知野にみる育成への期待。転換点 過去を知り今を、未来(苦労する?)を

過去を知れば現在が見え現在を知る事で未来を知れます。

歴史は連続しています。

結果、歴史は大河と言われ源流から下流に至る様々な事象を抱合します。

 

 

そんなわけで選手寸評です。(になりませんでした

過去の評論を見、現在をみて、将来を知る。

横道逸れ続けていて未だに逸れています。

内容発散気味です。

昔なら再編纂するのですがそういう情熱と時間無いので書きなぐっています。

記事自体は2週間前ぐらいに書いているんですが

ほぼそのままです。

 

一年前のオープン戦前行った選手評論、気の早い選手予測と結果を検証しつつ現在の立ち位置を確認していきたいです。いくつもりです。

行く予定で一連の連載記事書いています。

 

ファームの育成ダメと書いたのが2018年でしたが当時は共感されませんでした。

今は改善傾向を覚え始めてます。

 

なのでボチボチ二軍で鍛えられてという選手が出てくるんじゃないかと期待していますが

その先駆けが知野だったかもです。

同時期にくすぶっていた楠本も一軍戦力となりました。

20年に大村コーチが復帰(呼び戻しましたしましたが転換点覚えます。

横須賀の二軍施設が完成したのも大きかったかな。

 

そんな知野です。

残念ながら、その序列は先の記事に書いてる通り大きく後退しています。

それでも

二軍で鍛えて上がって来た久しぶりの二遊間選手でした。

それまでは柴田や倉本など即戦力を強く要求され完成度の高い選手しか一軍に出てこれませんでした。

 

知野と同様ファームを主戦場に戦いつつ育成されていた選手は2014年ドラ6百瀬や2016年ドラ3大河などです。

大河は一軍昇格できず2019年にチームを離れ百瀬は20年に引退しています。

 

百瀬が一軍で経験した打席は5打席。

二軍で年に400打席ほど打たせていた時期ありましたが・・・

これ凄い打席数なんですよね。

日ハム式英才教育でしたが試合に出せば伸びるわけでなく一軍はさらに難しいです。

難しさを覚える育成の試行錯誤でした。

この英才教育のリスクは集中的に鍛えすぎる事による弊害、育たなかった場合に困る事です。

結果、横浜は二遊間の選手を戦力外、FA補充などで獲得し続けます。

 

そんな育成でしたが

なかなか実りませんでしたが漸く自前で知野ような選手を上に供給できるようになりました。

その知野は課題ありながらも21年に36試合40打席,22年に16試合14打席、一軍で計54打席も出場できています。

 

このレベルの選手を横浜育成できませんでした。

こういった選手たちが出てくる事でチームとして厚みが出てきます。

22年予想の答え合わせの前に これまでのまとめ - 所持雑感

に書いてる通り

21年の時点で

22年厳しいという評価となっています。

っと予測した通りに知野は打席も試合数も21年との比較で大きく減らして22年終えていますが

ここからの挽回に期待してます。

序列落ちてしまったのは見ていてわかるのですが

ここでくじけず頑張って欲しいです。

応援しています。

 

実は横浜、ファーム育成で改善傾向がみえてまして

突き抜けてくる選手こそいませんがラミレス時代を思うと随分マシになっています。

 

楠本が下でくすぶっていましたが漸く一軍で場を奪いつつあり蛯名もネクストと控えています。

桑原も一時の不調を脱し21年に場を奪い返しましたが

 

大村コーチ復帰の影響が強かったと感じる部分です。

 

aaakkkaaa.hatenablog.com

引用

山下が迷い続けた原因と、その解消(復帰した大村コーチ)にファームが抱えていた課題の一端を覚えます。

 

この手の頭の整理。

桑が21年の復調に関し

桑原、復活?の理由と22年も大丈夫そうな訳(.280ぐらい?は期待できる) - 所持雑感

引用

桑原いわく大きく変わったのはマインドだという

中略

そんな桑原が苦難の末、導き出したのが“割り切り”である

 

山下のキーワードも割り切り。

これで打てなかったしょうがないと山下も語っていましたが結果を出したいと思うあまりに勝負できず苦しんじゃう選手が1.5軍選手で多かった横浜です

 

そなん桑原も四球アリ気の野球をして22年序盤に不調に陥りましたが

aaakkkaaa.hatenablog.com

割きりで積極打法に戻し21年以上に打ちに行ってなんとか場を死守しています。

その桑が前裁き気味の打法に23年シーズン戻すそうですが

 

配球を頭に入れ、狙うボール、捨てるボールをはっきりとさせた

通じ何ができるか出来ないか取捨選択する。

四球も安打も出塁の一形態です。

四球に拘るあまり打撃成績(出塁率が下がる)を低下させたら本末転倒です。

これは最低限も同じで

 

aaakkkaaa.hatenablog.com

最低限を意識するあまり打てなくなる。

これは未だに解決できてない桑の課題ですが

桑に限らず宮崎すら苦しんでCSで苦もなく三振喫してましたが(進塁打を意識するあまり窮屈な打撃になって打てませんでした)

 

関連記事

2022年CS 藤田代打の意図に関して - 所持雑感

同じよな場面で三振を喫した大和

関連記事

三浦横浜の課題が良くわかる5/12巨人戦について雑感 - 所持雑感

 

宮崎も、大和も教本のような配球に屈し三振していますが

進塁打を打たねばならないで野球すると宮崎ですら三振し易くなります。

 

この辺の出来る事、出来ない事の整理をシーズン中出来た事で桑は23年踏みとどまれています。

この辺の整理ができないのが1.5軍の技術のない選手達。

石井コーチらの野球を目指し過ぎると自軍チームを苦しめる要因になるのですが

 

今期どうなるでしょうか?

21年と違い石井コーチ復帰効果もあって折衷案目指しいろいろ試行錯誤しているのは見ていてわかりますので

 

その成果を見守りたいです。

因みに細川など三振するなで野球し過ぎてバットが外回りしていたそうで(そういえば見直すと21年オフ記事で怒っていました)

 

www.nikkansports.com

引用

DeNAでは三振をしないようにしてたみたい。そんなの気にして打っていたら持ち味がなくなる。立浪監督にはある程度の三振はしてもいいって許可はもらったんで、思い切って振らせてます。

 

欠点修正しようとして欠点克服できず長所も消してしまう。

細川は中日に移籍した事で長所戻るかもです。

21年、22年とボール当たっても前に飛ばず低BABIPになっていましたが

持ち前の打球の強さ戻るかもしれません。

但し欠点はどうなるか不明で、

その辺が和田コーチの言う

あとは実戦(本番、一軍投手相手に)に入ってどうなるかでしょう

になりますが

まずは自分の長所を確認するのは大事です。

2年間見失っていましたからね。

この辺、桑もレギュラー失った2019年以降苦しみ上に使って貰いたいで結果を出そうとするあまり考えすぎて打てませんでしたが

細川どうなるでしょうか?

 

柴田も22年に似た事やってしまいましたが

aaakkkaaa.hatenablog.com

 

正直、

中日さんに三振恐れるあまりスイングが悪くなってると言われる時代が来るとは思いませんでした。

同様な症状に襲われてるのが神里で

より三振し易くなってるのは皮肉な事です。

 

そういう野球目指している横浜です。(難しい野球

打てないなりの何かとは欠点を失くすこと。

転がす(長打が減る)、当てる(ゴロが多くなる)、三振減らそう。

凡打に意味をもたらすには、そういう打撃をする必要があります。

 

news.yahoo.co.jp

橋上はいろいろな所で

「凡打でいかに点を取るか。野球はだいたい7割が凡打。それをただの凡打で終わらせてしまうのか、それとも効果的な凡打にできるか。1本のヒットを打つこと以上に大事になってくる。現役の選手は7割の凡打にあまり目がいかない。7割の凡打をチームにとっていかに役立たせるか。1本のヒットよりも効果的な凡打もある。その発想が根付き、そういうことを考えられる選手が増えてくればさらに飛躍できると思います」

っと説明しています。

最近、チームに呼ばれなくなりましたが

まわからんでもないです。

結果、当てる事、ゴロで打つ技術が重視されるわけですが・・・

この方で戦略コーチ、野村IDの申し子と言われるわけで

時代を覚えます。

ギャップある野球界です。

 

一応、ファームに育成コーチの大村さんいるので心の整理に関しては大丈夫と思いますが

かなり遅れてしまったと感じる動画解析に伴うトレーニング。

動画解析はオリックスの投手をみるまでもなく投手側で結果出しやすい分野です。

その投手側で、そんな選手が横浜でも出て来ないと打撃もなかなか出て来ないかもしれません。

 

投げるに関して投手が主体的に対応できます。

いいフォームで投げれば良い。

一方、打者はいいフォームだけでなく

タイミング、バットを当てるがあり強い打撃しようと思ってもタイミングが合わない場合あります。(始動のタイミングを早くする必要がある)

 

しかもボールを最後まで見れず軌道をイメージして打ちに行くわけですが

この辺が桑の言う狙うボール、捨てるボールをはっきりとさせる必要がある理由に通じるのでしょう。

 

このボール、ストライクの判断も含め割り切りで振り(振らない)に行く必要があり

その判断に脳科学的な分野が必要で指導がかなり難しいかもです。

 

aaakkkaaa.hatenablog.com

に書いている通りです。

この『たくみ』に関し指導が難しいと編成が判断し始めているのは22年オフの連載記事で書いている通りです。

 

結果、大村コーチですら悩む

aaakkkaaa.hatenablog.com

 

あるレベルで改善した横浜ファームですが壁のようになモノにぶつかる可能性もあります。

一応、知野のような選手を昔と違い育成できるようになったのは進歩とは思いますが

突き抜けてレギュラー確保するまでに至らず

その先という所で特別な才能が必要かもで厳しい世界観となっています。

 

選手もコーチも出来て当然でなく出来たら凄いという世界観でしょうか?

石井コーチも狭間で苦しんでいますが

今は本当に難しいです。

昔は、ここまで投打のレベルアップが急速ではなかった事で凡打に意味を与える、与えらえる技術の獲得できましたが

 

パのリーグ成績における明確な投手と打者の差

反発力に関係ないと定義するなら、相当な変化が投手側起因に起きているかもです。

オリックス投手陣で覚醒とも言えるレベルアップが確認されていますが

次から次に出て来ちゃうかもしれませんね。