.hatenablog.com

 

昨年の記事で戦力比較していますが抜けたチーム無く新戦力と故障者次第で順位が変動する状況でした。

そんな状況で既存戦力でリーグトップ予想だった横浜。

今永(5/6復帰)、オースティンが開幕32試合終えてほぼ不在で昨年とほぼ同じ構図なんですが

彼ら開幕から居て石田、濱口らがコロナ離脱してなければって感じです。

最も、三浦野球の浸透具合の問題ありましたら自信をもって優勝と書いてなく

 

強いのに弱いと書いていたのはご承知の通りです。

この強いのに弱いがなくなると遊撃や捕手に確固たるレギュラーなくても優勝の芽がみえてくるのですが

 

試行錯誤覚えますし今後に期待しています。

戦力の素性、未だ横浜が良いです。

故障者戻れば巨人に拮抗ないし次いでの評価となります。